ローストビーフのおしゃれな盛り方、付合わせ・皿選びのコツをご紹介♪
ローストビーフというと、高級感があり食卓に並ぶだけでおしゃれな雰囲気を醸し出してくれる料理ですね。
我々日本人にとっては、庶民的な料理というよりも、特別感のある料理に分類されるイメージがあります。
そのため、ホームパーティーなどここぞという時の料理なのに、あまり馴染みがないものですから、『あれ、どういう盛り方がいいんだ…。』となりがちです。
普段扱いなれていないのですから、それは仕方ありませんよね。
ここでは、自宅でも簡単に出来る、ローストビーフのおしゃれな盛り付け方のコツ、お皿や付け合わせの選び方をご紹介します。
Contents
ローストビーフの盛り方のコツ
料理の盛り方のコツは、先に完成したイメージを思い浮かべることです。今回はローストビーフですが、どのような盛り付けなら食べる人に良い印象、またおしゃれな印象を与えられるのか…。
そのために、想定しておくべき主な事柄をいくつかあげてみました。
・使用するローストビーフの量
・メインメニューなのかサイドメニューなのか
・付け合わせとのバランス(色合い、量、食べ合わせ、など)
・手持ちのお皿事情
また、【使用するローストビーフの量】と【使用する皿】の、どちらを優先的に決めるかによっても変わってくるでしょう。
ここをおさえておれば、自然とお皿選びや付け合わせのチョイスがしやすくなりますよ。
人数に合わせた盛り付け方
*基本的な盛り方
ローストビーフに限らず、料理の盛り方の基本となるものです。
①大人数向け
1)並列に盛る
⇒ドミノ倒しのように、一枚ずつずらして、まっすぐに盛り付ける。1列でも複数列でも良い。
2)うず巻状に盛る
⇒外側から中心に向かって、円を描きながら1枚ずつずらして盛る。右回り・左回りどちらでも良い。
備考:どちらの盛り方も、盛り付けの基本的方法であり、ゆえに幅広い盛り方に対応できる。あえて述べるとするならば、盛る全体量が多い場合、この内のどちらかを推奨する。(手間・必要面積などのトータル的な都合による。)
②少人数向け
1)1枚ずつ重ねずに盛る
⇒断面を全て見せる盛り方。全体量が少なくても、視覚効果によりボリュームが出て見える。
2)扇状に盛る
⇒開いた扇の形に似せて盛る方法。ローストビーフの切り身自体の大きさを加味すると、1人分程度の少量を盛り付けたい場合に、この盛り方の長所を活かすことが出来る。
3)無造作に盛る
⇒一つの料理として一緒に盛り付ける材料の上に、散らすように盛る方法。サラダ・カルパッチョのような前菜タイプの料理に活用すると良い。
備考:どれも見栄えは良い。その代わり盛り付けに手がかかるため、シーンや全体量を加味した上で、これらの盛り方を採用することがポイントとなる。
*飾り盛り
盛り付け方の応用編といったところでしょうか。知っておくと何かと便利です。どれも、おしゃれな仕上がりになりますよ。
1)バラの花びら
⇒まな板の上に、ローストビーフの切り身を5枚程度ずらして並べる。それを、端からクルクルと巻いて筒状にする。筒状になった上下どちらか一方を、花びらを模したように開いていく。綺麗に見せるコツは、開く際に花びらがバラけてしまうのを防ぐ為に、しっかり目に巻き込んでいく事。
2)巻く
⇒一枚を、とん○りコーン状に巻く方法。コンパクトに盛り付けられて、見た目も可愛らしいので、野菜など他の食材と盛り合せたり、複数を円状に並べたりと、見栄えのする盛り方である。ただし、盛り付け量が多くなると、逆に手間になってしまうので、盛り付けの全体量とよく照らし合わせて取り入れること。
また、野菜など他の材料を巻いてみるのもおしゃれに見せるコツ。
3)たたむ
⇒薄めのローストビーフを使用する時には、特に活躍しやすい。1~2つ折りにするイメージですが、縁をピッタリと揃えるのではなく、少しずらした方が、立体感が出て見栄えがする。小さいお皿に2~3枚分程度並べてあげると丁度いい収まりになる。
4)乗せる
⇒バケットやクラッカーなどの上に盛り付ける方法。他の野菜と共に盛り付けるのがよい。
お皿の選び方とローストビーフの盛り方との相性
*お皿の色合い・材質
基本は、白く平らな洋皿がいいでしょう。シンプルで使いやすいです。ローストビーフの色合いとの相性が良く、ザ・レストランという仕上がりです。
その他のお皿でももちろん大丈夫ですが、お皿のチョイスによる仕上がりイメージをおさえておく必要はありそうです。
・黒:引き締まった印象。創作ダイニング風なイメージ。
・銀盆:パーティー風
・木質:ワイルド感、おしゃれなアウトドア風。
※ちなみに、原色系はあまりオススメしません。ダメではないですが、上手におしゃれに収めるには、ちょっとハードルは高いかと思います。
*お皿の形
お皿の色だけでなく、前述でご紹介しましたローストビーフの盛り方と、お皿の形状との相性も、仕上がりを検討する上で必要な要素となります。
丸い盛り方に対しては”丸いお皿”、四角い盛り方に対しては”四角いお皿”、というのが組み合わせやすいです。
あわせて、お皿の深さもポイントの1つです。少量をコンパクトに盛りたいのであれば“浅めのお皿”、カサが多いサラダのようなものであれば、”深めのお皿”がいいでしょう。
これらも、盛り方の基本となりますので、慣れないようであれば基本にそって再現してみてください。
【盛り付け例】
⇒丸皿
・基本的な盛り方:①-1)うず巻き状に盛る
・基本的な盛り方:②-1)一枚ずつ重ねずに盛る
・飾り盛り:2)巻く
⇒角皿
・基本的な盛り方:①-1)並列に盛る
・基本的な盛り方:②-2)扇状に盛る
・飾り盛り:3)たたむ
⇒深皿
・基本的な盛り方:②-3)無造作に盛る
※グリーンサラダの上にローストビーフを3枚~5枚散らすようなイメージ。
付け合わせを用意する
付け合わせは、正直何でもOK。お好みで、お家にストックされている材料で、旬のもので、など自由に選んでもらって構いません。そんな中でも、ローストビーフの口直しになるもの、食感のアクセントになるものなどが望ましいでしょう。
調理法としては、【焼く・茹でる・蒸す】を選択されることをオススメします。加えて、ローストビーフの持ち味を消さないために、付け合わせの味付けは薄めの塩コショウ、あるいは味付けしないというのがコツです。(ローストビーフ用にソースを用意してあることを想定しています。)
*付け合わせ例
・根菜/じゃが芋、人参、レンコン、かぶ、ラディッシュ
・緑黄色野菜/ほうれん草、ブロッコリー、スナップエンドウ
・淡色野菜/玉ねぎ、白ネギ、青ネギ、水菜、カリフラワー、レタス
・きのこ類/しめじ、エリンギ、マッシュルーム
ローストビーフの盛り方のコツ【まとめ】
ここまでの内容を振り返ってみます。
・盛り付け終わった、完成形のイメージを浮かべる。
・ローストビーフの全体量と、盛り付け方を擦り合わせる。
・盛り付け方と、手持ちのお皿を擦り合わせる
・付け合わせを決める
これらを踏まえて、いざ調理、そして盛り付けへと向かいましょう。
手持ちのお皿でも、チョット盛り方を工夫するだけで、1ランク上の料理になります。
ホテルやレストラン風に、あるいはカフェっぽく盛り付けてあげれば、それだけで料理上手に見えちゃいますよ♪
ぜひお試しください(^^)/