ししゃもは季節問わずスーパーに並んでいて、焼くだけで手軽に食べることができますよね。
特に子持ちししゃもはプチプチした触感がクセになり、ついついお箸が伸びてしまいます。
だけど、ししゃもって塩分とか高そうだし、たくさんの量を食べても大丈夫かな…と心配になりませんか?
でも実はししゃもってタンパク質が多く含まれていて健康に良い栄養が含まれているのですよ!
今回はそんなししゃものタンパク質などの栄養素やどのくらいの量を食べてもいいのかを詳しく解説していきます。
Contents
ししゃもとは
ししゃもには“本ししゃも”と“カラフトシシャモ”の2種類います。
“本ししゃも”は北海道の一部の地域で獲れていましたが、乱獲などにより漁獲量が大きく減ってしまい、スーパーで売られているのが非常に少ないです。
“カラフトシシャモ”はノルウェーからの輸入品であり、スーパーで売られているほとんどのししゃもがこちらの種類になります。
子持ちシシャモはカラフトシシャモのメスで、オスのシシャモは冷凍品で売られているのが多いようです。
ししゃも1匹のカロリーや栄養素
ここではししゃも1匹のカロリーと栄養素について解説します。
1匹のカロリー
子持ちししゃものカロリーは1匹(約30g)あたり約50キロカロリーです。
オスのししゃものカロリーを見てみますと、一匹(約30g)あたり約50キロカロリーです。
子持ちししゃものほうがカロリーが高そうと思われがちですが同じカロリーです。
ししゃもに含まれる栄養素
ししゃもの栄養素は、タンパク質、カルシウム、ビタミンB2、DHAとEPAが豊富に含まれています。
カルシウムは骨を作るのに必要な栄養素です。丸ごと食べることができるししゃもは、ほかの魚と比べてカルシウムをより多く摂ることができます。カルシウムが不足すると、丈夫な骨を作れなくなってしまいますので、しっかり摂るようにしましょう。
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、脂質の代謝を助ける作用がありますが、身体の中にずっと溜めておくことはできないので、常に摂らなくてはいけない栄養素なのです。
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は魚に含まれる栄養素です。
EPAは血液をサラサラにしてくれ、DHAは記憶力がアップしたり認知症の予防にも効果があります。私たちの身体の中では作られない栄養素なので、食事から摂らなければなりません。
ししゃものタンパク質に注目
ししゃもにはたくさんの栄養素が含まれているのが分かりましたね。でもその中でも一番注目していただきたいのがタンパク質なのです。
ししゃもにはタンパク質がたくさん含まれているのです!
タンパク質は筋トレしている方がたくさん摂っているイメージがあるかと思います。タンパク質って私たちの身体に欠かせない栄養素なのです。
肌、髪の毛、内臓、血液など私たちの身体はタンパク質によって作られています。
また、タンパク質は、身体を動かすための必要なエネルギー源になりますので、とても大切な栄養素になります。
ししゃもは頭から尻尾まで全部食べることができるため、ししゃもが持っているタンパク質をすべて摂ることができます。
全年代の方にタンパク質は摂ってほしいので、骨を取る手間もなく手軽に食べられるししゃもを食べて、タンパク質を補給してみましょう。
ししゃもはどのくらいの量を食べてもいいの?
栄養が豊富なししゃもですが、実は食べ過ぎるのも良くないのです。
*ししゃもの塩分
ししゃもは塩分がとても多いです。ししゃもを5匹食べると塩分が1g摂ることになります。
一日の塩分の量は8g未満なので、ししゃもを食卓に出すときは食べ過ぎず、ほかの食事の塩分を減らすようにしましょう。
*ししゃものコレステロール
ししゃもの卵や内臓にはコレステロールがたくさん含まれています。
ししゃも1匹にコレステロールが56㎎含まれています。コレステロール値が高めの方は、食べ過ぎないようにしましょう。
*子持ちししゃものプリン体は高め
子持ちししゃもはプリン体が含まれています。
痛風などを持っている方は食べ過ぎないようにご注意ください。
塩分、コレステロール、プリン体が含まれているため、食べるのが心配になりますよね。でも安心してください。
心配なくししゃもを食べることができる量は5匹ほどです。それくらいの量であれば大丈夫ですよ。
ししゃものタンパク質など栄養素について【まとめ】
今回はししゃもに含まれるたんぱく質などの栄養素を解説しました。
ししゃもはほかの魚に比べて小さいため、栄養が少なそうに見えますが、実は栄養豊富なお魚なんですよ。
特にししゃもはタンパク質がほかの魚と比べて多く、ほかの栄養素もたくさん含まれているので健康や美容に良いことが分かりましたね。
でも1匹では満足できないのでたくさん食べてしまうかもしれませんが、食べ過ぎるのも良くないので、きちんと摂取量を守って食べてくださいね。