ゆで卵はたんぱく質が豊富で、小腹も満たせるので常備しておきたい食品の1つです。
コンビニなどでもバラで買えますが、作り置きしておくと便利ですよね。
でも、ゆで卵はあまり日持ちがしないことはあまり知られていないと思います。
生卵は2週間ほどの賞味期限がありますが、実はゆで卵にしてしまうと冷蔵でも3日から4日が保存の限度なのです。
意外ですが、生卵よりゆで卵の方が傷みやすいんです。
さらに殻を剥くことで、安全に食べられる期間はかなり短くなってしまいます。
この記事では、ゆで卵を作ってから何日持つのか、殻付きと殻を剥いた状態それぞれについて解説していきます。
併せて、冷蔵や冷凍保存の方法についても紹介していきますね。
Contents
生卵とゆで卵は何日持つ?
※生卵の賞味期限
スーパー等で一般的に販売されている卵の賞味期限は、産卵後2週間程度となっています。
消費期限でなく賞味期限として表示されているのは意外ですが、卵は保存性の良い食品です。
卵白には「リゾチーム」という成分が含まれており、殺菌作用があるといわれているためです。
卵は産卵の過程でどうしてもサルモネラ菌に汚染されてしまいますが、日本では徹底した洗浄が行われるため、賞味期限内では生食が可能です。
期限を過ぎた場合は加熱すれば食べられるので(よほど変質している場合は不可ですが)消費期限ではなく賞味期限なのです。
※ゆで卵は何日持つ?
ゆで卵も生卵と同じように日持ちがすると思いがちですが、それは間違いです。
加熱することで卵白内のリゾチームの働きが弱くなるため、腐りやすくなってしまいます。
ゆで卵が何日持つかを自己判断して、生卵と同じように考えるのは危険です。
それではゆで卵は何日持つのか?
実は生卵よりはるかに短く、殻のまま冷蔵保存してもせいぜい3~4日です。
殻を剥いてラップやジップロックで保存したいところですが、殻を剥いた場合にはさらに日持ちは短くなってしまいます。
日本卵業業界のウェブサイトにも記載されていますが、殻を剥いたらその日のうちに食べましょう。
どうしても食べ切れない時は、濃い目の煮汁で煮卵にすることで少し保存性が高まります。
ゆで卵の正しい保存方法
※冷蔵庫で保存
ゆで卵を1個だけ作るのは面倒に感じてしまって、まとめて作ってしまうこともあるかも知れません。
どうしても保存する場合は、殻のまま冷蔵庫で、長くても3~4日以内に食べ切ります。
その際、殻にヒビが入っていないことが前提で、ヒビ割れがある場合は剥いた卵と同じ扱いになります。
剥いてしまった場合は、上記で触れた通り煮汁に漬けた状態で冷蔵保存し、4~5日以内に食べ切るようにしましょう。
保存したゆで卵を食べる時にはにおいや味を確認し、少しでもおかしいところがあったら捨ててくださいね。
※冷凍庫で保存
ゆで卵をそのまま冷凍保存すると、解凍すると食感が悪く、食べられるレベルではなくなってしまいます。
そんな時はフィリング上にすることで冷凍保存が可能になります。
ゆで卵を粗みじん切りにして、塩、こしょう、マヨネーズで味を調えます。
おなじみの「たまごサンド」の中身ですね。
これで何日持つかというと、意外にも3週間から1ヶ月も持つようになります。
食べる時は冷蔵庫でゆっくり解凍し、間違っても常温での自然解凍はしないようにしてくださいね。
ゆで卵を食べ切れない時のアレンジ方法
ゆで卵を作り置きして、安全に保存できる期間に食べ切れない時もあると思います。
そんな時はアレンジすることで活用できますよ。
濃い目の煮汁で煮てから冷蔵保存すれば味のしみた「味玉」になりますし、冷凍したフィリングはいろいろな料理に使えます。
解凍してサンドウィッチやホットサンド、チキン南蛮のトッピングにしても美味しいです。
また、コロッケの具材としてじゃがいもと合わせると、お子さんも大好きな卵コロッケにアレンジできます。
ゆで卵は何日持つ?【まとめ】
生卵よりもゆで卵の方が日持ちするイメージがありますが、実はゆで卵は保存性が良くありません。
ゆで卵はまとめて作りがちですが、 何日持つかというとたったの3~4日。しかも殻のまま冷蔵庫で保存した場合です。
殻を剥いてしまった場合は、煮卵にしない限りその日のうちに食べる必要があります。
どうしてもゆで卵が余った場合は、フィリング上にして冷凍するのがおすすめです。
冷凍すると3週間から1ヶ月と保存期間が長くなります。
食べる時には冷蔵庫で解凍し、サンドウィッチやコロッケなどアレンジも利きます。
ゆで卵は何日持つの?と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。