豚ヒレブロックを柔らかくする方法のコツをご紹介!
豚ヒレ肉は他の豚肉の部位と比べてお値段がお高めで買うのに少し戸惑ってしまいますよね。
でも実は豚ヒレ肉は低カロリーで高たんぱくなのでダイエットしている方にはぴったりのお肉なのですよ!
ダイエット中でもお肉が食べたい!そう思っている方はぜひ豚ヒレ肉をおすすめします。
今日は思い切って豚ヒレブロックを買ってきて今晩のおかずにいかがでしょうか?
今回は豚ヒレブロックを柔らかくする方法や下ごしらえのコツをお教えし、美味しく召し上がる方法をご紹介します!
Contents
豚ヒレ肉とは
豚ヒレ肉は豚肉のロース肉の内側にあるお肉のことです。1頭から取れるのは約1キログラムというとても貴重なお肉なのです。
これが豚ヒレがほかの部位のお肉より高い理由なのですよ。
豚ヒレ肉は他の部位よりとても万能なのです。ここでは3つの特徴を解説します。
低カロリー
豚ヒレ肉は、豚肉の中でも赤身の部分が多く、脂身が少ないのが特徴です。なのでほかの部位より低カロリーです。
ダイエットしているけどお肉が食べたい方や脂身が苦手な方には、豚ヒレ肉をおすすめします!
柔らかい
赤みの部分が多いのですが、食べるとあっさりしていて柔らかいのが特徴です。ちなみに、火を通しても柔らかさは変わりません。
とても食べやすい部位ともいえます。
栄養価が高い
糖質の代謝をサポートしたり疲労回復に効果があるビタミンB1、豊富なたんぱく質、鉄分を多く含んでいます。
ダイエットしている方や女性に嬉しい栄養素が豊富に含まれているのも特徴です。
豚ヒレ肉が硬くなる原因
豚ヒレ肉に関わらず、豚肉は硬くなりやすいですよね。なぜ硬くなりやすいのかその理由を解説します。
筋線維
豚肉には筋繊維と脂肪でできています。筋繊維は、食べていて口の中で残りやすく、加熱しても残ってしまいますので、お肉が硬く感じてしまう原因となります。
たんぱく質
豚肉に火を通すと、たんぱく質が縮み、それにより豚肉が硬くなります。縮んだたんぱく質は元には戻りません。
水分
豚肉には、水分が含まれているため、この水分があることにより柔らかいのです。しかし火を通すことにより、水分が逃げてしまいます(これが肉汁と呼ばれるものです)。そのためお肉が硬くなってしまいます。
豚ヒレのブロックを柔らかくする方法
筋繊維に切り込みを入れる、叩く
筋の走る方向に対して垂直に、包丁などで数か所切り込みを入れましょう。大きく切り込みを入れてしまうと、肉汁が出てしまいますので小さく切り込みを入れてくださいね。
麺棒などでお肉を叩くのも、筋繊維を断ち切ることもできます。お肉全体が均一の厚みになるように叩いて、手で形を整えましょう。
解凍する
冷凍している豚肉を使うときも解凍方法のやり方で豚ヒレ肉を柔らかくできるのです。
解凍するときは冷蔵庫でゆっくり解凍しましょう。電子レンジなどで急に解凍すると、豚肉の中の水分が流れてしまい、豚肉が硬くなりやすいです。
使う半日前から冷蔵庫に移して使ってくださいね。常温で解凍すると傷みやすいのでおすすめしません。
豚肉を柔らかくしてくれる食材と一緒に漬け込む
下ごしらえのために豚肉と一緒に漬け込むだけで柔らかくしてくれる食材や調味料があります。
豚肉の肉汁を保ってくれるものと、たんぱく質を分解させて筋繊維をほぐしてくれるものの2種類があります。
豚ヒレの下ごしらえ
豚ヒレ肉を下ごしらえするときに柔らかくしてくれる食材を一緒に入れちゃいましょう。柔らかくしてくれる食材を5つご紹介します。
玉ねぎ
たんぱく質を分解してくれるプロテアーゼという酵素は玉ねぎにたくさん含まれています。薄切りなどの刻んだ玉ねぎやすりおろした玉ねぎに豚肉を1~12時間くらい漬け込むだけでお肉が柔らかくなりますよ。
舞茸
舞茸にも、プロテアーゼという酵素が含まれているため豚肉を柔らかくしてくれます。舞茸を細かく刻み、豚肉と一緒に漬け込むと柔らかくなります。
プロテアーゼは加熱に弱いため、舞茸と一緒に炒めるのではなく漬け込みましょう。
生姜
生姜にもプロテアーゼが含まれています。生姜の搾り汁と一緒に一晩漬けておくと豚肉が柔らかくなりますよ。
キウイフルーツ
キウイフルーツもプロテアーゼを含むフルーツです。長く漬けると柔らかくなりすぎますので、薄切り肉は15分、厚切り肉は20分程度で大丈夫です。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌はプロテアーゼを生み出します。 豚肉をヨーグルトに漬けて冷蔵庫で30分ほど寝かせるだけで柔らかくなりますのでとても簡単です。
豚ヒレブロックを柔らかくする方法【まとめ】
今回は豚ヒレについてご紹介し、柔らかくする方法もご紹介しました。
豚ヒレ肉は栄養価が高くダイエットしている方や女性に嬉しい栄養素が含まれているのでぜひ取り入れたい食材ですね。
柔らかくする方法も、豚ヒレ肉に関わらず、すべての豚肉にも通用しますのでぜひ参考にしていただけたらと思います。
貴重な部位でお値段も少しお高めですが、様々なお料理に使うことができますので、これからの食卓にぜひ取り入れてみてくださいね!