ガスコンロから火がつかない!?ガスは出るのにその原因と対策の仕方を紹介
毎日の食事を作るときに必ずといっていいほど使用する、ガスコンロ。火がつくことに特に疑問を持つ方は少ないと思いますが、ガスコンロから突然火がつかなくなったら焦りますよね。
ガスは出てるのになんで出ない?ガスコンロから火がつかないのにガスは出てしまう症状についてお話いたします。
〈 結論 〉電池切れや水濡れの原因がほとんどなので、まずはそこをチェックしましょう。
Contents
ガスコンロの仕組みを知る!
そもそもですが、まず最初にガスコンロの仕組みを知っておきましょう。
ガスコンロは、その名の通りプロパンガス(液化石油ガス)や都市ガス(液化天然ガス)を使います。
燃えるもの(ガス)が酸素と結びつく空気中にある酸素を取り込み、燃やすことで炎を発生させる仕組みです。
ガスコンロには火を起こすために電池が必要?
ガスコンロで火をつける際に、コンロ上に設置してある点火プラグが大切な働きをします。
点火プラグに電流を流して火花を発生させます。
火花を発生させたその温度でガスと酸素を結び付け炎を発生させます。
点火プラグに電流を流すための装置があり、その装置に電池で動くために電池が必要となります。
ガスコンロの火がつかない、ガスは出るの解決方法は?
ガスコンロに火がつかない原因として一番考えられるケースは電池切れです。
新しい電池に交換しましょう。その際は、ボタンを全て元の状態に戻してガスが出てしまってたりなどの危険を避けましょう。
水漏れが原因と考えられるのはなぜか?
ガスコンロに火を起こすためには、点火プラグに火花を発生させガスを燃やすことで発生できます。
しかし、その点火プラグ等に水がかかってしまうと電流を流したとしても火花を発生させることを水が邪魔をし炎を発生させることができません。
また、点火プラグ以外にもバナーキャップ(ガスと空気を調整している部品)にも水がかかっていないか確認しましょう。
安全装置が上手く働かずに火が消える、火花が発生しなくなる原因となります。
(対処法)ガスコンロ等の拭き掃除
点火プラグやSiセンサー(安全機能装置)が濡れた状態だと、ガスコンロから火がつかない(またはつきにくい)原因となります。水気をふき取るということで拭き掃除を行いましょう。
また、料理後の片づけの際に布巾や100均等で販売している「キッチンクリーナーシート」で汚れ等をふき取るようにしておけばこの問題も解消されやすくなります。
※料理をしたときの吹きこぼれや水濡れなど、ガスコンロ付近は汚れなどが溜まりやすくまた目で確認しにくいため気が付かないことが多いのです。
ガスコンロの火がつかないのにガスは出る?
ガスコンロから火がつかない、なのにガスのにおいがする場合はガス漏れの疑いが大きいです。
ガス漏れは爆発事故、火災などの大きな事故につながりやすいので自分で対応しようとせずに業者を呼ぶことを最優先に考えましょう。
ガス臭さを感じたら、
まずはガス器具の栓・元栓を閉めることです。
それと合わせて窓と扉を開けることです。
換気を十分に行うことで一酸化炭素中毒などの危険を防ぎましょう。
賃貸物件にお住まいの方は管理会社に連絡して相談もしておくことも大切です。
また、元栓を閉めてもガス臭さが残っている場合などは緊急としてガス会社へためらわずに連絡することも行いましょう。
なにか起きてからでは遅いので、起きないための行動を心掛けましょう。
絶対にしてはいけないこと
・換気扇は絶対に回さないこと(すでに回っている場合はそのままにしておき、いじらない)
・部屋の電気をつける、またはコンセントの抜き、マッチやライターの使用
・ガス臭い所へ近づくこと
これらの行動は大変に危険です。小さな火花が出るものでも簡単に引火し、爆発を誘発する恐れがあります。またガス臭いところへ近づくことは一酸化炭素中毒を引き起こす恐れもあります。
ガスコンロの火がつかない!ガスは出るの原因と対策は?【まとめ】
ガスコンロを使用しているご家庭のほとんどの方は安全に気を使って調理等をされていると思います。
また、小さいお子様がいるご家庭ではチャイルドロック機能付きのガスコンロも使われていると思います。
火がつく器具は大変に危険が多く、また事故の原因に事前に気づきにくい・起きる事故は一瞬の出来事など、なかなか対処が難しいものです。
日々の清掃や使用頻度に応じた装置等の交換が必要になります。
日ごろから使用するものだからこそ、抑えるべきポイントを覚えてこまめにチェックして事故を防いで安全に過ごしたいものです。