キッチンハイターでまな板が赤くなる!原因と対策方法は?

コロナ禍もあり、夏場という季節的にも、消毒や除菌に対して気にかけている方は多いと思います。

私も前職が給食のおばちゃんだったこともあり、食中毒に対して日々危惧していましたので、消毒・殺菌・除菌・滅菌…これらの言葉にはかなり敏感になっていました。

家に帰っても家族の健康状態を維持するために、食中毒には気を付けていました。そこで使っていたのが万能なキッチンハイターです。

我が家は、布巾やまな板の除菌や漂白を週1回キッチンハイターでやっています。

以前キッチンハイターを使ったときに、まな板が赤くなることがありました。

何かに反応するように一部赤く染まるのですが、流せば色は残らないのであまり深くは考えなかったのですが、何が原因だったのでしょう。なんだか怖いので調べてみました。

キッチンハイターでまな板が赤くなる原因は?

菌が原因?

結論からいいますと、キッチンハイターを使うことで赤くなる原因は『菌』ではありません

ではなぜ『菌』だと思ったのか?

それは赤い不快なものに見覚えがあるからです。

お風呂場のタイルや壁が赤くなっているところを見たことはありませんか?

うっすら赤っぽくてぬるっとしていて、ピンク汚れとも言われる。あれは「赤カビ」です。

今回のまな板もこの赤カビが原因かとも思いました。

が、よく考えると、キッチンハイターを使った後に赤くなったので、順序的におかしくないか?と

そもそも赤カビを退治するのに、塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使うのだから、同じ成分であるキッチンハイターを使ったら赤カビは消えるはずですね。なので赤くなった原因は菌ではないでしょう。

余談ですが、赤カビの対策は、浴室内を50℃以上の暑いお湯でシャワーしてから冷水シャワーして浴室内の温度を下げて、できれば水分を残さないようにすると防カビできます。

面倒な方は、防カビスプレーなども売っているようですので活用しましょう。

色素が原因?

まな板は毎日使うものですが、しっかり洗っているつもりでも、包丁で出来た傷の奥深くまで洗えてなかったりするものです。

その傷に野菜や果物の色素が入り込み、キッチンハイターで漂白したときにその色素に反応して赤くなることがあるようです。

確かにまな板の傷が多いところが赤くなっていたような…。野菜の色素だったら安心ですが、そもそもちゃんと洗えていないことが原因ですね。

対策として、傷目に沿って洗うようにして、キッチンハイターで漂白する時はラップなどで覆い全面に液剤がしみ込むようにしましょう。

まな板用のブラシも売っていますが、余計に傷をつけてしまいそうなので、私は使いません。

まな板にも寿命がありますので、あまりにも傷がある場合は、新しいものに交換するようにしましょう。

漂白剤で衣類が赤くなるのは同じ原理?

少し話は変わりますが、夏の時期、洗濯で漂白剤を使ったときに、白物の衣類が赤くなったりピンクに染まったりした経験はありませんか?

これは日焼け止めの成分である『酸化チタン』が衣類に移って染み込んでしまい、塩素系漂白剤を使った時に化学反応を起こしてピンクや赤に変色させてしまうようです。
この『酸化チタン』ですが、食品にも白色の着色料として含まれることがあります。

ただ、チョコレートやガムなどの着色料としてなので、調理で付着することは考えにくく、これがまな板を赤くする原因とは言い難いでしょう。

塩素系漂白剤の方が落ちは良いのですが、酸素系漂白剤を使うことで変色を防ぐことができるので、心配な方は酸素系を選ぶようにして下さい。

キッチンハイターでまな板が赤くなる【まとめ】

これだ!という原因を突き止めることはできませんでしたが、一番疑わしいのは食材の色素でしょう。

キッチンハイターで何度やっても赤くなるようなら、まな板の傷の奥深くまで汚れが入り込んでいる可能性もあります。その場合は買い替えも検討してください。

キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、酸性のものと混ぜると化学反応を起こしてガスが発生する場合もあります。

『赤くなる』ことは一つの危険信号かもしれません。

キッチンハイターは除菌・漂白と万能ですが、使用方法をきちんと守って、キッチンのお手入れに役立てましょう。