割り箸のデメリット・メリットとは?環境破壊やエコについて解説!
普段、飲食店などで何気なく使う割り箸、メリットとデメリットがあるのをご存知でしょうか?
なんとなく日頃の情報から割り箸を使うことのデメリットが強めなイメージですがいろいろな面があることがわかりました。
今回は割り箸を使うことにおけるメリット・デメリットのお話です。
割り箸のメリット
馴染んでしまっている衛生観念なのでなかなか変えられませんが「使い捨てイコール衛生的」といった概念があります。
確かに食べ物を口に運ぶお箸には衛生面(今は更にコロナ禍です!)を気にしたいですよね?
しっかりと衛生対策をしているエコ箸を提供していても「割り箸はないの?」と聞かれるかたはおられます。
割り箸を発明した「割り箸文化」を持つ国、日本ならではですね。
飲食店はサービス業でもあるため完全な割り箸排除には繋がらないのが現状です。
中国における森林伐採
現在、日本における割り箸の原産国は中国がほとんどを占めます。
主な原料はシラカバやアスペンで中国では森林保護を理由に生産を制限、またロシアからの原料輸入や将来的には輸出禁止も視野に入れているそうです。
これにより割り箸の価格高騰が起きることが見込まれます。
廃棄物の量
一年間で一人当たり平均200膳の割り箸を使用しているデータがあります。15%がお弁当用、20%が家庭用、65%が飲食店使用であるそうです。
一年間で一人200膳相当の廃棄物を出している計算になります。
割り箸を使うことにより廃棄物が出ます。
「塵も積もれば山となる」の言葉通りで一回分のゴミはたいしたことがないと思っていても一年スパンでみてみると大量のゴミに繋がるのです。
洗浄によるコストアップ
エコ箸は割り箸に比べてコストが掛かります。
一膳当たり単価が高いのはもちろんのこと(洗浄すれば繰り返し使えますが)、エコ箸使うには洗う作業が発生してきます。
手間が増えることにより飲食店では人件費、洗浄費アップに繋がってきます。
また永久的に使える訳ではないため人の目でチェックして劣化してきた箸を分別する必要があり劣化した箸を提供し続けると店舗のイメージダウンに繋がりかねません。
間伐材利用の可能性
樹木の育成を促す目的のひとつとして木々を間引く間伐があります。森林を豊かにする目的があるので森林破壊には当てはまらない伐採です。
この間伐材や丸太から四角く木材を切り取った後の端材など資源を有効利用した割り箸ならエコの意識が強いかたでも使っていて罪悪感が少ないのではないかと思います。
*「木づかいサイクルマーク」
日本の美しい森の再生を願い、「植える・育てる・収穫する・上手に使う」を表しているマークが付いた割り箸を選んで購入することにより森の保護再生活動の一端に携われます。
エコ対策のイメージ戦略
特に飲食店では割り箸ではなくエコ箸を使うことによりゴミ削減の取り組みを可視化し「環境破壊を認めていない」という社会性をアピールすることができます。
これにより高感度が上がり集客効果に繋がる可能性はあります。
「my箸」のすすめ
外食時に「my箸」を使う運動を進めている団体もあります。地球温暖化やゴミ問題に敏感なかたなら既にお持ちになられて使用しているかもしれません。
みんなが使うようになれば特異な目で見られることもなく当たり前に使えますね。
割り箸のデメリットとメリットとは?【まとめ】
今回は割り箸を使うことによるメリット・デメリットをご紹介いたしました。
割り箸を使用することは人それぞれの考え方によるので押し付けはできません。これが現状です。
また割り箸使用のメリット・デメリットを調べたことにより、個々でよく考えこの問題に取り組まなければいけない時期がきているのがヒシヒシと感じられました。
みなさんもこれを機に考えてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。