わさびは日本だけで食される?栽培されている?外国ではどうなのかを解説
わさびは日本食に欠かせない薬味ですよね。
鼻にツーンと抜ける独特な辛味は、大人になるとなくてはならないものになってきます。
そんなわさびですが、日本だ気でなく、外国でも好む国はあるのか?
栽培はされているのか?気になるところですよね。
今回は、そんな疑問を解説していきたいと思います。
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わさびとは?
わさびは日本の特産品で、綺麗な水、冷涼な気候で育てられるアブラナ科の植物になります。
日本では長野県や静岡県が栽培で有名ですよね。
そんなわさびには、渓流などで育てられる「水わさび」と、畑で育てられる「畑わさび」の2種類があります。
この栽培された2種類のわさびは、「根わさび」と「葉わさび」として、すべての部分が食べられます。
「根わさび」は、わさびの根茎を使い、みなさんもお馴染みのお寿司やお刺身などで食べられるものです。
「葉わさび」は、おひたしや天ぷら、そのまま生で刻んで食べたりするものになります。
世界で広がるわさび
外国では、ホースラディッシュと呼ばれる「西洋わさび」や粉わさびが流通していますが、昨今では、わさび(本わさび)は外国でも注目される食材となってきています。
やはり、日本だけでなくてその場で本物の味が食べたい!ということで、現地生産に向けて試行錯誤が繰り返されているようですよ。
※イギリス
イギリスのニューハンプシャー州では、わさびの栽培が進んでいます。
ニューハンプシャー州の地下には帯水層があり、カルシウム分が豊富な地下水が流れています。
古くからクレソンの水耕栽培が盛んな地域だったのですが、ある日本人が「わさびの田んぼのよう」と言ったことから、わさび栽培を試すようになったようです。
そして、その試みが成功し、わさび栽培ができるようになったようです。
※オーストラリア
オーストラリアのタスマニア地方でも、わさびの栽培が行われています。
タスマニアは、澄んだ水、恵まれた海洋環境、放牧地が自慢なエリアで、自然派の農産物の生産地として注目されています。
その中で、わさびも10年以上前から栽培されています。
オーストラリアは日本に似た緯度や気候条件が存在するので、本わさびを栽培しやすいのかもしれませんね。
他にも、台湾やインドネシア、中国、ニュージーランド、カナダなどでも本わさびの栽培が進んでいるようです。
日本だけでなく、今では世界のいろいろなところで本わさびが楽しめそうですね。
西洋わさびは外国で人気
西洋わさびはホースラディッシュと呼ばれる、本わさびと同じアブラナ科の植物になります。
同じアブラナ科なのですが、属・種が異なる食材になります。
日本では北海道のごく一部で栽培されていて、日本の西洋わさびの使用量の大半は中国からの輸入になっています。
元々は、フィンランドからカスピ海の機構が温和な東ヨーロッパが原産地と言われています。
本わさびと違い、根は大きいもので30センチほど、色味も白く、辛味大根のような感じです。
外国では、ローストビーフやステーキの薬味に使ったりしています。
本わさびの外国での楽しみ方
日本では、お刺身やお寿司などに薬味として食べられる本わさびですが、外国では違った食べ方もするようですよ。
唐辛子や胡椒とはまた違った辛さがあることから、チーズと合わせたり、フルーツのシロップに入れたりするようです。
また、ステーキの付け合わせのマッシュポテトにわさびを入れたりと、わさび味の何か、も人気なようです。
また、パンナコッタなどのデザートとの組み合わせに使ったり、医薬品としての役割も見出されているらしいです。
日本だけでなく、世界でも認められているわさびの栄養素、侮れないですね!
わさびは日本だけで使われているの?【まとめ】
わさびは今や、日本だけの食材でなくて、世界に広まりつつある注目食材になっていますね。
わさびには、健康効果が期待できる栄養素も、殺菌作用もあるので、積極的にとりたい食材です。
このなんとも言えない風味が、病みつきになりますよね。