「秋鮭」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
秋鮭はその名の通り、秋に旬を迎える鮭のことです。
鮭は北海道で産まれ、3、4年かけて旅をし、また、産卵のため北海道に戻ってきます。その戻ってくる鮭こそが秋鮭と言われる鮭です。
海での逆流や波に耐え泳いできた秋鮭は、脂身も甘く身の引き締まった上質な魚です。
今回はそんな鮭が入った瓶詰めのフレークの保存方法についてポイントを当ててみたいと思います。
瓶入りの鮭フレークは誰もがスーパーなどで一度は買ったことがあるだろうものです。パスタにしても。
チャーハンにしても、またおにぎりにしても、とても美味しく食べられます。
瓶入りの鮭フレークは、開封前、開封後で賞味期限が全く違いますので、食べる楽しみ方によって大きく保存方法も変わってきます。では、詳しくみてみましょう。
普通の鮭と瓶入り鮭フレークの賞味期限の違い
普通の鮭は生で売られ、それを焼くものですが、瓶入り鮭フレークは高温殺菌がされています。
その分日持ちもします。
ただ、開封後の鮭フレークは、生の鮭と賞味期限は変わりません。
鮭フレークのほうが塩分が少し高いので、ほんの少し日持ちが伸びるかな、という程度です。
鮭フレークの保存方法
開封前の瓶入りの保存方法
瓶入り鮭フレークの場合、開封前は常温での保存が可能です。
直射日光などを避け、置いておくと最大一年は保存できます。
非常食として防災リュックの中に水で膨らむ白ご飯と一緒に入れておいてもいいでしょう。
開封後、冷蔵庫での保存方法
開封前と開封後では保存期間がぐんと変わります。
冷蔵庫の場合は、ラップなどで密封しても、瓶のまま置いておいても、保存期間は一週間程度となります。
そういう点をふまえれば、毎食、毎日でも鮭フレークが食べたいという人におすすめです。
鮭フレークは一段と食感、味も良くなり、最近ではレシピも数多く掲載されています。中には鮭フレーク特集が組まれることもあるくらいです。
鮭フレークはなんにでも合います。クリームコロッケや、グラタン、そして定番のお弁当にも。
毎食食べても飽きず、アレンジも効くので一気に食べる方も多いのではないでしょうか。
開封後、冷凍庫での保存方法
少しずつ日数をかけて楽しみたい方は、冷凍庫での保存方法をおすすめします。
冷凍庫の場合、ラップをしてジップロックで密封すると一ヶ月はもちます。
こまめに楽しみたい方は、少量の鮭フレークをいくつも分けてラップするといいでしょう。
解凍は自然解凍やレンジでの解凍の方法がありますが、一番おいしく食べられるのは冷蔵庫へ入れてじんわりと時間をかけて解凍する方法です。
注意点は一度解凍した鮭フレークは、再度冷凍すると極端に味が悪くなるということです。食べられる分だけを解凍することをおすすめします。
瓶ごと冷凍することもできますが、あまりおすすめはできません。
瓶にも、鮭にも、問題はないのですが、予定通りの量を瓶から取り出すことができないからです。
また、全てを解凍してから再度、冷凍庫に入れると味が悪くなります。
鮭フレークの保存方法は?【まとめ】
最近では手作りの鮭フレークを作る人も増えているようです。
手作りをして常備品のように自宅に置いてあるお家もあります。
手作りのものも、瓶入りと同じく冷蔵庫は一週間、冷凍庫は一ヶ月の賞味期限です。
さて、上記に記載した通り、瓶入り鮭フレークの保存方法は食べる人によって変わります。
瓶のふたを開ける前に、保存方法を決めてから開けてもいいと思います。
毎日でも食べたい人は、冷蔵庫。こまめに長く食べたい人は、冷凍庫でのラップ保存が適しています。
また、ふたを開けずに湿気の少ない場所にしまっておいてもいいかもしれません。
忘れてきたころに、掘り出し物のように出てくるラッキー感覚が味わえます。
そして、開封前は一年という長い賞味期限がありますから、ほとんどの場合、食すことができるでしょう。