鯖缶のしるは飲むべき・飲まない方が良い?栄養と塩分の観点から調査!
高たんぱくで栄養バランスもよい「鯖缶」ですが、ちまたでよく話題となるのは「鯖缶のしる」についての取扱いについて。そのまま飲んだ方がよいのか、「しる」だけ捨てたほうがよいのか?栄養や塩分についてはどうなのかです。
私も、あの美味しい「しる」をごはんにそのまま、かけて食べることもよくありますが、そんな「鯖缶のしる」について、考えるべき点を考慮した上で、美味しく摂取したい、という思いを胸に以下の点について目を向けた上で、積極的に、摂取すべく考えてみたいと思います。
鯖缶のしるを飲む場合に気になること
鯖缶のしるを飲むか否かについては、賛否両論あろうかと思います。
しかしながら鯖の身だけを食べて、鯖缶のしるを全部捨ててしまうなんて、中に栄養分が溶けているようで、もったいない気がします。
皆さんもご存知のように鯖缶のしるは、そのまま飲んでも美味しいし(適度に旨味があり、塩加減もよい感じです)、邪道?かもしれませんが、ご飯にかけて食べるとまた幸せ感、満足感が、口の中に広がります。
こんな美味しいものを、捨てるなんて。でもこの「鯖缶のしる」を飲むことについては、頭の中で(塩分など)あれこれ考えてしまいます。また缶詰そのものの安全性について、不安を感じる人がいらっしゃるのも、また事実かと思います。
鯖缶のしるは、飲むべき?
鯖缶のしるの取扱いについては、結論から申し上げると、摂取することについて、健康的に問題ない方であれば、有効活用することが好ましいと言えると思います。
飲むのもよい、ご飯にかけるのもよい、はたまた鯖缶のしるをベースにしたスープなど、アレンジした料理に活用することも問題ないと思います。
鯖缶のしるを摂取することで、健康に影響が出るとすれば、痛風・高血圧等の疾患がある方は注意が必要かもしれません。しかしながら、それはひょっとすると、そういう方は鯖缶のしるの摂取以前に、お魚である鯖そのものの摂取についても考えるべきかもしれません。
缶詰ということで体に害を及ぼす事例も、特に目立った発表もなされておらず、どうやら鯖缶のしるを摂取することについては、メリットのほうに、軍配があがりそうです。
鯖缶の栄養について
鯖缶について栄養を考える場合、代表的なものとしては、EPA・DHAが豊富に含まれていると言われています。
そもそも缶詰ということで、製造過程で空気に触れることが少なく、加熱処理の上、密閉保存されることで、栄養そのものも酸化することなく、豊富に摂取できることになります。
タンパク質、ビタミン類も豊富で、鯖缶に含まれる栄養は総じて、血流を良好にキープする効果があると言われています。
特に鯖の水煮缶については、栄養が豊富な煮汁の処理について話題になることも多く、鯖缶のしるを捨てるのはもったいないと言われることにつながるわけです。
鯖缶のしるについての塩分は?
鯖缶に含まれる塩分については、水煮缶であれは約2グラム、醤油・みそ煮缶で約2.5グラム程度と言われております。その差は0.5グラムといったところです。比べると鯖缶のしるについては、水煮缶の方が塩分は低く抑えられているようです。
しかしながら、以前より日本人一日あたりの目標食塩摂取量は10グラム前後と言われていた時代から、最近では10グラム未満、7グラムや8グラムを目標になどと言う声もある中で、この鯖缶のしるに含まれる塩分2グラムは、なかなかの量として認識しておいた方がよさそうです。
健康面で、塩分の影響を受ける方などは、含まれる塩分の量について意識されたほうがよいかもしれません。
この鯖缶のしるに含まれている塩分は、スープなど、アレンジした料理を作る際には、かくし味として、絶妙な役割を果たしていることも否めません。
最近では減塩の鯖缶とか、食塩未使用の鯖缶なども発売されているようですので、商品選定の際には、バリエーションが広がっているようです。
鯖缶のしるは飲むべき?【まとめ】
「鯖缶のしる」について、飲むべきか否か、栄養的にはどうなのかを含めて、目を向けて参りましたが、総じて、摂取することについては問題なさそうです。
むしろ「鯖缶のしる」に含まれている栄養を考えた場合、個別の健康事情を考慮しなければならない方でない限りは、「積極的に摂取したほうがよい」のではないでしょうか。
そのままでもよいし、アレンジしてスープなどの料理として飲まれるのもよいかと思います。
衛生面でも万全に、そして安全に製造されている「鯖缶」ですが、栄養、また含まれている食塩の量なども考えた上で、効果的に活用されるのが有効と言えるようです。
ありがとうございました。