薬膳の取り入れ方について。自宅にある食材の組み合わせだけで作れる?
『薬膳』と聞いて どんなイメージをお持ちでしょうか?
日常生活には程遠いイメージをもたれてる方が多いのではないでしょうか。
私もはじめて 『薬膳』と聞いた時は 「高麗ニンジンでスープをとる様な料理?」・「普段は食べないような特殊な料理?」・「材料にお金がかかりそう・・」
マイナスのイメージしかありませんでした。
でも・・・
『薬膳』は、身近な食材を組み合わせ、季節・体質・風土・気になる症状に合わせ使い分けることなのです。
今回は薬膳の取り入れ方についてご紹介していきます。
興味のある方は最後までお読みください。
薬膳の取り入れ方について
日常の食事で体を整えることは 誰にでも毎日できる健康法です。
難しく考えずに!
まずは、日々の食事に旬の食材を使ってみてください。
季節ごとに起こりやすい症状・食材をいつも行かれるスーパーにも売っている食材でご紹介します。
◇夏・・・体に熱がこもりやすくなり、消化不良・不眠が起こりやすくなります。
⇒レタス・トマト・すいか・ピーマン・すいか・アジ
◇秋・・・粘膜が乾燥して炎症が起こりやすくなり、皮膚のかゆみ・セキなどの症状が起こりやすくなります。⇒ぎんなん・さつまいも・里芋・栗・さば
◇冬・・・冷え・下痢・神経痛・腰痛などの症状が起こりやすくなります。
⇒こぼう・小松菜・大根・いわし・みかん
いかがでしょうか。
『薬膳』を取り入れることは 意外と簡単な気がしてきたのではないでしょうか。
楽しみながら 薬膳に一緒にはまりましょう!
自宅にある食材だけの組み合わせで作れる?
「はい。作れます!」
いつも行っている近所のスーパーで買える食材・冷蔵庫にある食材で簡単に作れます。
特別な所へ買いに行かないと手に入らないような食材を私は使いません。
私のおすすめ簡単メニュです。
小さなお子様のいるご家庭でも、おつまみにも使える一品です。
夏・・・とうもろこしご飯
秋・・・里芋と鶏肉の炊き込みご飯
冬・・・豆乳のクラムチャウダー・鶏肉とねぎの黒コショウ炒め
薬膳料理って意外と簡単だと思われたのではないでしょうか。
気になる症状別 簡単レシピ
◇眼の疲れ(スマホ・パソコンで疲れがたまっていませんか?)
<あさりと春菊のさっと煮>
ごま油で春菊をさっと炒め別のお皿にあげる。
あさり・塩少々・酒大さじ1をフライパンに入れふたを閉め、あさりの殻が開いたら春菊を戻し完成です。
◇不安感・イライラ(何となくやる気が出ないなという方も多いですよね。)
<さつまいものシナモン風味>
さつまいもは輪切りにし 醤油大さじ1・はちみつ大さじ1・水1/2カップで煮詰める。
汁気がなくなったら シナモンパウダーとレモン汁でふりかけて完成です。
※シナモンには生理痛を和らげる効果もあります。
◇疲労回復(季節の変わり目は疲れがたまりやすいですね。)
<かぼちゃのいとこ煮>
かぼちゃは食べやすい大きさに切り、水150ccで煮る。
少し柔らかくなってきたらあずき缶・醤油大さじ1を加え 落し蓋をして弱火で10分位煮て完成です。
※かぼちゃの種はよく洗い1~3日位、天日干しをしフライパンでよく炒煎る。
私は塩を少し振ります。カレーパウダーもおすすめです。
おやつにやおつまみにいかがでしょうか。
薬膳の取り入れ方【まとめ】
『薬膳』の発祥の地・中国での本場の薬膳をそのまま日本の食卓で取り入れるのは難しいと思います。
薬膳とは本来の意味は[健康を維持し、病気を未然に防ぐもの]と考えられています。
何の影響も及ぼさない食べ物などありません。
昔ながらの和食は薬膳料理そのものです!
そう考える日常の生活に『薬膳』を取り入れる事は簡単な気がしませんか?
家族の為に自分の為に 普段の生活に『薬膳』を取り入れていきませんか。
最後までお読みいただき ありがとうございました。