お酢は殺菌効果があると聞きますが、なぜ殺菌効果があるのでしょうか?
聞きはするけど、その理由を知らない方も多いと思います。
ここでは、お酢にはなぜ殺菌効果があるのか、どのように使うといいのかなどを紹介していきたいと思います。
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お酢はなぜ殺菌効果があるの?
それは、お酢の成分「酢酸」に秘密があります。
酢酸がたくさんあるところでは、多くの細菌は生きていけないのが理由です。
お酢は、お酒に酢種を混ぜて加熱し、酢酸菌を入れて作ります。
この酢酸菌の働きで、お酒のアルコールが酢酸に変わりお酢になります。
この過程を酢酸発酵と言います。
お酢の英語は「ビネガー」ですが、これはフランス語の「ワイン(vine)」と「酸っぱい(naigre)」が由来のようです。
お酢は、酸っぱいワインという意味だったんですね。
また、お酢の温度を60度近くまで上げると、お酢の殺菌力が増すとも言われていますよ。
殺菌のためのお酢の使い方
※足の臭い消し
汗臭くなってしまった足、ブーツで蒸れて臭い足、運動たくさんして臭い足。
いろいろな臭い足をどうにかしたい時にも、お酢は使えます。
足を洗った後に、洗面器にお酢とお湯を入れて5分ほどつけておくと、お酢の力で足の臭いがなくなります。
お酢湯につけた後、お湯で流せばOKです。
また、このお酢湯に足をつけることで、水虫対策にもなるようです。
水虫は、カビが原因で起こるものなので、カビをお酢で死滅させることができるので効果的なんです。
足だけでなく、お酢は体臭も消してくれるので余裕のある時は湯船にお酢を入れて、全身の臭い消しをしてもいいですね。
※お酢スプレー
お酢スプレーがあれば家中どんなところでも殺菌・消毒ができちゃいます。
お酢と水を1:1の割合で混ぜて、気になるところに吹きかけて、乾いた布で拭き取るだけです。
キッチンでも、浴室でも、普通に床や壁にも使えますよ。
まな板にかけたり、洗い終わったシンクにかけておくだけで簡単に除菌できちゃいます。
生ゴミの嫌な臭いにも効果的なので、キッチンに1スプレーあると安心ですね。
※お弁当の食中毒予防にも
お弁当を持って行く時に気をつけるのが食中毒ですよね。
いくら気をつけても不安になります。
そんな時も、お酢の殺菌力を使いましょう。
お弁当を詰める前に、お酢を含ませたキッチンペーパーでお弁当箱や蓋を拭くだけで、殺菌効果が期待できます。
ご飯に酢を少し混ぜて酢飯にするのも効果ありです。
劣化してしまって破棄しようとしていたお酢があるなら、捨てずに調味料以外で使ってください。
ただし、殺菌に使えるお酢は、穀物酢やホワイトビネガーなど、砂糖や旨み成分が入っていない純粋なお酢にしてくださいね。
他にも使えるお酢の使い方
お酢って殺菌効果もありますが、実は他にも色々使えるので、もう少しご紹介します。
※観葉植物や切り花に
水で60倍に薄めたお酢を、観葉植物にスプレーすると、葉がツヤツヤになり、害虫避けにもなります。
お部屋の中で使うものなので、お酢スプレーだと安心です。
また切り花には、スプレーではなくて、60倍に薄めた水に切り口をつけておくと、水揚げがよくなり花持ちがよくなります。
しばらく薄めたお酢につけておいて、その後花瓶に移せばOKです。
※シール剥がしに
綺麗に剥がれないシールも、お酢を染み込ませたキッチンペーパーなどでシール全体を多い、十分染み込ませておくと綺麗に剥がれます。
シールの粘着力を、お酢の力でなくしてくれるそうなんです。
お子様がいるお家は、壁などにシールがたくさんだと思いますが、それを剥がすときにお酢を使えば、シール剥がしも殺菌・消毒もできて一石二鳥ですね。
お酢は殺菌効果があるのはなぜ?【まとめ】
健康にもいいお酢は、住環境にもいいお酢です。
健康効果だけでなく、殺菌効果もあり、さまざまなところで使えるので、使いきれなかった調味料としてのお酢を、掃除や消毒などに使ってエコな生活をしてみませんか。
破棄するなんて勿体無いです。
破棄する手間があるなら、他の使い方で活用してくださいね。