手巻き寿司のネタはこう切る!コツやNGな切り方は?
お祝い事や簡単なパーティーにピッタリな手巻き寿司!
「お刺身をサクで買ったけど切り方がわからない!」
そんな方のために、手巻き寿司用のネタの切り方をご紹介します。
手巻き寿司のネタは、刺身の筋を断ち切るような向きで、細長く切るのがベスト!筋にそって切ってしまうと、手巻き寿司が嚙み切れなくなってしまいます。
イカはただ細長く切るのではなく、細かく切り込みを入れるのがコツ!噛み切りやすくなるだけでなく、イカの中にいるアニサキスという寄生虫による被害を予防することができます。
ネタを切るのが面倒だなあという時は、お寿司屋さんや魚屋さんで「手巻き寿司用に切ってください」と頼むこともできますよ!
初めてお刺身を切る方でもわかりやすいように、お刺身の基本から解説していきます。
お刺身の基本の切り方!
お刺身は基本的に筋を断ち切るようにして切りつけていきます。サクの表面に見える白い線が筋です。
この筋は固く、噛み切りにくいので、手巻き寿司のように噛みちぎって食べる場合は、特にネタを切りつける向きが重要になります。
刺身のネタを切る時は、筋を断ち切るように5mm〜1cm程度の厚さに切ります。
この時、包丁の刃の手前側からネタに当て、ゆっくりと一気に引いて切るようにするのが、綺麗に仕上げるコツです。途中で刃を離して入れなおすと、断面がガタガタとしてしまって美しくありません。
手巻き寿司のネタの切り方は?
長さが5cm程度でいい時は、基本の切り方で厚めに切った後、そのお刺身を縦半分に切るだけでOK!
もっと長さがほしい場合は、基本の切り方はせず、手巻き寿司用に切っていきます。
コツは、筋に対して垂直ではなく、大きく斜めに角度をつけて切ること!
こうすることで、筋をある程度断ち切りながら、長さを出すことができます。筋と平行の向きで切ってしまうと、噛み切れず、手巻き寿司の中からネタがずるりと抜けてしまいます。
サーモンなど、筋がやわらかい魚の場合は向きを気にしなくて大丈夫です。
*イカの刺身が細いのには意味がある!寄生虫から身を守ろう!
イカそうめんがどうしてイカそうめんになっているのか、ご存じですか?
「噛み切りにくいから?」「食べやすいから?」もちろんそれもありますが、実は寄生虫被害を防ぐためでもあるんです!
イカの刺身には、アニサキスという寄生虫がいることがあります。
アニサキスは加熱か冷凍、もしくは体を傷つけられることで死滅します。イカを生食する際に細く切ることが多いのは、イカそうめんにすることで、アニサキスの体を傷つける確率を上げているというわけです。隠し包丁や飾り切りをする理由も同様です。
イカを自宅で刺身にする場合は、細く切ってイカそうめんにするか、細かく包丁を入れるようにしましょう。
アニサキスは目視で確認できるサイズの寄生虫です。開いたイカを透かして見ると、イカの身の中に白く濁った点が見えることがあります。そこにアニサキスがいます。つまようじなどでつつけば生きたまま取り出すこともできます。
気になる方は白い部分ごと切り取ってしまうのがよいでしょう。
手巻き寿司用に切って!お寿司屋さんや鮮魚コーナーでもオーダー可能!
ネタを家庭で切るのが面倒な時は、外注してしまいましょう!
お寿司屋さんやスーパーの鮮魚コーナーなどで依頼できます。何種類もの魚を家庭でサクでそろえると、量が多すぎてしまうこともありますよね。
「マグロばっかりこんなにいらない」
「ほかの魚がメインだけどサーモンがちょっとだけほしい」
そんな場合にも便利です。受け付けていない場合や、事前の予約が必要な場合もありますので、依頼する場合はお店に確認してからにしましょう。
「手巻き寿司のネタだけ持ち帰りで購入したい」と伝えるとスムーズです。
注文の際は「何人分か」「入れてほしい魚は何か」「食べられないものは何か」など、伝えたいことをまとめておくといいですね。特に中身に希望がない場合は、「4人分で4000円程度でネタはお任せ」など大まかな希望でもOK。
手巻き寿司のネタの切り方【まとめ】
手巻き寿司のネタの切り方や綺麗に切るコツについてまとめました。
刺身の切り方のコツは、筋を断ち切るような向きに一気に引いて切ること!こうすることで、歯切れよく綺麗に仕上がります。
手巻き寿司用にもっと長さを出したい時は、大きく斜めに角度をつけて切りましょう。
イカの刺身を入れたい場合は寄生虫に注意!細かく包丁を入れるか、イカそうめんにして死滅させましょう。
自宅でネタを切るのが面倒な時は、お寿司屋さんや鮮魚コーナーに依頼するのがおすすめ!依頼する前に、手巻き寿司用のネタの注文を受け付けているかどうか確認しましょう。