割り箸の使用期限とは?カビや虫対策や保管方法を解説!

普段、わたしたちが何気なく使っている割り箸ですが「使用期限があるのかな?」と気になった方もいるのではないでしょうか?

食べ物ではないので気にしない方が多いかもしれませんが口を付けるものなので意識したいですよね。

今回は割り箸の使用期限のお話です。

割り箸の使用期限は?

実は割り箸の使用期限は明確には定められておりません

これには調べてみて驚きました。

ただし目安はあるようで購入したり貰ったりしてから半年から1年を目途に廃棄するようにするとよいとありました。その基準もあいまいで割り箸の保管状態によるそうです。

木材にはカビが生えるのです!

割り箸の素材である木材は湿気を吸いやすくカビが生えるのを避けられません。

割り箸だと個包装のものもあるし大丈夫でしょ?と思われがちですが紙やポリエチレン袋は空気を通しますので湿気も吸収されます。

割り箸にカビの発生が認められた場合は破棄しましょう。

カビない割り箸は防カビ剤が含まれる可能性も

カビが発生しない割り箸が安全かといったらそうでもないようです。

原材料に防カビ剤や漂白剤を塗布していることがあるので厚生労働省からも「割り箸に係わる監視強化について」注意喚起がされています。

基準を超えた防カビ剤や漂白剤の使用を認めた割り箸については販売の自粛を要請しています。

虫がわくことも!

保管状態によっては割り箸に虫がわくことがあります。これは怖いですよね。

割り箸の素材は木材なので温度・湿度・時間などの保管条件が揃ってしまった場合には虫の住処になります。

ある意味、危険な防カビ剤や漂白剤などの薬剤は使われていないことの確認にはなりますがそんな呑気なことは言っていられません。虫が確認できた割り箸はすぐに破棄しましょう。

割り箸の保管場所

*風通しの良い場所
密閉、密集などは避けて風通しの良い場所に保管しましょう。

*窓際は避ける
窓には結露が付きやすく湿度が上がりやすいため風通しがよくても窓際は避けましょう。

割り箸の素材は木材なので湿気を含んだ時点で劣化が進んでいきます。上記のような保管場所を見つけて上手に管理できるとよいですね。

割り箸の素材

ここで割り箸に使われている素材についてご紹介しておきます。

*アスペン・シラカバ
安価で一番使用頻度が高いのがアスペンです。主に輸入品で木質が柔らかく白く軽いのが特徴です。シラカバも安価で木質は硬めですが原木の量が確保されなくなり割り箸としての供給量は減ってきています。

*竹 
竹は油や火に強いのが特徴です。

竹は成長が早く竹林を維持するために頻繁に手入れを必要とすることから供給量が安定しています。ただし梅雨時の水分を含んだ竹を使用した割り箸はカビや虫の発生するおそれがあります。

圧力乾燥した炭化箸がおすすめです。

*杉
木目の美しさ、きれいに割れること、杉木の香り、適度な強度など優れた素材が杉です。奈良県、吉野地方の吉野杉で作られた杉の柾目が揃った割り箸は最高級品です。

その分価格は高くなりますがおもてなしの席などでの使用が向いています。

*柳
柳は丈夫でしなやかさがあり折れにくいのが特徴でお祝い事の席で使われます。お祝い事の席でお箸が折れてしまっては縁起がよくないですからね。

柳の木は水で清められた神聖な木とされその香りも邪気を祓うといわれます。お祝い事の席でのお箸は割り箸ではなく1本ずつの箸に加工されます。

割り箸の使用期限は?【まとめ】

今回は割り箸の使用期限について調べてみました。

使用期限が明確には定められていない割り箸の安全性を求めるならばすぐに使い切ること、ため込まないことが一番かもしれません。お弁当を購入する際も使用に必要な分だけの割り箸を貰い少しでもエコ活動に協力したいものです。

ご家庭に長期間保管している割り箸がある場合、カビや虫、変色などの確認をいますぐ行ってみましょう。また保管場所についても見直してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。