サトウのごはんは「自炊よりコスパが悪い」と言われがちですが、2026年現在の物価や電気代を前提にすると、その評価は少し変わってきます。
お米の価格はここ数年で大きく上がり、電気代も以前とは別物の水準になりました。
その結果、昔の感覚で「自炊が圧倒的に安い」と決めつけると、実情とズレてしまうケースも増えています。
そこで今回は、サトウのごはんと自炊を、米代だけでなく電気代や水道代まで含めて比較し、今の時代に本当にコスパが良いのはどちらなのかを改めて検証してみました。

サトウのごはんは炊飯に比べてコスパ悪い?
サトウのごはんのコスパ【最新価格】

まずはサトウのごはんから見ていきます。
今回の比較では、全国スーパーとして価格が比較的安定しているSEIYU(楽天市場)で販売されている商品を基準にしました。
使用するのは、サトウのごはん コシヒカリ200gが3食入ったパックで、税抜689円(税込744円)の商品です。
3食入りなので、1食あたりの価格は税込で約248円になります。
これが、サトウのごはんそのものにかかるコストです。
次に電子レンジの電気代を計算します。
2026年時点の家庭用電気代は、全国平均で1kWhあたりおよそ31円が目安とされています。
電子レンジを500Wで2分間使うと、電気代は約0.5円ほどです。
つまり、サトウのごはん200gを1食食べるのにかかるコストは、おおよそ248.5円という計算になります。
自炊した場合の炊飯コスパ【2026年基準】

次に、自炊した場合のコストを見ていきます。
今回は、日常的な炊飯を想定し、1合(150g)を炊いた場合を基準にします。
1合のお米は炊きあがると水分を含み、約340gになります。
お米の価格は、2026年時点の平均として、5kgあたり4,188円(税別)を採用します。
この価格だと、1合あたりのお米代は約126円です。
ここに水道代と電気代が加わります。
米を研ぐ水と炊飯用の水を合わせた水道代は、平均的な料金をもとにすると約0.5円程度。
炊飯器で1合を炊く際の電気代は、機種にもよりますが、おおよそ4円前後が目安になります。
これらを合計すると、自炊で1合炊いた場合のコストは、約131円(炊きあがり340g)となります。
この数字だけを見ると、やはり自炊はかなり安く感じますよね。
まとめ炊き・保存があると話は変わる

ただし、この131円という金額は、炊いた1合を無駄なく食べ切れる場合に限った話です。
現実には、3合まとめて炊いたり、食べきれなかった分を保温したり、冷蔵庫や冷凍庫で保存することも多いはずです。
こうなると、保温時の電気代や、保存にかかる電気代が積み重なっていきます。
これらを加味すると、自炊でも1合あたりの実質コストは約158円程度まで上がる計算になります。
200gあたりに換算すると、約93円前後です。
サトウのごはんと自炊を比較した結論【最新版】

2026年の価格と電気代を前提に比較すると、次のような結果になります。
自炊で1合をきれいに食べ切れるなら、コスパは依然として自炊が最強です。
一方で、保存前提になるとコスト差は縮まり、以前ほどの「圧倒的な差」はなくなります。
サトウのごはんは1食あたり約250円、自炊は条件次第で200gあたり約80〜90円。
この差をどう捉えるかがポイントです。
2022年と2026年で、実際どれくらい価格は変わったのか

ここで一度、この記事の元になっている2022年当時の価格と、2026年現在の価格を比べてみます。
インフレと言われてもピンと来ない方も、数字を見ると感覚がかなり変わるはずです。
サトウのごはんの値上がり
2022年時点では、サトウのごはんは5食パックで600円台前半が一般的でした。
1食あたりに換算すると、およそ120円前後です。「ちょっと高いけど、便利さを考えればアリ」という印象を持っていた方も多かったと思います。
しかし2026年現在では、3食パックで税込700円台が当たり前になり、1食あたりの価格は約250円。わずか数年で、ほぼ2倍近い価格になっています。
お米も値上がり
一方で、自炊側のお米も同じように値上がりしています。
2022年当時は、5kgで1,700円前後のお米も珍しくなく、1合あたりの米代は約50円ほどでした。
そのため、「自炊は圧倒的に安い」という感覚が自然に成り立っていました。
ところが2026年現在では、平均的なお米の価格は5kgで4,000円を超え、1合あたりの米代は約120円以上になります。こちらも2倍以上の上昇です。
電気代も少し値上がり
さらに、電気代もじわじわと上がっています。2022年頃は1kWhあたり27円前後が目安でしたが、2026年では30円を超える水準が一般的になりました。炊飯や電子レンジにかかる金額自体は小さく見えても、毎日の積み重ねを考えると無視できない変化です。
こうして比べてみると分かるのは、サトウのごはんだけが高くなったわけでも、自炊だけが有利なままというわけでもなく、どちらも同じようにインフレの影響を受けているという事実です。
コスパの正解は、時代とともに変わっていく

2022年の記事では、「自炊の方が圧倒的に安い」という結論でも特に違和感はありませんでした。
当時はお米の価格も今よりかなり低く、電気代も比較的安定していたため、自炊のコスパが突出して良かったからです。
一方で2026年現在では、サトウのごはんも自炊用のお米も、どちらもインフレの影響を受けて値上がりしています。
つまり、「自炊だけが得をして、レトルトだけが高くなった」という話ではなく、両方とも同じようにコストが上がっているというのが実情です。
それでも、純粋な金額だけで比べれば、今でも自炊の方がコスパは良いという結論自体は変わりません。
ただし、以前のように「自炊一択」と言い切れるほどの差ではなくなってきているのも事実です。
サトウのごはんは確かに自炊より割高ですが、その分、米を研う手間や炊飯待ちの時間が不要で、食べたい時にすぐ食べられるという高い利便性があります。
最近ではサトウのごはんを食べることを前提にそもそも炊飯器を購入しないという層も一定数いると聞きます。
そうなると炊飯器の購入費用を0に抑えることができますし色々計算が変わってきますよね。(もうこれ以上は計算しませんが)
この「手間と時間をお金で買う」という価値をどう捉えるかで、サトウのごはんの評価は大きく変わってくるでしょう。

まとめ|サトウのごはんは「高い」のか?
結論として、純粋な金額だけで見れば、今でも自炊の方がコスパは良いです。
ただし、2026年の物価水準では、「レトルトは無駄に高い」と言い切れるほどの差ではなくなってきています。
サトウのごはんを選ぶことで、米を研う手間や炊飯待ちの時間がなくなり、食べたい時にすぐごはんが用意できます。
1食あたり100円ちょっと多く払うだけで、この手間をすべて省けると考えると、一人暮らしや忙しい人にとっては十分に合理的な選択です。
自炊とサトウのごはん、どちらか一方に決める必要はありません。
生活スタイルや忙しさに合わせて使い分けることが、今の時代では一番コスパの良い付き合い方と言えそうです。
