豚肉を買った時にたまに変な匂いがすることはないですか?
トレイに入っているので買った時は臭みが分からず、いざ調理する時にトレイから出したら変な匂いがした…、そんな時に食べられるか心配になりますよね。
そんな疑問をここでは解決します!
今回は豚肉が変な匂いがしたときに食べられるか、そもそも豚肉のあの独特のにおいの原因は何なのか詳しく解説していきます。
また、豚肉が腐ったときの見分け方や冷凍した後の変な匂いの原因も併せてご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください!
Contents
豚肉の変な匂いの原因
豚肉の臭みの原因についてご紹介します。
*先祖返り
先祖返りとは先祖の性質が強く持って生まれることをいいます。
豚の祖先は猪です。豚が先祖返りをすると猪特有の獣臭が強くなってしまうのです。
今は先祖返りをすることが少なくなってきていますが、低い確率で起こることがあります。
*雄豚のにおい
豚肉の臭みの原因はほぼ雄豚です。獣臭が強いため、子豚の時に去勢します。去勢すると獣臭がなくなり、お肉も柔らかくなります。
ただ去勢がしっかり行われていないと獣臭が残ってしまいます。また、去勢がしっかり行われていても獣臭が残ってしまう場合もあるそうです。
*エサのにおい
豚が食べてきたエサにも臭みの原因に繋がることがあります。
豚は何でも食べる雑食の生き物です。残飯のようなエサを与えていると豚の体臭も臭くなってしまいます。
エサの種類が気になる方はパッケージに記載されている販売元をチェックしましょう。エサに何が使われているのか確認することができますよ。
エサはオス、メス関係はありません。
餌が原因の場合は、オス・メス関係ありません。
*豚肉が古い
豚肉は他のお肉より雑菌が繁殖しやすいです。必ず消費期限は守るようにしましょう。
消費期限は安心して食べられる期間のことをいいます。もったいないですが、消費期限が1日でも過ぎたら廃棄してしまったほうが食中毒の心配をすることなく安心して食べられます。
豚肉が腐るとどうなる?
豚肉は加工がされているもののほうが傷みやすいです。ひき肉、スライス肉、ブロック肉の順に傷みやすいです。
腐っているときの見分け方をご紹介します。
*見た目
色が灰色っぽくなる、緑色っぽくなる、トレイを傾けると血が出て肉の色が悪い。
このような状態になっていたら腐っているので迷わず破棄してください。
豚肉は腐ってくると、赤身の部分が茶色や赤褐色に変化し、そのあと灰色や緑色に変わります。
トレイを傾けると血(ドリップ)がたまり、豚肉の色が悪くなっているのも要注意です。
*匂い
ヨーグルトのような酸っぱい臭いがする、アンモニアや硫黄のような臭いも豚肉が腐っているサインです。
*感触
豚肉の表面がヌルヌルしたり、糸を引いてねばねばしたり、ぶよぶよしたりしていたら、これも腐っているとみて間違いないです。
これは豚肉に細菌が繁殖しているためです。
*焼く
腐っている豚肉を加熱調理しているときは異臭がします。加熱しても菌は死滅しないため、明らかに変な臭いがしたらすぐに捨てましょう。
腐った豚肉を食べた場合、食中毒や最悪な場合危険な状態になってしまうため、見た目、臭い、感触をしっかり確かめてくださいね!
もし腐っている豚肉を触ったときは、必ず洗って消毒してください。
解凍した時も変な匂いがする
*冷凍焼け
豚肉を冷凍し、解凍した時も変な匂いがすることもありますよね。
それは“冷凍焼け”が原因です。冷凍焼けは、長い間冷凍庫に保存したことで味や風味が落ちたり、冷凍庫の嫌なにおいがついてしまう事です。
*冷凍焼けを予防するためには
冷凍焼けをさせないためには、豚肉を冷凍するときになるべく空気に当たらないように、ぴったりとラップに包んでから、密閉袋などに入れて冷凍しましょう。
豚肉から出てくる血(ドリップ)が出ている場合は、しっかりキッチンペーパーで拭き取ってから保存してくださいね。
冷凍庫での保存は約1ヶ月です。冷凍庫に入れると長い時間保存しがちですが、時間が経つと美味しさが少しずつ損なわれますので気を付けてくださいね!
豚肉に変な匂いがする!まだ食べられる?【まとめ」
今回は豚肉が変な匂いがしたときに食べられるのかを解説しました。
豚肉のあの独特の臭みの原因は、先祖返りやエサの臭いだったり、豚肉が古かったりとさまざまな原因がありましたね。
でもその場合、豚肉は腐ってないですので安心して召し上がっても大丈夫なことが分かりました。
豚肉を解凍した後も独特の臭いの原因も分かりました。やはり腐っているときは見た目からして危ないと感じることがありますので、豚肉を調理するときはしっかり確認してから調理に使ってくださいね!