ぬか漬けは常温放置で大丈夫?日持ちや夏場のぬか床の管理方法を解説
昔懐かしい手作りのぬか漬け。健康に良いとして近年再注目を浴びています。
「ぬか床は常温だけどぬか漬けも常温放置でいいの?」
「夏のぬか床の管理は?」
「ぬか床に入れてからの保存期間や、取り出してからの日持ちは?」
そんな疑問にお答えします!
常温で管理することの多いぬか床ですが、取り出したぬか漬けを常温放置するのはNG!ぬか床から出した後は冷蔵庫に入れましょう。
ぬか床にとって最適な温度は15度~25度と言われています。夏は冷蔵庫に入れて管理するのがおすすめ!
漬ける期間は野菜によって異なりますが、葉物や浅く漬けたい場合は半日~1日、大きい野菜やしっかり漬けたい場合は1日~3日程度が目安です。
ぬか床から出した後は、できれば当日中、遅くとも2~3日以内に食べきりましょう。
Contents
ぬか漬けは常温放置NG!ぬか床から出したら冷蔵庫へ!
ぬか床は常温で管理することが多いですが、ぬか床から出したぬか漬けは常温放置できません。必ず冷蔵庫で冷やして保管しましょう。
ぬか床が常温でも腐らない理由は、「塩」と「酸」にあります。
ぬか床の中の塩分と乳酸菌が出す酸によって、腐る原因となる雑菌が繁殖しにくい環境になっているのです。ですので、ぬか床から出してしまったら普通の食品と同じように冷蔵庫で保管する必要があります。
夏場のぬか床の管理は?
ぬか床にとって最適な温度は15度~25度といわれています。
ですが、夏場だとエアコンを使っている室内とはいえ、25度を超えてしまう場合が多いですよね。
そんな時は、ぬか床ごと冷蔵庫に入れて管理するのがおすすめ!
冷蔵庫の中の温度は1度~6度です。ぬか床には低すぎる温度ですが、逆にその分菌の活動が抑えられ、管理が楽になります。
常温の場合は毎日混ぜる必要がありますが、冷蔵庫の中で管理する場合は2~3日に1回でOK!野菜も傷みが早い物以外はその間漬けっぱなしで大丈夫です。
初めてぬか床を作ってからぬか床が成熟するまでの間は乳酸菌発酵させる必要があるので、常温の方が良いです。初めてぬか床を作る際は、夏以外の季節がおすすめです。
*冷蔵庫管理専用のぬか床もある!
スーパーやホームセンターなどで購入できるので、気軽にチャレンジしてみたい方はキットになっている物がおすすめ!
ぬか床に入れてからの保存期間や取り出してからの日持ち
ぬか漬けの気になるポイントは「どのくらいで食べられるの?」「どのくらいの期間食べられるの?」という点だと思います。
レシピには「ぬか床に入れて、野菜がしんなりしてきたら食べごろ」と書いてあることが多いです。しかし、初めてだとその加減がわからなくて困ってしまいますよね。
そこで、ぬか床に入れる期間の目安と、取り出してからの日持ちの目安をまとめました。
*ぬか床に入れてからの保存期間
きゅうり、小さく切った大根、キャベツ、白菜、ピーマン、小松菜、ゆで卵などはぬか床に入れて半日程度で食べられるようになります。
ニンジン、オクラ、大きい大根、ナス、ミョウガなどは1日程度漬けておくのがおすすめ。
「水分の多い野菜」と「薄い野菜」は半日、「水分の少ない野菜」と「硬い野菜」「大きい野菜」は2日が目安です。
*ぬか床から出してからの日持ち
ぬか床から出してからの日持ちは、冷蔵庫で2日~3日程度です。しかし、ぬか床から出した後のぬか漬けは傷んでいるかの判断が難しいです。
できる限り、ぬか床から出したらその日の内に食べきるようにしましょう。
ぬか漬けは常温放置できる?【まとめ】
ぬか漬けの保存方法や保存期間についてまとめました。
ぬか床は常温保管できますが、ぬか床から出したぬか漬けは常温放置NG!必ず冷蔵庫に入れて保管しましょう。
ぬか床の保管に最適な温度は15度~25度といわれています。室温が25度以上になる夏場は冷蔵庫での保管がおすすめ。
ぬか床に入れてからの保存期間は入れるものによって異なります。「水分の多い野菜」と「薄い野菜」は半日、「水分の少ない野菜」と「硬い野菜」「大きい野菜」は2日が目安です。
ぬか床から出したぬか漬けは日持ちしません。当日中に食べきるのが望ましいです。どうしてもという場合は冷蔵庫で2日~3日保存できます。