手羽中と下ごしらえの方法を解説!臭み取り・半割りとは?
鶏肉は比較的お値段がお手頃で調理がしやすい食材ですよね。
いろいろな調理方法が使えますので食卓に並ぶ頻度が高いご家庭が多いのではないでしょうか。
鶏肉でもいろいろな部位がありますが、今回は手羽中と呼ばれる部位を詳しくご紹介します。
手羽中と聞いても聞きなれない部位で、ピンと来ない方が多いかもしれませんが、実は手羽中は手羽先より食べやすく調理がしやすい部位なのですよ。
あわせて臭み取りの方法や半割りといった方法もご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。
Contents
手羽中はどの部分?
手羽中とは“てばなか”と呼びます。
手羽先の関節から先の部分を取り除いた部位のことです。人間でいうと肘から手首までの部分です。焼き鳥ではイカダと呼ばれています。
よく動かす部位なので肉質がジューシーで柔らかく、うま味があります。
煮る、焼く、揚げるなどいろいろな調理方法が使えます。形はシンプルで、大きくもないので調理がしやすい部位でもあり、お肉の部分と骨が簡単に離れますので食べやすくもあります。
お店によっては手羽中を縦半分に切ったものが売られていることがあります。これを“手羽中ハーフ”(半割り)と呼びます。
手羽中の下ごしらえ
スーパーなどで購入したらまずは下ごしらえをしていきましょう。
下ごしらえは面倒かと思いますが気になる独特の臭いが消えたり、調理がしやすくなり美味しく食べることができます。やり方も簡単ですのでぜひ試してください。
*ドリップを拭き取る
ドリップと呼ばれるお肉から出てくる水分を調理する前にキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
ドリップはお肉のうま味成分が含まれていますが、同時に臭みとなる原因でもあります。しっかり拭き取ることで臭みを抑えることができます。
*臭み取り
スーパーで売られている手羽中を購入した時は臭みがあることがあります。
そのまま調理すると臭いが気になることがありますので、臭いを消しましょう。
臭み取りの方法は、ザルに手羽中を並べて熱湯をかけるだけです。
こうすることで簡単に臭み取りができますよ。
また食材と一緒に煮ることでも臭み取りをしてくれます。詳しくは後で説明します。
*半割り
手羽中を半割りにしたい時はご家庭でも簡単にできますよ。
手羽中は骨が2本あります。骨と骨の間に包丁を入れると簡単に切り離すことができます。
キッチンバサミでも同じような方法で切り離すことができますので包丁で上手にできないときはこちらの方法を使ってみてくださいね。
一緒に煮て臭み取り
熱湯をかけただけでも臭みが残っていることがあります。その時は手羽中を調理する時に一緒に臭み消しをしてくれる食材と一緒に煮込みましょう。
*薬味
薬味と一緒に煮ることで臭みを抑えることができます。
生姜、にんにく、ネギ、ハーブなどと一緒に煮込みましょう。
また下味で薬味を使うことでも臭いを抑えることができます。
*紅茶
紅茶の茶葉に含まれる成分には、臭み取りやお肉を柔らかくしてくれる効果があります。
イギリスの料理には紅茶と一緒に煮込む方法が書かれていることがありますので、家に紅茶がある時はぜひ試してみてください。
*お酢
お酢は酸性でお肉の臭みの成分はアルカリ性なので、一緒に煮込むと中和されて臭み取りをしてくれます。お酢はお肉を柔らかくしてくれる効果がありますよ。
手羽中の下ごしらえ【まとめ】
今回は手羽中についてと下ごしらえの方法をご紹介しました。
手羽中はうま味があり、いろいろな調理方法に使え、手羽先と比べ食べやすいのが特徴です。お子様でも簡単に食べることができますよ。
手羽中は半割りという方法で半分に割ることができますので、さらに食べやすくできるのも嬉しいですよね。
臭み取りの方法も様々ありますので、それぞれご家庭に合った方法で試してみてくださいね。
手羽中に限らず、お肉には食中毒の原因となる細菌が含まれていますのでくれぐれも生焼けには気を付けてしっかり火を通してくださいね。