うどんにネギは欠かせませんが、ネギにも種類や切り方が色々あります。
うどんのチェーン店に行くと「ご自由にお取りください」と小口切りの青ネギが山盛りになっているのを見たことがある方も多いと思います。
うどんに添えるネギは小口切りが一般的ですが、煮込みうどんに使う時は少し大きめに切ります。
ネギには大きく分けて白ネギと青ネギがあります。青ネギは葉の部分を使うネギですが、白ネギは根元の白い部分を主に使います。
青い部分は食べるところではないと誤解されがちですが、結論から言うと食べられます。
この記事ではうどんに使うネギの種類について解説しながら、切り方についても触れていきたいと思います。是非最後までお付き合いください。
Contents
ネギの種類
主に東日本では白ネギ、西日本では青ネギというイメージですが、最近では食文化も多様化され、流通サービスも発達したので、関東に居ても青ネギを食べる機会が多くなりました。
白ネギの特徴と使い方
白ネギは長ネギ、根深ネギともいわれ、産地の名を冠した「深谷ネギ」などもよく知られていますし、産地直送の店では「泥ネギ」といって畑から収穫したそのままで売られていることもあります。
白い部分はやわらかく甘みがあって、生食するとネギ独特の芳香と辛さもあります。
料理の素材としては万能選手で、細かく切って薬味にするのはもちろん、煮ても焼いても炒めても美味しく食べられます。
加熱することによって甘みが増すので、汁物や鍋物にも欠かせません。
青ネギの特徴と塚方
青ネギは葉ネギともいわれ、京都名産の「九条ネギ」はとても有名です。細いサイズの「万能ネギ」も広く出回っています。
青ネギはその殆どが青い葉の部分ですので、料理の彩りとしても欠かせません。香りもよく、白ネギのような辛さはありません。薬味に使われるほか、さっと短時間で炒める料理にも最適です。
東京で立ち食いうどんを食べた関西出身の方が、ネギが白ネギであることに驚いたというのを以前テレビで見たことがあります。
私は生まれも育ちも東日本なので、大人になるまでは青ネギの存在すら知りませんでした。
地域性を表すのに「白ネギか、青ネギか」はわかりやすい例ですが、上記したように今は情報も流通も発達しているので、どこにいてもどちらのネギも食べられます。
私も今では青ネギが大好物で、うどんには青ネギを使うことも多いです。
メニューによって切り方は変わる
うどんの薬味として主に使われるネギですが、調理法によっては具材にもなり、切り方も変わってきます。
薬味としてのネギの切り方とコツ
薬味としてうどんに添えるネギは「小口切り」が一般的です。
これは白ネギ、青ネギ共通です。
ネギそのものの香りや彩りを楽しめるので良いアクセントになりますし、ネギがないとなんだか締まらないですよね。
切り方のコツはいくつかありますが、よく切れる包丁を使うことが大切です。
ネギの繊維と垂直に切っていきますが、特に白ネギだと繊維質がしっかりしているので、せっかくの小口切りが全部つながってしまった、なんて事にもなりかねません。
新鮮なネギをよく切れる包丁で、ネギをつぶさないように出来るだけ薄く切っていきます。幅は2㎜以下が理想です。
青ネギはバラバラになりやすいので、あらかじめ輪ゴムで束ねるときれいに細かく切ることが出来ます。
具材としてのネギの切り方とコツ
青ネギは主に薬味として用いられますが、白ネギは鶏肉や油揚げなどと一緒にうどんの具材として使われる場合があります。
あらかじめ火を通すので、小口切りではなく「斜め切り」にすることが多いです。
斜め切りのコツは、斜め45°を目安にしっかりと角度をつけることです。切った断面が狭いと見栄えが良くありません。
また、鴨南蛮うどんの場合は3~4㎝のぶつ切りにして軽く焼き、表面に焼き色をつけます。
ネギはどこまで使う?
ネギをどこまで使うか、迷ったことのある方も多いと思います。
青ネギは根元部分以外全て使えるので迷うことはありませんが、問題は白ネギの「青い部分」です。
白ネギの青い部分は食べられないので捨てる、と聞いたこともありますが、実はちゃんと食べられます。
硬かったり、青臭さを感じたりするので、生で薬味にするには抵抗があるかも知れません。
私は好きなので白ネギの青い部分も薬味にしてしまいますが、人それぞれお好みで、といったところでしょうか。
薬味以外にも炒め物や煮物、汁物にも使えますので、白ネギの青い部分を捨てるのは勿体ないです。
但し、白い部分から青い部分に分岐するところや、カットしてある先端部分には土が入りやすくなっているのでよく洗って使用してくださいね。
うどんのネギの切り方【まとめ】
うどんに使うネギの切り方は「小口切り」が一般的です。これは白ネギ、青ネギ共通です。
東日本では白ネギ、西日本では青ネギの文化といわれていますが、今ではスーパー等でどちらも普通に手に入りますので、好みで選べるのは良いですよね。
青ネギは彩りや薬味として使われますが、白ネギは薬味以外にもうどんの具材として使われることも多いです。切り方も用途によって変わってくるので、メニューに合った使い方が出来ます。
白ネギをどこまで使うか、で迷った方も多いと思いますが、土などで汚れていない限り全て食べられますので、ぜひ活用してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。