あられになったおせんべいと、塩気のあるピーナッツが美味しい「柿の種」。
柿の種とピーナッツのバランスも絶妙で、ピリ辛のおせんべい「あられ」とまろやかなピーナッツの組み合わせは大好きな人も多いはずです。
しかし、そんな柿の種ですが、ピーナッツが多めの方が良い、といった意見や、ピーナッツはいらないのでは?といった声も良く上がっています。
そこで今回は、柿の種のあられとピーナッツの比率についての記事をまとめました!人気の比率や、ピーナッツが多めの商品もご紹介いたします!
Contents
柿の種はピーナッツ多めが人気?
柿の種の比率は7対3が人気
最も人気がある柿の種の比率は、あられ(おせんべい):ピーナッツは7:3です。
亀田製菓が2020年に行った調査では、性別、年代別でも7対3の比率が1番人気だったとの結果が出ています。
詳しく見ていくと、男性では2位が6対4、3位が8対2となっていますが、女性では2位が8対2、3位が6対4となっていました。
また10~40代では2位が8対2、50代以上は2位が6対4という結果になっています。
女性よりも男性の方が、若い年代よりも50代以上の方がピーナッツ多めの割合が好きなのではないかと思います。
ちなみに筆者は10~40代の女性なのですが、6対4が一番好きです。あられの割合が多いと口の中が辛くなってしまうので、適度にピーナッツが欲しくなります。
柿の種が多い方が良い人、ピーナッツが多めの方が嬉しい人、色々な方がいらっしゃいますが、皆さんはどの割合が好きですか?友達同士で聞きあうのも楽しいですね!
柿の種の比率は時代とともに変化している
実は、柿の種とピーナッツの割合は変化し続けています。
そもそも、初めて柿の種が製造された1925年、ピーナッツは入っておらず、あられのみの商品でした。
それから30年後の1955年頃、あられにピーナッツを混ぜた、現在の私たちに馴染み深い「柿ピー」と呼ばれる柿の種が誕生します。
この時はまだ、柿の種とピーナッツの比率は均一化していなかったようですね。
比率が決まり始めたのは、柿ピーが誕生して約10年後。1966年に柿ピーが亀田製菓によって全国流通されるようになりました。発売当初の気になる比率は、あられ:ピーナッツ=7:3となっています。
1974年頃「ピーナッツを多く食べたいから割合を増やしてほしい」といった消費者の声に答え、亀田製菓は比率を5:5にしたのだとか。
しかし、評判があまり良くない結果となったため、1970年代後半からはあられ:ピーナッツ=6:4に変更し、2020年までこの割合を続けていました。
時代背景や経済の影響で、こんなにも柿の種の比率が変化していったとは思ってもいませんでした!
2021年現在は、7対3が一番人気ですが、この割合も今後変わってくる可能性も高いですね。
ピーナッツ多めが好きな人に向けた商品もある
実は、柿の種の中には、ピーナッツが多めの割合で入っている商品があります。
1つは、亀田製菓が販売しているあられ:ピーナッツ=3:7の商品「柿の種 たっぷりピーナッツ」です。
あられよりもピーナッツの比率の方が高いので、ピーナッツ好きの方にはたまらない商品となっています。
もう1つは亀田製菓の「柿の種 ピーナッツだけ」という商品。こちらは、なんと0対10の比率となっています。
それって柿の種じゃない普通のピーナッツを買えば良いのでは?と疑問を抱く方がほとんどだと思います。
しかし、この「ピーナッツだけ」のピーナッツは、普通の塩味ではない、柿の種の風味が味わえるのだそう。
現在は販売されていませんが、期間限定、しかも販売場所も東急ストアのみといったレアな商品だったとされています。
筆者はピーナッツが好きなので、「たっぷりピーナッツ」はとても気になります。ですが、ピーナッツだけという商品にはさすがに驚きました。
塩味のピーナッツとどう風味が違うのかな、と知りたいような気もしますが…。
復活した時にはぜひ買ってみたいと思います!
柿の種はピーナッツ多めが人気?【まとめ】
今回は、柿の種とピーナッツの比率についての記事をまとめました!
柿の種の比率は7対3が1番人気、人気の比率は時代とともに変わっていること、ピーナッツ多めの商品もあるということをご紹介させていただきました。
柿の種はニーズに合わせて比率を変化させていたり、様々な商品を展開していたりなど、こんなにも工夫がされていたお菓子とは思っていませんでした。
だからこそ、時代や年齢を超えて愛されるロングセラー商品となっているのですね。
皆さんも、ご自身が好きな柿の種の比率を調べてみるのはいかがでしょうか?