干ししいたけを早く戻す方法は?時短テクを徹底解説!
秋の食材の代表格の食材であるきのこ。
中でも強い弾力と豊かな香りのあるしいたけはみなさんの家庭の食卓でもよく使われていますよね。
きのこは日持ちしにくい食材。
だから保存がきき、必要なときに必要な分だけ使える干ししいたけをよく使うご家庭も多いのではないでしょうか。
干ししいたけを使うにはまずは乾燥から戻さなければいけません。
でも戻すのってちょっと時間かかるんですよね。
ときには戻すことをすっかり忘れたまま料理を進めちゃってたなんてことも、、、。今回は干ししいたけを早く戻す方法をお伝えします。
干ししいたけの種類
そもそもみなさんは干ししいたけには2種類あるのを知っていましたか?
丸型で表面に細かなキズがあるものを「どんこ」、傘が開いていて薄いものを「こうしん」というそうです。
こうしんは厚みや形が様々である一方、どんこは肉厚で傘が少し閉じています。
これらは料理の使い方も違います。
どんこは肉厚なため歯ごたえを楽しめる煮物や鍋物に適しています。
ただし戻るのも遅くなるのが注意です。
こうしんは短時間で戻り、薄くて調理しやすいので炒め物やスープに使います。
自分が作ろうとしている料理に応じて使い分けましょう。
干ししいたけを早く戻す方法とは?
干ししいたけを戻すのって時間かかりますよね。
料理始める前に戻しているようでは遅いです。
干ししいたけの状態にもよりますが厚いものだと半日から1日、薄いものでも4~5時間くらいはかかってしまいます。
前もって戻しているならいいですがたまに忘れてたなんてことありますよね。
早く戻すにはどうすればいいでしょうか?
まず干ししいたけを戻すときは水を吸ってかなり膨らむのでできるだけ大きめのボウルを用意しましょう。
干ししいたけが戻るまでの時間において重要なのはしいたけの「表面積」と「浸ける水の温度」です。
干ししいたけは水に触れている面積が大きいほど、そして、浸ける水の温度が高いほど早く戻すことができます。
つまり、しいたけが小さく、適度に熱い水につけるほど早く戻すことができるということです。
あらかじめスライスしているものを使うか可能なら細かく砕いてから水に浸すと早く戻ります。
食感や形を重視しないなら粉末にしてしまうのも手です。
ちなみにしいたけの形がどうであれしいたけを戻す際は水に浸したボウルの上にラップをかけしいたけに密着させるとよいです。
このような「落としラップ」の状態にすると普段はプカプカ浮いてしまうしいたけがしっかり水に浸かるので早く戻すことができ時短になります。
また、煮物などを作っていて干ししいたけの食感や形を残したいときは常温水やお湯に浸すことで早く戻ります。
厚さにもよりますが2~3時間で戻ります。
沸かしたお湯だけじゃなく水に浸した状態で電子レンジにかけてもよいです。
10分ほどで柔らかくすることができます。
電子レンジから出したあとはとても熱いので少し冷ましてから使うとよいでしょう。
しいたけは「冷水」で戻すのがおすすめ
なるべくは上のような時短な方法は使わない方がいいです。
干ししいたけのもつ旨味が損なわれてしまうからです。
水温が10℃以上になると旨味成分であるグアニル酸が酵素によって分解されて減少してしまうといわれているからです。
冷蔵庫は5℃以下に保つことできるので旨味をキープできます。
あらかじめ10℃未満にした水を用意しそこに浸けるのが理想的ですが常温でも浸けたしいたけをすぐに冷蔵庫にいれる方法でも構いません。
この方法だとスライスなら10分から1時間、ホールなら1晩で戻すことができます。
早く戻すことができるわけではないので前もって仕込むとよいでしょう。
浸けたことを忘れて戻しすぎには注意してください。却って風味が損なわれます。
しいたけを早く戻す方法【まとめ】
いかがでしたか。
今回は、しいたけを早く戻す方法をお伝えしました。
日々忙しいなかで合間を縫って仕込むのは骨が折れるのでなるべく時短していきたいですね。
風味を保って美味しいしいたけ料理を作ってください。