木綿豆腐はそのまま食べれる?もちろん美味しく食べれます!
私の周りだけなのかわかりませんが、お豆腐は絹と木綿どっちが好き?と聞かれると迷わず「絹」と答える人が多い気がします。
むしろ、「そのまま食べれる?」と疑問を持つ人も多そうです。
木綿豆腐はボソボソしていてまずい、絹はなめらかで食べやすく美味しいというイメージはやはりありますよね。
ウエザーニュースで2021年に「どの豆腐を買うか」調査したところ、半数以上の53%が「絹ごし」と回答していますが、「木綿」と答えたのは40%と大きく水をあけられています。
どちらかというと調理に使うイメージの強い木綿豆腐ですが、そのまま食べても美味しいですよ。
この記事では、木綿豆腐の美味しい食べ方について紹介していきたいと思います。
Contents
木綿豆腐はまずい?
※木綿と絹との違い
まずは木綿豆腐と絹豆腐の違いをまとめていきます。
木綿と絹では作り方から異なり、木綿豆腐は豆乳ににがり(凝固剤)を加えて一度固めたものを崩してから、豆腐の型に入れて重しをして、水分を抜いて作られます。
一度固めたものを崩して再度成形し、水分を抜くため食感は固めでしっかりしています。
木綿豆腐表面の布目は、型箱に敷いている木綿の布の跡がそのままついたもので、このことから木綿豆腐とよばれています。
対する絹豆腐は、豆乳を型に入れてからにがり(凝固剤)を入れてそのまま固めるため、水分が多くなめらかでつるんとした食感になります。
木綿豆腐は水分を抜くのに対し、絹ごし豆腐は水分を抜かずに作るという点が大きな違いで、絹ごし豆腐を作るのに絹が使われているわけではありません。
製法1つとっても、木綿豆腐と絹ごし豆腐では全く変わってくるため、味わいや食感も違ってきます。
※木綿豆腐はなぜ不人気?
木綿豆腐はきめが粗く、ボソボソとした食感なので料理によっては好まれない場合もあります。
たとえば麻婆豆腐や湯豆腐など、お豆腐のつるんとしたなめらかな食感を重視するメニューには確かに合わないですよね(好みによりますが)。
特にお子さんには絹ごしに比べて食べにくい、ボソボソしてまずいと思われるかも知れません。
木綿豆腐は料理に使うものとされがちで、そのまま食べれる?と疑問に思う方が多いのもうなずける気がします。
木綿豆腐はそのまま食べれる?
※冷奴でも十分美味しい!
木綿豆腐は固くてボソボソしているので、あまり美味しくないという方も多いのではないでしょうか。
本当にそのまま食べれる?と訝しく思うかも知れません。
もちろん、冷奴などでそのまま食べられますし、料理に幅広く使えます。
木綿豆腐は製法上、水分を抜いて作るため大豆の味がぎゅっと凝縮しています。
きめが粗いと感じるために食感は良くないのかも知れませんが、じっくり味わって食べるととても美味しいですよ。
箸でちぎった時の断面が不規則な分、タレや薬味と馴染みやすいのが特徴です。
おろししょうがやかつお節、細く切ったねぎと一緒に食べるのがおすすめです。
※木綿豆腐の美味しい食べ方
木綿豆腐はそのままでも食べられますが、調理をすることによって持ち味がより生かせます。
しっかりした質感なので、豆腐ステーキやみそ田楽、揚げ出し豆腐にも向いています。
切っても焼いても崩れにくく、調理しやすいのも利点です。
手でちぎると味がしみやすくなるので、ゴーヤーチャンプルーや炒り豆腐、煮込んで味をしみこませたい肉豆腐にもおすすめです。
木綿豆腐はそのまま食べれる?【まとめ】
木綿豆腐はそのまま食べれる?と聞かれたら、迷わず「そのまま食べれますよ」と答えたいです。
水分を抜いて作る分、大豆のうまみがしっかりと凝縮しているので、よく味わって食べるとじんわりと豆の旨みを感じます。
きめが粗い分、味がしみこみやすく薬味ともよく馴染むので、冷奴でそのまま食べても美味しく食べられます。
もちろん調理にも向いていて、切っても焼いても崩れにくいのが大きな特徴です。
絹ごし豆腐のつるんとしたなめらかな食感はもちろん万人に好まれますが、木綿豆腐の美味しさを再発見してみてはいかがでしょうか。
木綿豆腐はそのまま食べれる?そんな疑問が解決していれば嬉しいです。