実は卵かけご飯にはデメリットがある!考えられる危険性についても解説!
日本人が大好きな卵かけご飯。炊き立ての白米に新鮮なぷりっぷりの生卵をかけて、こだわりのお醤油をかければ至福の一品になります。
朝食はもちろんのこと、家族がいない自分一人のお昼ご飯にも最適の卵かけご飯ですが、お店によってはれっきとした外食メニューにもなっているくらいです。
私たちにとってとても身近な卵かけご飯ですが、デメリットがあるのはご存知ですか?
卵はその性質上、恐ろしい食中毒を引き起こすサルモネラ菌のリスクにさらされやすい食品です。
さらに、誤った保存法をしたり、賞味期限を守らなかったりすることでも危険性は高まります。
この記事では、卵かけご飯に潜むデメリットとその原因、考えられる危険性について解説しながら、卵かけご飯を安全に食べるノウハウについても紹介していきます。
Contents
生卵とサルモネラ菌食中毒
※何故サルモネラ菌のリスクがあるのか
生卵の最大のデメリットは、サルモネラ菌食中毒の危険性です。
サルモネラ菌は生き物の腸内に生息する細菌で、排泄物を介して感染します。
鶏は産卵する際に、糞便と同じところから卵を産むしくみになっているため、サルモネラ菌の付着は避けられません。
海外のスーパーで売られている卵を動画で見たことがあるのですが、洗浄などは行われておらず汚れた状態だったことに驚きました。
そのため、殆どの国では卵は加熱して食べるものと定められています。
日本の卵がきれいな状態で売られているのは、生食をするために徹底的な洗浄と殺菌が行われているためです。
※サルモネラ菌食中毒の症状と対策
サルモネラ菌の食中毒にかかってしまうと、短いと6時間、長くとも72時間の潜伏期間を経て、腹痛、下痢、嘔吐、38~40℃近くの高熱という症状が現れます。
特に免疫力の弱い幼児や高齢者は重症化するリスクもあります。
また、同じく免疫力が落ちやすくなっている妊婦さんは卵の生食をしない方がいいとされていますよね。
サルモネラ菌食中毒を防ぐには、以下の対策が必要です。
・ひび割れた卵は生食せず、必ず加熱すること
・卵に触れた手や調理器具はよく洗うこと
・割った卵は保存せずすぐに食べること
日本で販売されている卵はしっかり洗浄されているとはいえ、細心の注意で取り扱うことが大切です。
卵の保存と賞味期限
※卵は冷蔵保存を
上記でも触れましたが、万が一殻にサルモネラ菌が残存していた場合、常温に置いておくことでデメリットは高まります。
購入後は必ず冷蔵庫(10℃以下)で保存しましょう。
※生食は賞味期限内に
卵は「消費期限」ではなく「賞味期限」として表示されています。
賞味期限を少し過ぎても、加熱すれば食べられます。つまり、賞味期限とは「生食する場合」の期限です。
卵かけご飯として食べられるのは賞味期限内のものに限ります。
そもそも卵の生食にはデメリットがあり、それを最大限に排除するため徹底した洗浄が行われています。
日本人の卵かけご飯に対する情熱といっても良いでしょう。
卵かけご飯のデメリットとは?【まとめ】
卵かけご飯は日本人にとって馴染みの深い食べ方ですが、その陰にはデメリットが潜んでいます。
ニワトリの卵は、排泄口と同じところから産み出されるので、サルモネラ菌の感染を避けられません。
日本では卵の徹底洗浄を行っているので、正しい食べ方をすればサルモネラ菌食中毒のリスクは減らせますが、それでも免疫力の弱っている人は注意が必要です。
卵を買ったら必ず冷蔵保存し、生食は賞味期限内のみとすることが大切です。
意外に見落としがちなのが卵のヒビで、ヒビや傷のある卵は生食を避けて加熱しましょう。
卵の生食にどんなデメリットが潜んでいるのか知ることによって対策が出来るので、卵かけご飯をより安全に美味しく楽しめることにつながります。