揚げ出し豆腐が大好きです。
揚げたお豆腐とお出汁、トッピングされたねぎにもみじおろしがあると最高です。
最近はレンジで温めるタイプも市販されていて時々利用しますが、やっぱり自分で作った方が衣の食感がしっかりしていて美味しいですよね。
揚げ出し豆腐にまぶす衣は片栗粉ですが、片栗粉って意外に切らしていたりしませんか?
小麦粉など他の粉類でも代用できるなら片栗粉なしでも作れそうですが、本当に揚げ出し豆腐になるのでしょうか?
実は小麦粉でも問題なく代用できますし、コーンスターチや白玉粉でもカリっとした食感の衣になるので美味しく作れますよ。
片栗粉なしでも作れる揚げ出し豆腐について、作り方や仕上がりについても紹介していきたいと思います。
揚げ出し豆腐の作り方
※水切りのコツ
揚げ出し豆腐は市販のお惣菜を利用することもありますが、どうしても衣がべちゃっとしてしまったり、衣が剥がれやすくなってしまったりする点が残念ですよね。
手作りの揚げ出し豆腐なら出来たてを食べられますが、それでも「水切り」が鍵になります。
豆腐の水切りが足りないと衣がべたついたり剥がれてしまったりするだけでなく、揚げる時に油がはねやすくなってとても危険です。
揚げ出し豆腐を作るには、とにかく豆腐の水分をしっかり抜くことが大切です。
豆腐に塩を振りかけて(水分を抜けやすくするため)キッチンペーパーでしっかり包み、重しをのせて20分以上、十分水気が抜けるまで待ちます。
揚げ出し豆腐を初めて作るという方は、絹ごし豆腐より木綿豆腐を使った方が水切りしやすくて楽ですよ♪
※衣は水で溶く?
揚げ出し豆腐の衣に使う粉は、水で溶く必要はありません。
豆腐をしっかり水切りするのが大前提ですが、豆腐の表面には水分は残りますので、粉をそのまままぶすだけで十分です。
まぶした粉が豆腐表面の水分を吸って、ちょうど良い衣になります。
揚げ出し豆腐の片栗粉なしの時の代用は?
※小麦粉でもOK
揚げ出し豆腐の衣に使う粉は、片栗粉です。片栗粉によって外側はカリっと、お出汁をかけた時にはとろっとした食感が出て、衣のうまみも感じられますよね。
片栗粉なしで揚げ出し豆腐は作れないという印象が強いです。
ところで、片栗粉は使用頻度が決して多くないイメージがありますが、皆さん常備していますか?
あんかけや中華スープなど、とろみをつける料理をよく作るという方には「当然よ!」と言われてしまいそうですが、そうでないと「あれ?あったかな?」と慌てることもあるかも知れません(私だけでしょうか)。
片栗粉なしでは揚げ出し豆腐が作れないと思い込んでしまいそうですが、実は小麦粉(薄力粉)や市販の天ぷら粉でも問題なく作れます。
つけすぎると衣が厚くなるので、薄くまんべんなくつけて、余分な粉をはたき落とすのがポイントです。
実際に小麦粉や天ぷら粉で作ったレポを書かれている方もいて、とても美味しそうに仕上がっているので私も近々試してみようと思います。
小麦粉さえあれば、片栗粉なしでも大丈夫そうですね。
※コーンスターチや白玉粉で
小麦粉の他にも、コーンスターチや白玉粉で代用することも出来ます。
小麦粉がないのにコーンスターチや白玉粉はある、というのもあまり考えにくいですが、お菓子作りに使った後で余った分の使い切りのヒントになるかと思います。
コーンスターチはとうもろこしの澱粉から作られていて、小麦粉と違いグルテンを生成しないので、小麦粉を使った場合よりも軽い仕上がりになります。
また、白玉粉や上新粉といった和菓子の材料となる粉類も同様に、揚げ出し豆腐の衣に使えます。
いずれもお米が原料で、白玉粉はもち米、上新粉はうるち米から作られていますが、サクッとした衣になるのが特徴です。
白玉粉は細かな粒子が塊となっていますので、あらかじめ袋に入れて叩くなどして細かく砕いて使います。
揚げ出し豆腐は片栗粉なしでも作れる?【まとめ】
揚げ出し豆腐を作ろうと思ったら片栗粉を切らしていた、または片栗粉を常備していないという時でも、片栗粉なしで問題なく揚げ出し豆腐が作れます。
手軽に使える小麦粉や天ぷら粉、使い残しが気になるコーンスターチや白玉粉でも代用できるので、片栗粉がない場合でも心配は要りません。
小麦粉は比較的衣が厚くなりやすいので、よく粉をはたき落とすのがコツです。
コーンスターチや白玉粉、上新粉はさらっとした粉質で、衣も薄くカリっとした仕上がりになります。
お菓子作りの為に買ったけれど余ってしまいそうな時に、使い切りとして活用できます。
片栗粉なしでも美味しい揚げ出し豆腐が作れるヒント、参考になれば幸いです。