焼き芋はオーブンにそのまま入れていいの?美味しい焼き方と温度についても紹介!

焼き芋がおいしい季節になりましたよね。

昔のような「石焼き芋」とまではいきませんが、家庭でもおいしい焼き芋を楽しんでいる方も多いと思います。

ところで、焼き芋をオーブンで焼く時には、毎回取扱説明書を引っ張り出してしまうのは私だけでしょうか。

そのまま入れるか、アルミホイルに包むのが正しいのかでも迷ってしまいます。

結論から言うと、そのまま焼いても包んで焼いても焼き芋は美味しく仕上がります。

但し、しっとり仕上がるか、香ばしくねっとりと仕上がるかの違いはあります。

どちらの方法で焼くかは好みの問題にもなりますが、焼き芋をオーブンで焼く時の美味しい焼き方について本文で詳しく解説していきますね。

焼き芋をオーブンで焼く方法!そのまま焼くの?

※そのまま焼く

焼き芋は、オーブンでとても美味しく焼くことが出来ます。

オーブンなら最初に温度と時間を設定しておけばその通りに焼いてくれるので楽ですし、最も美味しくなる設定をしておけば完璧です。

アルミホイルに巻いた方がいいのか、そのまま焼いてもいいのか迷うところですが、そのまま焼くと皮の焦げた香ばしさが味わえます。

また、ねっとりした食感と濃厚な甘みが出てきますよ。

包まずにそのまま焼くと、調理中にほど良く水分が蒸発するので甘みが凝縮して濃厚な味わいの焼き芋になります。
安納芋、紅はるか、シルクスイートなど粘質(ねっとり系)のさつまいもにおすすめです。

※アルミホイル等で包んで焼く

焼き芋を包んでからオーブンで焼く方法もよく知られています。

よく洗ったさつまいもを湿らせた新聞紙で(新聞紙がない方、新聞紙で直接包むのに抵抗のある方はキッチンペーパーでもOK)すき間なく包んだ後で、さらにアルミホイルでしっかり包みます。

湿らせた新聞紙から発生する蒸気で、さつまいもが蒸されることで、仕上がりはしっとりホクホクとなります。

また、しっかり包むことで均一に火が通るので加熱ムラが出来にくくなります。

ホクホク食感が美味しい「鳴門金時」や「紅あずま」など、粉質のさつまいもにおすすめの焼き方です。

焼き芋を美味しく焼く温度

※低温でじっくり

石焼き芋が美味しい理由は、熱した石の温度でじっくり長時間焼かれるためです。

さすがに家庭では石を熱してお芋を焼くことは難しいので、オーブンの温度と時間を設定することで美味しい焼き芋を作りましょう。

さつまいもをオーブンに入れて、予熱せずに160℃で90分焼く方法が良く知られています。

160℃の低温でゆっくりじっくり90分焼いて、焼き上がったらそのまま置いて冷ますと同時に、余熱で仕上げていく形です。

すぐに食べたいなら10~15分で、竹串を刺してスッと通るようならOKです。

触っても熱くないくらいに冷めてからの方が、より甘みが増すのでおすすめです。

※なぜ高温ではだめなの?

さつまいもに含まれるデンプンは、熱によって糊化するとアミラーゼという酵素が働いて、甘みのある「麦芽糖」という成分に変化します。

アミラーゼが最も活性化する温度帯は70℃台なので、高温で一気に焼き上げる方法ではアミラーゼがうまく働きません。

さつまいもにはせっかく甘みのもとになるデンプンが豊富に含まれているのに、それを活かさないのは勿体ないですよね。

焼き芋をオーブンでそのまま焼いても良いの?【まとめ】

焼き芋をオーブンで焼く時、そのまま入れた方がいいのかアルミホイル等に包んで入れた方がいいのか迷うところですが、仕上がりの違いはあってもどちらも美味しく仕上がります。

ねっとり食感が好きならそのまま派、ホクホクしっとりが好きなら包む派、といったところです。

さつまいもの品種によっても粘質、粉質があるので、品種別にレシピを使い分けてもいいですね。

焼き芋を焼く温度は、低温でじっくり長時間焼くことで、甘みを最大限に引き出すことが出来ます。

目安は160℃で90分。焼き上がったら出来るだけ余熱で火を通す時間を取ることをおすすめします。

オーブンで焼き芋を作るのは簡単なので、ぜひ試してみて下さいね。

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