包丁研ぎの代用となる物は?身近なアイテム4選を徹底解説!

料理するにあたり必要になる包丁ですが日頃のお手入れはされていますでしょうか?

「汚れを中性洗剤などで洗ってから水分を布巾等で拭き取りしまう」で良いのですが切れ味が悪くなってきたら包丁を研ぐという作業があります。

砥石を既にお持ちで「包丁の研ぎ方もばっちり」と言う方もいるかと思いますが、「そもそも砥石って何?家には砥石がない」なんて方もいると思います。

今回は包丁研ぎで砥石の代わりに代用できるものについてご紹介いたします。

包丁研ぎ砥石代わりの代用品

アルミホイル

まずはアルミホイルです。

「聞いたことがあるよ」という方もいると思います。

わたしも子供のころに母親から刃物(包丁に限らずハサミや刃先がギザギザになっているピンキングハサミまで!)が切れなくなったらアルミホイルを切るといいと教わりました。

用意するものはつぎのとおりです。

*アルミホイル
*研ぎたい包丁

適当な大きさに切ったアルミホイルを二つ折りにして間に刃先を入れます。

紙を切るペーパーナイフの要領で切っていきます。

何度か繰り返して水ですすげば完成です。

アルミホイルの原料に含まれるアルミニウムが刃先の細かい傷に入り込み表面がきれいになることにより、切れ味が良くなります。

新聞紙

つぎは新聞紙を試してみましょう。

こんな身近なもので代用できるの?と思ってしまいますが新聞紙の黒インクに含まれる炭素という成分が研磨剤代わりになり刃先が滑らかになります。

また刃先の不純物が落とされることにより切れ味がよくなることもあります

用意するものはつぎのとおりです。

*新聞紙(黒インクがたくさん使われているページがおすすめです)
*研ぎたい包丁

新聞紙を広げます。

刃を15~20度くらいの角度で当て手前に滑らすように引きます。
(角度を一定に保つのがコツです。)

戻して引くという作業を10回くらい繰り返します。

裏側の刃も繰り返しの作業をします。

包丁のインクを水洗いして乾かしたら完成です。

古紙回収等で捨てる前に新聞紙での包丁研ぎをお試しください。

まだまだあります、代用のバリエーション!つぎはこちらをご紹介いたします。

陶器の食器

陶器の食器の逆さにした状態の底の部分(糸底)はザラザラしていて砥石の代用になります。
今回はその部分を利用して包丁を研いでいきます。

用意するものはつぎのとおりです。

*陶器の食器
*布巾
*研ぎたい包丁

平らな場所に布巾を広げその上に陶器の食器の底が見えるように置きます。(グラグラ動くと危険です。)

手で支えながら刃先を15~20度くらいの角度であてて手前に引きます。(角度を一定に保つのがコツです。)

何回か繰り返して裏側の刃先も同じように繰り返します。

包丁と食器を両方とも洗ったら完成です。

あまり力を入れずに引くのがポイントです。

食器といった身近なもので包丁を研げるのはいいですよね。

大根

意外な素材ですが大根です(笑)今回、包丁研ぎで使用するのは普段は捨ててしまう葉の下の部分で十分です。

*大根(捨ててしまう葉の下の部分)
*クレンザー
*研ぎたい包丁

以上のものをご用意ください。
大根の断面にクレンザーをかけます。

包丁を水で濡らして平らな場所に置き、刃に大根をクルクルと擦りつけます。

水で洗い流し乾かしたら完成です。

クレンザーと大根の水分で丁度よい研ぎ汁ができるので料理で使用した大根の付け根を捨ててしまう前にぜひお試しください。

包丁研ぎの代用品【まとめ】

以前、飲食店勤務時の早番では朝の仕込み準備前に包丁を研ぐルーティンがありました。

毎朝の砥石での包丁研ぎは大袈裟かもしれませんが精神統一みたいな効果があり、わたしには心地よかったです。

飲食店に限らずご家庭でも切れ味のよい包丁で調理することはサクサク切れて楽しいですし作業の効率が上がることや安全面でも大切なポイントです。

ここでご紹介した方法はあくまで応急処置的なものになります。

ゆくゆくは砥石を購入してしっかりとしたお手入れを行い愛用の包丁寿命をのばしてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。