作り置きおかずとして定番の酢の物ですが、どれくらい日持ちするのか悩ましいところですよね。
今回は、常温、冷蔵、冷凍でどれくらい日持ちするのかと、酢の物に適した保存方法を教えます。
酢の物の日持ち
常温
お酢そのものは常温保存でいいのですが、酢の物に関しては、野菜や生ものを使用するため、常温保存はおすすめしません。
ですが、仕事や家事や育児で忙しい合間に作っておいて、夕飯に食べたいな。という時もあると思います。
そんな時に、常温で保存する場合は、夏場の暑い時期や梅雨時期は6時間ほど。それ以外の季節は12時間までには食べるようにしましょう。
お弁当に入れて持っていきたいなという時は、保冷剤でお弁当箱を冷やして、保冷バッグに入れて持っていくようにしてください。
また、お弁当に入れる際は、梅干しを酢の物に入れておくと、食材が痛みにくくなります。
酢の物を入れるカップも、アルミカップは避けてください。酢の酸性でアルミの成分が溶け出てしまうことがあります。
冷蔵で
使っている食材にもよりますが、酢の物は冷蔵で保存する場合、3〜10日ほど日持ちがしますが、調味液、出汁入りの酢の物になると、3日ほどで食べた方がいいです。
元々お酢には殺菌効果が含まれているので、他の料理よりも日持ちしやすいですが、酸化によって風味は変わってしまいます。
夏場や梅雨などの食べ物が痛みやすい時期には、2〜3日中に食べるようにしましょう。
また、お酢だけで作っている場合なら日持ちもしますが、出汁入りの酢を使うと日持ち期間が減ります。
カツオ、昆布、果汁などが入ると痛みがはやくなります。
酢の物を日持ちさせたい時は、二杯酢や三杯酢を使うと日持ちしやすいです。甘酢でも日持ちしますので、お好みで作ってみてください。
※食材別での日持ち期間
きゅうり:3日
わかめ、カニカマ、ちくわ:3〜4日
生わかめ、しらす:1〜2日
※酢の比率
三杯酢 酢3:醤油1:砂糖(味醂)2
甘酢 酢3:砂糖2:塩少々
冷凍
できるかできないかで言ったら、酢の物は冷凍できます。
が、お酢の酸味がなくなってしまうのと、解凍中に野菜から水分が抜けて食感が変わってしまいます。
味も食感も損なわれてしまうのです。
それでも酢の物を長く日持ちさせたい。という時は、保存方法を守って冷凍保存をしてみてください。
1ヶ月ほど持ちます。
ですが、やっぱりあまりおすすめはしません。
※保存方法としては、1食分ずつフリーザーパックに入れて冷凍保存してください。
解凍する際は、食べる前日に冷蔵庫に入れて自然解凍してください。早く食べたい方は流水解凍もできます。
※冷凍したものはお弁当には入れないでください。お弁当箱に入れてそのまま自然解凍はNGです。
酢の物の常温、冷蔵での保存方法
酢の物を長持ちさせたいなら、保存する容器も考えましょう。
水分や菌が入らないように、しっかりと水気をとった乾いた容器と箸を使ってください。
しっかり洗っていても、素手では菌が付着することがあります。
箸か使い捨ての手袋をして保存してください。また、プラスチック製よりも、においが移りにくい、ホーローやガラス製が好ましいです。
また、殺菌効果があるお酢ですが、空気に触れると酸化が進んで風味が落ちてしまうので、保存容器の蓋はぴっちりと締めてくださいね。
酢の物の日持ちは?【まとめ】
酢の物は冷蔵保存なら3日ほど日持ちしますが、他はなるべくならしないほうがいいですね。
作ってすぐに食べない時は冷蔵庫に入れましょう。
食べる前に、調味液が濁っている、白っぽい、カビが生えている、ぬるぬるして糸をひく。
ようなことが見られたら、食べるのをやめてください。また、食べた時に、舌がピリピリする感じがした場合も、すぐに食べるのをやめてください。そんな時はすぐに処分してくださいね。
作り置きように酢の物を作っても、なるべく2、3日中に食べるようにしましょう。
最初から冷凍するつもりであれば、ちゃんとフリーザーパックに日付を記入しておくと、食べ忘れ防止にもなりますね。