カセットコンロは手軽に持ち運びができ、ガスボンベがあればさまざまな調理ができる便利な調理器具です。土鍋はカセットコンロとセットでよく使われますね。
カセットコンロと土鍋を使うときには注意しなければならない危険があるのはご存じですか?
カセットコンロのガスボンベカバーをおおってしまうような大きな土鍋は危険でガスボンベが爆発する恐れがあるので注意が必要です。
カセットコンロと土鍋に起きる危険性や新品の土鍋を使うときの注意点、またカセットコンロと土鍋で停電時に役立つ炊飯方法をまとめてみました。
カセットコンロと土鍋に起きる危険性とは?
お鍋にはカセットコンロと土鍋を使って食卓を囲むご家庭も多いのではないでしょうか?
カセットコンロと土鍋を使用する際に注意することがあります。
そんなカセットコンロと土鍋に起こる危険性をまとめてみました。
カセットコンロのガスボンベカバーをおおってしまう大きな土鍋は危険。
カセットコンロのガスボンベカバーをおおってしまうような大きな土鍋は、ガスボンベが過熱されて爆発する恐れがあるので絶対に使用しないでください。
カセットコンロにはタイプがあり使用できる鍋の大きさの指定があります。
4~5人前の9号土鍋(口径24㎝)以下のタイプが使用できるカセットコンロが多く。10号以上の土鍋を使用する場合は必ずカセットコンロの取扱説明書を確認してくださいね。
土鍋の底の水分をふき取る。
土鍋は急な温度差に弱いので、底がぬれている状態で強火にかけるとひび割れを起こすことがあるので、しっかり水分を取ってからカセットコンロに置きましょう。
土鍋の空だきは危険。
土鍋を空だきするとカセットコンロの本体に熱がこもり、ガスボンベが過熱されて爆発する恐れがあるので危険です。
カセットコンロで新品の土鍋を使うときの注意点
新品の土鍋をいきなり使うと土鍋が割れてしまったりひびが入ったりします。
それが原因で土鍋を囲んでいるときに熱湯でやけどをしたらとても危険です。新品の土鍋は使い始める前に目止めが必要ですね。
目止めとは、土鍋には目に見えない小さな穴が空いていてそのまま使うと、ひび割れや水漏れ・匂いがしみ込んで取れなくなるのでそれを防ぐための作業です。
米のとぎ汁などの粘りが多いでんぷん質を目止めに使い、土鍋の内側をなめらかにコーティングします。
目止めには片栗粉や小麦粉などを使用する方法がありますが、今回は米のとぎ汁で目止めとする方法をご説明します。
土鍋を水洗いして水分をふき取り乾かします。乾いたら土鍋の8分目まで米のとぎ汁をいれ吹きこぼれに注意して30分ほど弱火で煮込みます。
そのまま一晩置き、冷めたら水洗いしてから乾かします。
セットコンロと土鍋で停電時に役立つ炊飯!
カセットコンロとガスボンベがあれば土鍋で炊飯することができるので、停電や災害のときにも役立ちます。
土鍋で炊き上げるお米はふっくらモチモチして美味しいと言われますので、普段でも作れる土鍋で炊飯する方法をご説明します。
水 250cc
②土鍋に水と米を入れて、ふたをします。
③強火で沸騰して吹きこぼれそうになったら火を弱火にします。
④10分後に火を止め、米の様子をみて足りなかったら1分間ずつ延長します。
⑤10分間そのままにして蒸らします。
カセットコンロと土鍋を使い、ぜひ炊飯器と違うごはんのおいしさを味わってみてはいかがでしょう。
また炊飯用の土鍋も出ていますが、カセットコンロにはIH専用の土鍋は使用できませんので注意してくださいね。
カセットコンロと土鍋の組み合わせは危険?【まとめ】
最近のカセットコンロは危険防止のために安全装置が搭載されていますが、カセットコンロはガス器具なので取り扱いには細心の注意が払いましょう。
またカセットコンロの寿命は10年・ガスボンベの寿命は7年と言われています。
古くタイプのものは安全のために買い直すことをおすすめします。
購入される際にはカセットコンロや土鍋のサイズを確認してから購入すると間違いないですね。
さらに土鍋の使い始めには目止めすることを忘れないようにしましょう
カセットコンロや土鍋は正しく使用しご家庭でいろいろな鍋料理を楽しんでくださいね。