カレーパンはなぜ揚げる?パン粉をつけるのはなぜ?サクサク食感の秘密を解説

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カレーパンといえば、外はサクサク、中はジューシーなカレーが入った人気の惣菜パンです。

しかし「なぜカレーパンは揚げて作るのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。

実はカレーパンが揚げて作られる理由には、当時の人気料理だったカツレツをイメージした歴史的背景があります。

この記事では、カレーパンの由来とともに「なぜ揚げるのか」という理由を分かりやすく解説します。

また、近年増えている焼きカレーパンとの違いについても紹介します。

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目次

カレーパンはなぜ揚げる?

カレーパンが揚げて作られる理由は、カツレツ風のパンとして考案されたためです。

カレーパンが生まれた頃、日本では洋食文化が広まり始めていました。

その中でも特に人気だった料理が、カレーライスとカツレツです。

しかしカツレツは当時高価な料理で、庶民が気軽に食べられるものではありませんでした。

そこでパン屋が考えたのが、カツレツのような見た目と食感を再現したパンです。

パン生地の表面にパン粉をつけて油で揚げることで、外側はサクサクした食感になります。

その中にカレーを包むことで、カレーライスの美味しさも同時に楽しめる惣菜パンとして誕生しました。

つまりカレーパンは、

  • カツレツのサクサク食感
  • カレーライスの人気
  • パンの手軽さ

この3つを組み合わせたアイデアから生まれたパンなのです。

カレーパンの開発では、中に入れるカレーの水分量も大きな課題でした。カレーはそのままだと水分が多く包みにくいため、一度寝かせて水分を落ち着かせる工夫がされていたと言われています。

揚げカレーパンが美味しくなる理由

カレーパンが揚げて作られる理由は、歴史的にはカツレツをイメージしたためですが、味や食感の面でも揚げることには大きなメリットがあります。

実際、焼きカレーパンと食べ比べると、揚げカレーパン特有の「サクサク・ジュワッ」とした食感が強く感じられます。

これは揚げ調理ならではの仕組みによるものです。

ここでは、揚げカレーパンが美味しく感じる理由を分かりやすく解説します。


外側がサクサクになる

カレーパンはパン生地の表面にパン粉をつけて揚げます。

油で揚げることでパン粉が一気に加熱され、カリッとした衣ができるのが特徴です。

このサクサクの食感は、オーブンで焼くだけではなかなか再現できません。

またパン粉は油を吸うことで香ばしさが増し、パンの香りと合わさって食欲をそそる仕上がりになります。


カレーの水分がパンに染みにくい

カレーは水分が多い料理ですが、揚げることでパン生地の表面が油でコーティングされたような状態になります。

そのため

  • カレーの水分がパンに染みにくい
  • 生地がベチャっとしにくい

というメリットがあります。

揚げカレーパンは外側がカリッとしているのに対して、内側のパン生地はふんわりした食感を保つことができます。


揚げることで香ばしさが増す

揚げ物は油の香ばしい風味が加わるため、味にコクが出ます。

特にカレーのスパイスと揚げ油の香りは相性が良く、食欲を刺激する香りになります。

この香ばしさも、カレーパンが長く人気の理由のひとつです。


食べたときの満足感が強い

揚げカレーパンは

  • サクサクの衣
  • ふんわりしたパン
  • とろっとしたカレー

という3つの食感の違いが同時に楽しめます。

この食感のコントラストがあることで、1個でも満足感の高い惣菜パンになります。
こうした理由から、現在でも多くのパン屋で揚げカレーパンが定番商品として販売されています。


カレーパンはなぜパン粉をつけるの?

カレーパンの表面には、ほとんどの場合パン粉がついています。

これは見た目のためではなく、揚げたときの食感を良くするためです。

カレーパンはもともと、当時人気だった洋食の「カツレツ」をイメージして作られました。

カツレツは肉にパン粉をつけて油で揚げる料理で、外側がサクサクになるのが特徴です。

カレーパンも同じように、パン生地の表面にパン粉をつけて揚げることで、カツレツのようなサクサクした衣を再現しています。

またパン粉には、もうひとつ重要な役割があります。

それは揚げたときに表面をカリッと仕上げることです。

パン生地だけを揚げると、どうしても表面がやや硬くなるだけで、サクサク感はあまり出ません。
しかしパン粉をつけて揚げることで、油で一気に加熱されて軽い食感の衣ができます。

このためカレーパンは

  • 外はサクサク
  • 中はふんわり
  • カレーはジューシー

という3つの食感を同時に楽しめるパンになっています。

つまりカレーパンにパン粉をつける理由は、カツレツのような見た目とサクサクの食感を作るためなのです。

カレーパンの由来

カレーパンが誕生した1920年代は、関東大震災後の復興期でもあり、洋食文化が急速に広まっていた時代でした。

カレーパンの発祥にはいくつかの説があります。

代表的なものとして、次の2つがよく知られています。

カトレア説

東京都江東区にあるパン屋「カトレア(旧・名花堂)」が発祥という説です。

当時人気だったカレーライスとカツレツを組み合わせた発想から、パン生地の中にカレーを入れ、パン粉をつけて油で揚げたパンが生まれたとされています。

現在でもカレーパンの元祖として紹介されることが多く、有力な説のひとつです。

カレーパンの発祥としてよく知られているのが、東京都江東区にあるパン屋「カトレア(旧・名花堂)」です。
1927年(昭和2年)、2代目店主の中田豊治が「洋食パン」という名前で実用新案を登録したものが、カレーパンの元祖と言われています。

デンマークブロート説

東京都練馬区にある「デンマークブロート」が発祥という説もあります。

総菜店で販売していたカレーをパンに挟んで販売していたところ、後に揚げて提供するようになったと言われています。
こちらも古い記録が残っており、カレーパン誕生の背景としてよく紹介されています。

なお、新宿中村屋に関する説もありますが、別のパンを参考にした可能性が高く、発祥としては有力ではないとされています。

揚げカレーパンと焼きカレーパンとの違い

カレーパンには、油で揚げて作る「揚げカレーパン」と、オーブンで焼いて作る「焼きカレーパン」の2種類があります。

見た目は似ていますが、作り方や食感には違いがあります。


揚げカレーパンはパン粉をつけて油で揚げる

揚げカレーパンは、パン生地の表面にパン粉をつけて油で揚げるのが特徴です。

揚げることでパン粉がカリッとした衣になり、外側はサクサクした食感になります。

中にはカレーがたっぷり入っており、揚げた香ばしさとカレーの風味が合わさった濃厚な味わいになります。


焼きカレーパンはオーブンで焼く

一方、焼きカレーパンは油で揚げず、オーブンで焼いて作ります。

パン生地にカレーを包んで焼くタイプや、生地をくぼませてカレーをのせて焼くタイプなどがあります。

揚げないため油分が少なく、比較的あっさりとした味わいになるのが特徴です。

揚げカレーパンはサクサクした衣の食感と香ばしさが魅力で、昔ながらの定番のカレーパンです。

焼きカレーパンは油を使わないため軽く食べやすく、家庭でも作りやすいパンとして人気があります。

どちらもカレーの美味しさを楽しめるパンですが、食感と調理方法が大きく違うのが特徴です。

カレーパンはなぜ爆発しないの?

カレーは水分が多い料理なので、「油で揚げたら爆発しないの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

しかし、カレーパンは揚げても爆発しないようにいくつかの工夫がされています。

まず大きなポイントは、中に入れるカレーの水分量を調整していることです。

カレーパン用のカレーは、一般的なカレーライスよりも水分を少なくして作られます。

水分が多いままだとパン生地に包みにくく、揚げたときに蒸気が膨らんで破裂する原因になるためです。

そのため、カレーパンのカレーは一度寝かせたり、しっかり煮詰めたりして水分を飛ばし、やや固めの状態にしてからパン生地に包まれます。

また、パン生地自体も重要な役割をしています。パン生地がカレーをしっかり包み込み、揚げている間に内部の蒸気をゆっくり逃がすことで、破裂を防いでいます。

さらにパン粉をつけて揚げることで表面が固まり、形が安定するため、中のカレーが外に飛び出しにくくなります。

このように、カレーの水分量・パン生地・パン粉の衣などの工夫によって、カレーパンは揚げても爆発せず、きれいな形で仕上がるようになっています。


まとめ

カレーパンが揚げて作られる理由は、カツレツのような見た目と食感を再現するためです。

当時人気だったカレーライスとカツレツの要素を組み合わせて作られたパンとして、多くの人に親しまれるようになりました。

現在では揚げるタイプだけでなく、焼きカレーパンなどさまざまなアレンジも登場していますが、外はサクサク、中はカレーという魅力は変わりません。

昔のパン職人のアイデアから生まれたカレーパンは、今でも多くの人に愛され続けている日本の定番惣菜パンと言えるでしょう。

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