ししゃもは何歳から食べられる?離乳食にする3つのポイントを解説!
骨ごと食べられるししゃもは、カルシウムなどの栄養が豊富なので「お子さんにも食べさせたい」と考えるママさん、パパさんもいるのではないでしょうか?
実際のところ、いろいろなサイトで「ししゃもは何歳から食べられるの?」「1歳の子にししゃもを丸ごと食べさせて大丈夫?」という内容の相談をたくさん目にします。
では、小さなお子さんは何歳からししゃもを食べられるのでしょう?
今回はししゃもは何歳から食べさせて良いのかについて解説していきます。
Contents
ししゃもは何歳から食べられる?
ししゃもは、離乳食完了期にあたる1歳~1歳半ごろから食べさせることができます。
1歳前の赤ちゃんには与えないでくださいね。
塩分が高いため、あまり小さなうちに食べさせると、お子さんの腎臓や血管に負担をかけてしまいます。
毎日、食事作りを頑張っているママさんにとっては、家族が食べるししゃもを取り分けて離乳食にできたら、手間が減って助かりますよね。
小さなお子さんに食べさせる時のポイントや注意点を知って、家族でししゃもをおいしくいただきましょう。
ししゃもを離乳食にする時に気をつける3つのポイント
塩抜きは必須!
ししゃもは塩分が多いので、赤ちゃんに食べさせる時は必ず塩抜きをしてください。
ししゃもの塩抜きの方法は、多めの水に30分ほどひたす方法と、たっぷりのお湯で10分ほどゆがく方法があります。
どちらの方法も、塩抜きが終わったら、キッチンペーパーでしっかり水分を切りましょう。
お湯でゆでる方法は身がふっくらするので、お子さんが食べやすくなりますよ。
食べられるのは身のみ!
離乳食で食べられるししゃもの部位は身だけです。
塩抜きしたししゃもを焼いてから、背中を開いて頭と背骨を外し、残った小骨もすべて取り除きましょう。
大人ならそのまま食べられるししゃもの頭や骨も、喉が小さな赤ちゃんにとっては凶器になることがあります。
卵や内臓も与えないでくださいね。
少量ずつ様子をみながら
塩抜きをしても、ししゃもの塩分を完全になくすことはできません。
大人なら大丈夫な量でも、小さな体の赤ちゃんにとっては塩分過多になってしまいます。
また、ししゃもの身はアレルギーが出る可能性の低い食材ですが、どんな食べものでも100%出ない保障はありません。
万が一のことを考えて、与える量は少量ずつにしてください。
ししゃもの卵は離乳食に使って大丈夫?
プチプチの食感の卵はししゃもの一番の魅力ですし、気に入るお子さんも多いと思います。
身は1歳すぎから食べさせられますが、卵は何歳から大丈夫なのでしょう?
ししゃもの卵は、離乳食が終わる1歳半ごろから食べさせても良いとされています。
しかし一方で、3歳ごろからが望ましいという意見もあります。
奥歯が生えそろってしっかり噛み砕けるようになるのが2歳半ごろということや、小さなうちから食べさせるとアレルギーが心配、というのが理由です。
ししゃもの卵は、生まれて初めて食べさせる魚卵に適しているとされていますが、卵アレルギーと診断されているお子さんや、ご家族に卵アレルギーの人がいるお子さんは、3歳まで待った方が安全かと思います。
もし食べたあとに、蕁麻疹、目のかゆみや充血、のどの痛みや腫れ、鼻水、咳や呼吸の乱れ、下痢、嘔吐などのアレルギー反応が出たときのために、すぐに病院に行けるようにしておきましょう。
食べさせる時間は、なるべく病院が開いている時間を選んでください。
そして離乳食の時と同様に「加熱して、少量ずつ」食べさせるのが鉄則です。
お子さんが喜んで食べていると、ついたくさんあげたくなるかもしれません。
でもそこは、グッとこらえて、お子さんの健康や安全を最優先に考えてくださいね。
万が一、体調を崩した時、辛い思いをするのはお子さんだということをお忘れなく。
簡単!ししゃもの離乳食レシピ
ししゃもを離乳食にする場合、頭や骨を取り除いて身をそのままあげるだけでもいいのですが、栄養のバランスを考えると、やはり野菜も食べさせたいですよね。
でも、赤ちゃんは好き嫌いに正直。
ししゃもは食べるけれど、野菜は断固拒否!なんてこともよくあると思います。
そこで、ししゃもと野菜を一緒に食べられる離乳食はいかがでしょう?
丸い形がかわいらしく、ほうれん草とにんじんの鮮やかな色が目を引く一品です。
ししゃもの塩分がちょうどいい味つけになりますよ。
ししゃもは何歳から食べられる?【まとめ】
離乳食でししゃもを食べさせるには、塩抜きや頭や骨を取り除く手間が必須です。
小さなししゃもから骨を全部取り除くことを考えると、面倒に感じて食べさせるのをやめようかと考える人もいると思います。
では、ししゃもを1尾丸ごと食べられるようになるのは、何歳からでしょう?
個人差はあるものの、3歳をすぎたら丸ごと食べさせて大丈夫とされています。
歯が生えそって、噛み切る・噛み砕く、などのひと通りの咀嚼ができるようになる年齢ですね。
ししゃもは、お子さんの成長に欠かせない栄養素がたくさん含まれている食材です。
幼児期になり、丸ごと食べられるようになったら、時々食べさせてあげてほしいと思います。
ただし、何歳から食べさせるにしても「初めは少しずつ慎重に」がお約束。
思いがけないことで急に体調を崩すことは、小さなお子さんにはよくあることです。
また、ししゃもの食べすぎは塩分過多になるので、量には気を付けてくださいね。
1歳をすぎたら、家族の分から取り分けて、ししゃもの味を経験させてあげてはいかがでしょう?