冬が旬のぶりは脂がのっていてとても美味しいですよね。ぶりを使ったお料理はたくさんあり食卓に並ぶ頻度が多いお魚の1つではないでしょうか?
ぶりをお料理に使い、召し上がる時、みなさんは皮はどうしていますか?ぶりの皮はほかのお魚に比べ硬くて、残される方も多いのではないでしょうか?
実はぶりの皮には女性に嬉しい栄養素があるのですよ!今回はぶりの皮を食べるべきメリットやデメリット、皮に含まれる栄養素を解説していきます。
皮を残すのがもったいなく感じてしまいますよ!
ぶりの皮の栄養素
ビタミンA
皮膚や粘膜、目を健康な状態にしてくれる栄養素です。抵抗力を強める効果も持っています。
新しいお肌の細胞を作ってくれるため、シミやしわなどのお肌のトラブルを解決してくれます。その結果、美肌効果を得られるので、女性にとってはうれしい栄養素なのです。
不足すると視覚障害が起きたり、皮膚が乾燥したり、免疫力が低下してしまいます。
ビタミンB2
ほとんどの栄養素の代謝をサポートしてくれる役割を持つ栄養素です。特に脂質をエネルギーとして使われるときに欲しい栄養素です。
また皮膚や粘膜を守る役割も持っています。
皮膚、髪、爪などの細胞の再生にも関わっています。
不足すると脂肪が燃焼されにくくなってしまい太りやすくなります。口内炎、ニキビや肌荒れ、お肌の乾燥、髪の潤いがなくなったり、風邪をひきやすくなってしまいます。
DHA・EPA
お魚に含まれる必須脂肪酸で、私たちの身体からは作られることができず、食事から摂取しなければならない栄養素です。
DHAはドコサヘキサエン酸といい、目の健康や認知症の予防、記憶力アップにつながる栄養素です。
EPAはエイコサペンタエン酸といい、血液をサラサラにしてくれる栄養素です。動脈硬化や心筋梗塞を予防してくれます。
この2つの栄養素は、中性脂肪を減らす役割や、サラサラになった血液によってお肌のトラブルを軽減してくれる効果がありますので、ダイエットをしている方や女性にとって嬉しい効果を得られます。
ぶりの皮を食べるメリット
ぶりだけでなく、お魚の皮にはコラーゲンがたくさん含まれています。
コラーゲンはお肌のハリなどの美肌を作り出したり、関節痛の予防、アンチエイジングといった女性に嬉しい栄養素が含まれています。
またお魚の皮のコラーゲンの吸収率は良いとのことです。
美容にとても大切ですので、毎回皮を残されている方もお肌のために摂取してみてはいかがですか?
ぶりの皮を食べるデメリット
ぶりの皮には健康に良いからたくさん食べよう!と思う方がいるかもしれません。しかし、食べ過ぎるとかえって健康に良くないのです。
ぶりの皮の含まれるオメガ3脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールを減らしてくれるので、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
しかし、加熱すると過酸化脂質に変わってしまい、血液をドロドロにさせてしまうのです。
くれぐれも食べ過ぎないように気を付けましょう。
ぶりの皮の食べ方
ぶりの皮にはうろこがついていて、ほかのお魚の皮より硬いので、残されたり、苦手な方がいるかと思います。
ここでは、鰤の皮を食べやすくなるレシピをご紹介します。
ブリの皮の湯引き
ぶりの皮を湯引きすることで、食べやすくなりますよ。
方法はぶりの皮を熱湯にかけて、浮き上がってきたうろこをしっかり取ります。食べやすい大きさに切って再度熱湯をかけて冷水にかけてしめるだけです。
ポイントはうろこをしっかり取ることです。
酢醤油や酢味噌をかけると美味しく召し上がることができますよ。
ブリの皮のから揚げ
ぶりの皮にお酒をかけて30分ほどおいておきます。
出てきた水分をキッチンペーパーなどでしっかり取ります。
一口サイズに切って片栗粉を付けて油で揚げるだけです。
サクサクした触感になり、おつまみにも合いますよ。
ぶりの皮食べるのはあり?【まとめ】
今回はぶりの皮に含まれる栄養素や皮を食べるメリット、デメリットをご紹介しました。
身の部分だけ栄養があるだけでなく、普段何気なく食べたり残したりしている皮にも栄養素がつまっているなんて驚きますよね。
また女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれているのも嬉しいポイントですよね。
これを機に、ぶりの皮を普段食べない方にもおいしく召し上がることができるようにレシピもご紹介しましたのでぜひご参考にして、ぶりの皮を食べて健康に過ごしていきましょう。