「赤しそを入れたのに思ったように赤くならない!」
そうなってしまう理由の多くは、以下の4つ!
「梅の追熟不足」「しその質が悪い」「しそを十分に揉んでいない」「しその量が足りない」です。
したがって、梅干しの色が薄くならないための対策は、「梅をしっかり追熟」「よく塩もみした良いしそをたっぷり入れる」この2点!
上手く色がつかなかった場合でもリカバリーできます。
赤しそがまだ手に入る時期であれば、良く揉んだしそを足しましょう。しそがもう手に入らない場合は、塩漬けの揉みしそや赤しそ味の梅酢がボトル入りで販売されていますので、それらを追加すれば大丈夫です。翌年しそを追加するという手もあります。
梅干しが赤くならない理由と対処法について、詳しく解説します!
Contents
梅干しが赤くならない理由は何?
「赤いしそ梅を作りたかったのに、思ったように赤くならない」そんな場合は、梅に原因がある場合と、しそに原因がある場合があります。
*梅に原因がある場合
梅の追熟が十分でなかった場合、実や皮が硬いため、梅酢が上がりにくくなります。
梅酢が足りないと、しそを入れても色がむらになったり、薄くなったりする原因になります。また、梅が梅酢にしっかり浸っていないと漬けている間に傷みやすくなりますので、しっかり追熟させてから漬けましょう。
*しそに原因がある場合
梅干しが赤くならない理由は、しそにもあります。
しその「質が悪い」「塩揉みが足りない」「量が足りない」場合は、綺麗な赤い梅にならない場合があります。
赤しそは傷んでいる葉や色の悪い葉を取り除き、枝ごと半日ほど陰干ししてから使いましょう。塩もみが足りないと、せっかく良いしそを入れても十分に色が出ませんので、塩もみはしっかりと。
レシピ通りの量のしそをしっかり塩揉みして入れても色が足りない場合は、しその量が足りていない場合があります。
梅干しの色が薄くならないための対策!
梅干しがしっかり赤くならない理由は「梅の追熟不足」と「しその質が悪い」「しそを十分に揉んでいない」「しその量が足りない」この4点です。
ですので、梅の色が薄くならないための対策は、この逆の「梅をしっかり追熟させる」ことと、「よく塩もみした良いしそをたっぷり使う」ことです。
*追熟する果物と追熟しない果物がある!
「追熟」とは、収穫後の果物などを保存して成熟させることをいいます。
しかし、全ての果物が追熟するわけではありません。身近な物だと「梅」「バナナ」「メロン」「柿」などは追熟しますが、「ブドウ」「イチゴ」「パイナップル」「スイカ」などは追熟しません。
「果物は少し置いておいた方が甘くなる」というのは、全ての果物に当てはまるわけではないのです。追熟しない果物はできるだけ新鮮なうちに食べるのがおすすめです。
色が薄くなってしまった場合のリカバリー方法
「上手く赤くならなかった梅干しを赤くするにはどうしたらいいの?」
そんな場合の解決法は、この3つ!
「赤しそを追加」「市販の揉みしそを追加」「市販の赤しそ味の梅酢を追加」です!
生の赤しそがまだ手に入る時期でしたら、選別した赤しそをよく塩もみして加えましょう。時期を過ぎてしまっても、加工済みの揉みしそが1年中販売されていますので、市販の揉みしそを加えるのもありです。
翌年また赤しそが販売されるようになった時に追加しても問題ありませんから、焦ってリカバリーしようとしなくても大丈夫です。
赤さだけでなく、梅酢も足りない場合は、ボトル入りの梅酢を追加するのがおすすめ!
梅干しが赤くならない理由と対策は?【まとめ】
梅干しが赤くならない理由とその対処法についてまとめました。
梅干しが十分に赤くならない理由は「梅の追熟不足」「しその質が悪い」「しそを十分に揉んでいない」「しその量が足りない」この4つが原因である場合が多いです。
したがって、色が薄くならないための対策は「梅をしっかり追熟させる」ことと「よく塩揉みした良いしそをたっぷり入れる」この2点!
しっかり対策したのに色が薄い。そんな場合でもリカバリーは可能です。
赤さが足りない場合は、しそを追加するか、市販の揉みしそや赤しそ梅酢を追加しましょう。来年追加しても問題ありませんから、焦ってどうにかしようとしなくても大丈夫です。