包丁の持ち運び方ってどうするの?【銃刀法違反が心配な方】
包丁の持ち運び方で疑問に思うことはありませんか?
例えば、お店で包丁を購入し帰宅する時やキャンプで包丁を持って出掛けたい時、引っ越し時の移動でも、もしかしてこれで職務質問うけた時は何か疑われる??
なんて考えたことはないでしょうか?
今回はそんな疑問を解決していきます。
Contents
銃刀法について
銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)では業務その他の正当な理由なく、刃体の長さが6センチメートルを超える刃物の携帯を禁止しています。(同法22条)
これに違反すると2年以下の懲役又は30万円以下の罰金が科される可能性があります。
参考:https://hourei.net/law/333AC0000000006
包丁の持ち運び方
包丁購入時の場合
購入した包丁が6センチメートルを超える刃のものであれば銃刀法の対象になってきます。
しかしお店で購入した包丁の場合は梱包されている状態でお店から家に運ぶ正当な理由があるため違反に問われる可能性は低いと思われます。
万が一職務質問をうけた場合に説明等が必要になってくるため購入後の寄り道は避けたほうが良いでしょう。
電車などの交通公共機関を利用する場合はそれぞれの機関のガイドラインに従って購入時の梱包された状態のまま袋やカバンに収納してください。
キャンプで使いたい!
最近キャンプが人気ですよね。
ご家族で出掛けることやひとりキャンプの話題もよく聞きます。
キャンプにはやはり包丁やはさみ、ナイフが必要になってきます。
(家ですべての下ごしらえをしていった場合でもないと不便なことがあります。)
キャンプでの持ち運びも正当な理由になるため違反に問われることは少ないと思われますがしっかりとした梱包が必要になります。
ここでは3パターンの包丁の持ち運び方をご紹介いたします。
包丁の刃の部分を何枚かの新聞紙でくるみガムテープでとめます。
さらにその上に二つ折りにした段ボールをかぶせガムテープでとめたら完成します。
包丁の刃が出ないように大きめの新聞紙を用意してください。段ボールも包丁が抜け落ちないようにガムテープで補強しましょう。
包丁の刃がすべて隠れる大きさのタオルでくるみます。
刃先に関しては突き抜けないよう余裕を持たせます。
輪ゴムで数か所とめれば完成します。
度々、包丁を持ち運ぶことがある場合には市販の包丁ケースを購入するのもおすすめです。
包丁のメーカーやキャンプグッズを取り扱っているメーカーなどから販売されています。
素材も樹脂製の1000円前後で購入できるもの、布製で何本かの包丁を収納できるもの、何本もの包丁が収納できるかばんタイプのものと様々です。
利用パターンを考慮して購入を検討してみるのもいいですね。
引っ越しのときはどうするの?
引っ越しの場合も包丁の所持の正当な理由を説明できますので違反に問われることは少ないと思われます。
キャンプ時の包丁の持ち運び方を参考にしてしっかりと梱包してから引っ越し用の段ボールに詰めましょう。
(複数の包丁がある場合は一か所に詰めるのがおすすめです。)
段ボールの表面には包丁が入っていることを必ず表示してください。荷解きをする際の怪我防止につながります。
海外への引っ越しのときは?
「使い慣れた包丁は海外に引っ越ししても使いたい」と思う方もいると思います。
基本的には日本から送れますが包丁が凶器に認定されてしまう場合があるため注意が必要になってきます。
海外に包丁を運ぶときにはどの国へ引っ越しするかで対応が変わってきます。包丁の運搬にあたっては基準がグレーゾーン(包丁が凶器に該当するのか)な為、国により判断が異なります。
梱包や送り方は日本国内と同様でいいと思われますが引っ越し業者さんなどに渡航先の国の事情の確認や相談は必要になるでしょう。
包丁の持ち運び方って?【まとめ】
包丁を持ち運ぶときにはしっかりと梱包することと、持ち運ぶ正当な理由があることで大抵のトラブルは回避できます。
調理師の専門学校でも通学時の指導があったのを思い出しました。(何本もの包丁を家で研ぐために持ち帰る日があったのです。)
また万が一職務質問をうけた際に隠して所持していた場合、軽犯罪法違反に問われる可能性もありますので包丁を持っていることを隠さずに説明してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。