“女性や子供に人気の料理”と聞いて、まず間違いなく上位にランクインしてくるのは、マカロニグラタン。度々、家族からのリクエストもあるでしょう。
このような家庭料理は、大抵その家庭によって作り方が決まっていることが多いですよね。カレーライスもその中のひとつです。もちろん、それが悪いという訳ではありません。
ただ、今回はあえて、パターン化している家庭料理のレシピを、たまにはアレンジしてみてはどうでしょうということで、こちらをご用意してみました。
題して、【変わり種具材・アレンジソースでグラタンを♪おすすめレシピ3選+α】
では、さっそく見ていきましょう。
Contents
グラタン作りの基本編
~共通事項~
尚、材料は1人分の目安となります。
*ショートパスタの茹で方(以下、“作業A”とします。)
≪材料≫
・マカロニ 20~30g
・お湯 150㎖
・塩 15g
≪作り方≫
⇒今回は、マカロニでも何種類かショートパスタの使い分けをしてみたいと思います。茹でる際には、[お湯:塩=100:1]の分量で量って沸かしたお湯を使います。ショートパスタの茹で時間は物によって違います。封に記載がありますので、そちらを参考にしてみてください。
ちなみに、一度ソースと一緒に煮込む場合は、マイナス1分の茹で時間が丁度いいかと思います。
*グラタンベース作り(以下、“作業B”とします)
≪材料≫
・バター 15g
・薄力粉 15g
・牛乳 200㎖
・ブイオン、コンソメ、鶏ガラスープ等 小さじ1
・塩コショウ 適
≪作り方≫
⇒グラタンソース作りで、わりと簡単に出来る方法をとります。バターを入れグラタンの中に入る具材を炒める際に、少し火が入ったくらいのタイミングで、一度火を止めて、鍋に薄力粉を入れて具材と馴染まぜるやり方です。
粉っぽさがなくなったら、牛乳・スープの素・マカロニ等の具材を入れ、木べらでよく混ぜ合わせます。弱火を点けて焦げないようにトロミが付くまでゆっくりと混ぜます。
※炒める際に、少し焦げ色をつけつつ、入れる水分を牛乳ではなくブイヨンやコンソメスープを使うとブラウンソースになります。(作業Bb)
*仕上げ(以下、“作業C”とします)
≪オーブンのセット≫
⇒オーブンは必ず、前もって(パスタを茹でるあたりから)予熱をしておくこと。220~240度であれば問題ない。耐熱皿に具材が入ったら、ナチュラルチーズとパン粉をのせ、庫内へ入れる。
具材に完全に火が入っていれば、4~5分でチーズ・パン粉に色が付き丁度いい焼き加減に仕上がる。具材に追加で火を入れたい・グラタンの量が多いということであれば、最低10~15分は必要でしょう。
加熱が足りなく、焦げるのが心配であれば、焼き時間を短い時間で区切って、何回かに分けて確認する方法でもいいでしょう。
今回は、この“作業A”“作業B”“作業C”を軸に行ってまいります。
グラタンの具材変わり種
*鶏セセリと長いものグラタン・カレーホワイトソース仕立て
≪材料≫
・ペンネ
・セセリ(鶏ネック)
・長いも
・スイートコーン(生)
・アスパラ
・赤パプリカ
・ナチュラルチーズ
・パン粉
・カレーホワイトソース
※≪材料≫
・基本ソース
・カレールー
・カレー粉
≪作り方≫
1)作業Aを行う。スイートコーンを1分30秒程度茹で、水にさらして1/2斜めカット。
2)セセリは、大きければ斜めに1/2カット。アスパラは斜めカット。赤パプリカは短冊切り。長いもは拍子木切り(マッチ棒のでかい感じ)にして、耐熱皿に乗せ、ラップをして加熱(固さが残るらいでOK)。
3)作業Bを行う。炒める順は、セセリ⇒パプリカ⇒アスパラ。薄力粉馴染ませの際に、カレー粉を少々入れる。ソースの材料に火が入り、トロミが出る前に、カレールー・ペンネ・長いもを入れて優しく混ぜてトロミを出す。
4)作業Cを行う。この時、ソースの上にスイートコーンをちらす。
◇ポイント◇
①具材は、同じような大きさ・形になるように意識して切り揃えてみましょう。
②カレールーの塩味があるので、スープの素の味は減らしておくと良いでしょう。
*シーフードグラタン・ジェノバホワイトソース仕立て
≪材料≫
・シェルマカロニ
・冷凍むきエビ
・冷凍カットイカ
・冷凍ベビーホタテ
・エリンギ
・玉ねぎ
・じゃが芋
・ズッキーニ
・ミニトマト
ジェノバホワイトソース
※≪材料≫
・基本ソース
・ジェノベーゼソースorパスタの素(バジルソース味)
≪作り方≫
1)作業Aを行う。シーフードは、冷凍のまま塩水(塩分濃度3%…海水位のしょっぱさ)に漬け溶かす。
2)ミニトマトは水洗いし、ヘタを取り水気を切っておく。エリンギ・玉ねぎ・じゃが芋・ズッキーニは厚めのスライスにする。1)のシーフードの水気を切りペーパータオルで水気を擦っておく。
3)作業Bを行う。炒める順は、玉ねぎ⇒じゃが芋⇒エリンギ⇒シーフード⇒ズッキーニ。手順通りに進めて、牛乳と同じタイミングでジェノベーゼソース(パスタ用バジルソース)を入れる。その後また、手順通りに進める。
4)作業Cを行う。この時、ソースの上にミニトマトをちらす。
◇ポイント◇
①作る前に、ジェノベーゼソース(バジルソース)の味の程度を確認しておくとよいでしょう
*はんぺんとお餅のグラタン・和風ブラウンソース仕立て
≪材料≫
・エルボマカロニ
・はんぺん
・餅(切り餅、小袋)
・白ネギ
・ホワイトマッシュルーム
・かつおぶし
・和風醤油ブラウンソース
※≪材料≫
・基本ソース(ブイオン等、洋風スープベースは使用しない)
・濃口醤油
・みりん
・和風だし(水200㎖/1人分)
≪作り方≫
1)作業Aを行う。はんぺんは角切り。餅は、角切りにして、水を張った耐熱ボールに入れて、レンジにかける(少し柔らかくなる程度で良い)。マッシュルームは1/2カット。白ネギはぶつ切り。
2)作業Bbを行う。炒める順に、マッシュルーム⇒白ネギ。手順通りに進めてトロミが付ききる前にはんぺんを入れる。
3)作業Cを行う。この時、もちは少しソースに埋もれさせるようにちらす。
4)焼き上がったら、仕上げにかつおぶしをちらす。
◇ポイント◇
①具が崩れやすいものが多いので、混ぜる際には注意を払いましょう。
②洋風のスープベースを使わずに、餅やはんぺんに合わせて、和風だし・醤油・みりんで味付ける。
今回、紹介しきれなかった変わり種アレンジレシピには、
*とうふとベーコンのグラタン・ばっけ味噌豆乳ホワイトソース仕立て
*白身魚とほうれん草のグラタン・ホットチリホワイトソース仕立て
*ベリーたっぷりのフルーツグラタン
こんなレシピもありました。
別の機会にでもまた。
グラタンの具材!おすすめ変わり種【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
中には、それもありなの?的なレシピもあったかもしれません。
ですが食べてみれば不思議と、“アリだな“となります。
時期ものの材料だから、地域的に馴染みがないなど、手に入りにくいという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、“アレンジのアレンジ”をしていただいて、あなただけのレシピを作ってみるのもおすすめしますよ♬
いずれにせよ、ご自身の料理の引き出しの中、奥の方にでも入れておいて頂ければ、いつか何かの役に立つかもしれません。
では、今回はここまで。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました(^^)/