豚バラと豚こまの違いとは?賢く使い分けるコツを伝授!
豚肉はさまざまなお料理に使うことができとても重宝しますよね。少しでも安く買いたいが、豚肉はいろいろな部位が売られているのでどんな特徴があるのか分からないですよね。
そこで今回は、よく手に取ることが多く脂身が美味しい豚バラ肉と、比較的お安く手に入る豚こま肉の違いについてご紹介します。
このふたつを比較することで、どのような違いがあるのか、値段や豚バラを使うお料理に豚こまを代用できるのか解決しますので、よろしければ目を通してください。
Contents
豚バラと豚こまの違いは?
・豚バラとは?
豚バラは豚のあばら骨の回りからとれるお肉のことです。“バラ”とはあばら骨のことを指します。
赤身が少なく脂身が多いのが特徴です。焼いても柔らかい触感が残り、うま味もあるため人気の部位です。
ちなみにベーコンは豚バラからできているのですよ。
赤身と脂身が層になって重なった作りをしているので、三枚肉とも呼ばれています。
・豚こま
豚こまはいろいろな部位のお肉の切れ端を集めたものです。それを一つのパックとして売られています。
そのため、もも肉、ロース肉、ヒレ肉など様々なお肉が入っているので、いろいろな種類のお肉を味わうことができるのが特徴です。
豚バラと豚こまの値段の違いは?
豚バラと豚こまの値段の違いはどうでしょうか。
豚バラは100g当たり200~300円、豚こまは100g当たり100~200円です。
豚こまは様々なお肉の切れ端を集めているので、ほかのお肉より安いのです。
いろいろなお肉の切れ端が入っているので、ロース肉などといったお肉が入っていることもありますよ!
豚バラと豚こまのカロリーの違いは?
豚バラは100g当たり約395kcal、豚こまは約236kcalです。
豚バラは脂身が多いのでカロリーは高いです。
しかし豚こまも様々なお肉の切れ端を集めているため、正確なカロリーを出すのが難しいです。脂身が多いお肉の切れ端が多いとその分カロリーも高くなります。
カロリーを気にされる方は、豚こまを購入するときは、脂身が多いものより赤身が多いお肉を選びましょう。
使い分け
豚バラと豚こまについての違いを説明しました。ではどんなお料理に使い分けたらいいのか気になりますよね。それぞれの特徴にあった調理法について説明します。
*豚バラの場合
柔らかく加熱すると脂身がうま味として出てくるため、煮物や炒め物、中華など、幅広いお料理に使うことができます。
野菜の肉巻きは、お野菜と豚バラの脂身のうま味が合わさることでそれぞれのうま味が引き立つのでおすすめのお料理です。
他には、お好み焼き、豚バラ大根、重ね蒸し、チャーシュー、焼肉などが向いています。
*豚こま
安くてたくさん入っていることが多いため、たくさんお肉を食べたい時やボリュームを出したいお料理を作りたい時に向いています。
切る手間もないところもポイントです。
また豚こまはいろいろなお料理の代用として使うことができます。豚バラの脂身が苦手な方は豚こまを使用することで、こってり感を少し抑えることもできるでしょう。
野菜炒めやカレー、豚キムチ、ポークチャップ、ミルフィーユ鍋などが向いています。
選び方
*豚バラの場合
豚肉全部に言えることですが、ドリップと呼ばれる細胞液が出ていないものを選びましょう。細胞液にはお肉のうま味がつまっているので、ドリップが出ているとお肉のうま味が出てしまっています。
また、赤身が鮮やかで、赤身と脂身の部分がはっきりと分かりるものを選びましょう。
脂身の部分が美味しいで脂身が多いほうを選びがちですが、脂身と赤身が同じようなバランスのほうが美味しい豚バラといえますよ。
*豚こまの場合
豚こまも豚バラと同じようにドリップが出ていないもの、赤身が鮮やかで、脂身と赤身のバランスが取れているものを選びましょう。
豚こまは使うお料理に合わせて買うのもいいですよ。脂身を生かしたお料理を作りたい時は、脂身が多いものを買うなど工夫するといいですよ。
豚バラと豚こまの違い【まとめ】
今回は豚バラと豚こまの違いについてご紹介しました。
豚バラは豚のあばら骨から取れるお肉のことで脂身が多いのが特徴、豚こまは様々なお肉の切れ端を集めているのが特徴です。
値段も豚バラより豚こまのほうが安いですが、脂身のうま味がお料理の引き立て役になりますので、比較してもどちらも使い勝手の良いお肉です!
豚バラは比較的お値段が高いですので、お安い豚こまを使うことで食費を節約し、さらにボリュームがあるお料理も作れます。
それぞれの特徴を覚えてこれからの購入の時にご参考にしてみてください!