キッチンペーパーの落し蓋で溶けるのを防ぐ方法を徹底解説!
煮物を作る時に、キッチンペーパーでは溶ける心配ではありませんか?
実は、落し蓋以上に、キッチンペーパーは効果があります。
使用方法を守れば、キッチンペーパーでも充分落し蓋として出来ます!プロの方や料理教室でも、キッチンペーパーを落し蓋に使っている所は多いです。
キッチンペーパーを落し蓋にするメリットと注意点を解説します。
Contents
キッチンペーパーで落し蓋で溶けるのを防ぐ方法
キッチンペーパーには、不燃織りタイプとパルプタイプがあります。
不燃織りとは、不織布を科学的な作用で熱・機械で接着した布のことをいいます。
不燃織りタイプの方がしっかりとした作りで強度があり、お値段も高めです。
パルプタイプは、食物の繊維から作られています。値段も手頃で、ロールで大量に売られているのが特徴です。
しかし、不燃織りより薄いので、沸騰した煮物の気泡に晒され続けると、水や油を吸って柔らかくなったところから溶ける(切れる)可能性があります。
不燃織りタイプのキッチンペーパーを落し蓋に使用するのが望ましいです。
パルプタイプのキッチンペーパーしかない場合は、強度を保つために、2枚以上重ねて使うと安心です。
どちらも、強火でゴトゴトと煮込まず、数枚重ねて強度に気をつければ、充分落し蓋として使用できます。
キッチンペーパーの落し蓋の作り方
不燃織り、パルプタイプのキッチンペーパー共通です。
蒸気が抜けるための1cm程の穴を数カ所開けます。穴を開けると急な沸騰を防止することになるので吹きこぼれにくくなります。
万が一沸騰した状態が続くと、キッチンペーパーが溶けるため、料理に混入してしまう場合があります。強度を保つために2~3枚重ねて下さい。
ガス火の場合は、キッチンペーパーに引火しないように、鍋からはみ出ないように敷きましょう。
キッチンペーパーは、驚く程にアクの油を吸います。
キッチンペーパーの落し蓋は、鍋からはみ出ないように2~3枚重ねて、沸騰させないように煮るという注意点を守ればとても簡単に作ることができます。
キッチンペーパーの落し蓋の効果とメリット
落し蓋には、煮える時間の短縮や煮崩れ防止などの効果がありますが、キッチンペーパーの落し蓋の場合は、さらに三つの効果が上げられます。
アクを吸う
金物やシリコン製などの既存の落し蓋では、お玉でアクをすくう作業が発生します。
キッチンペーパーなら、吸収性に富んでアクを良く吸うので、お玉でアクを掬う作業が不要になります。
臭味を抑えられる
肉や魚などの臭味もキッチンペーパーが良く吸収してくれます。
既存の落し蓋は、食べ物の臭い移りがあると、ハイターにかけたりと洗う手間がかかります。
そのまま捨てられる
既存の落し蓋よりも、アク取りをしなくていいのでそのまま捨てられます。洗い物が少なくて済むので時間短縮になります。
キッチンペーパー以外で落し蓋に代用できるものを比較
アルミホイル
キッチンペーパーより強度がありますが、アルミの成分が熱で溶けて流れ出すと、アルツハイマーなどの健康被害の恐れがあり、気になる方は使用を控えた方がいいかもしれません。
クッキングシート
キッチンペーパーより硬いので、鍋の形に合わせてハサミで切るひと手間があります。また、ワックスの効果で吸水性はあまりありません。
キッチンペーパーの落し蓋で溶けるのを防ぐ方法【まとめ】
本文で解説した方法を使えばキッチンペーパーでの落し蓋は充分できるので、溶けることはありません。
万が一、キッチンペーパーにガス火が引火してしまった場合や、溶けてしまった場合は、すぐに取り出して下さい。
キッチンペーパーの落し蓋は、一度にアクと臭味を同時に取ってくれるので、美味しく出来るだけでなく、アクをとる作業や洗い物が減るため時短家事を叶えてくれますね。