にんじんの葉はアク抜き必要?おいしい食べ方とうれしい効能も!
にんじんの葉は独特の苦みやクセがありますよね。あまり好きでない人も多いと思います。
しかし、にんじんの葉はアク抜きが必要なく少しの工夫で食べやすくなります。
栄養素も豊富で、アンチエイジングや免疫力を高めるといううれしい効能もあります。
スーパーでは見かけることは少なく直売所で夏頃出回ることもあるので見かけたらぜひ購入してみてくださいね。
さっと茹でてマヨネーズやトマトと合わせると独特のクセが和らぎ食べやすくなるのでご紹介します。
にんじんの葉はアク抜きが必要?
にんじんの葉はアク抜きなしでそのまま食べることができます。
独特の苦みとクセがあるのでアク抜きが必要と思っていましたが、アク抜きをせずに食べることができるんですね。
にんじんは年中出回っていますが、にんじんに葉がついたものはあまり見かけません。
にんじんの葉は主に間引きしたにんじんについているものなので、にんじんの収穫期に向けて夏頃に間引かれます。そのためにんじんの葉は直売所などで、夏頃に販売されます。
アク抜きは必要ないとはいってもクセがあり食べにくいと感じてしまうかもしれません。
調理方法の工夫はもちろんですが、にんじんの葉によっても食べやすさがかわってきます。
根の部分(にんじん)があまり成長していないもの、葉が生き生きとした緑が鮮やかなものを選ぶことでふわっとやわらかく食べやすいです。
にんじんの葉のおいしい食べ方
おいしい葉を選んでも、子どもや野菜が苦手な人は食べにくいかもしれません。そんなときは、軽く茹でるとにんじんの葉の独特なクセが緩和されます。
ツナやマヨネーズ、トマトなど他の野菜と合わせることで食べやすくなります。
また、天ぷらやチヂミにすると全く気にならないぐらい美味しく食べることができますよ。
私の1番のおすすめは「にんじんの葉のふりかけ」です。にんじんの葉の味がアクセントになりごはんとの相性もよく美味しいのでぜひ作ってみてくださいね。
ごはんと一緒に食べるのでにんじんの葉の味が全く気になりません。
(材料)
・ちりめんじゃこ 20g
・サラダ油 小さじ1/2
・醤油 大さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・塩こしょう 少々
(作り方)
2.フライパンにサラダ油を入れて、にんじんの葉の茎の部分を炒めます。しんなりしてきたら葉の部分を入れさらに炒めます。
3.火が通ったら調味料を全て入れ、水分を飛ばして完成です。
ちりめんじゃこの代わりに白ごまやかつお節、クルミなども合いますよ。
にんじんの葉の栄養素と効能
にんじん自体も緑黄色野菜で栄養価が高い野菜ですが、にんじんの葉も栄養素が豊富な野菜です。カルシウムやビタミンC、鉄などはにんじん自体よりも豊富に含まれます。
さらに、健康と美容によいとされている「フラボノイド」も豊富です。「フラボノイド」はあまり聞きなじみがないかもしれませんが、ポリフェノールの1種です。
ここ最近、色々な効能があるということで注目されていますよね。
フラボノイドの効能は大きく分けて3つです。
1.アンチエイジング効果
老化の原因の1つは活性酸素であり、これは年齢とともに増加すると言われています。
他の物質を酸化させる作用が強い酸素のため、正常な細胞や遺伝子を酸化させてしまいます。
そのため肌のシミやシワ、肌荒れが起こりやすくなります。フラボノイドを多く含むにんじんの葉を食べることで活性酸素を減らすことにつながります。
2.免疫力を高める
活性酸素は動脈硬化がんなどの原因ともされていて、風邪を引きやすくなることもあります。
にんじんの葉には、ビタミンCもにんじんと比べて約4倍含まれます。
フラボノイドとビタミンCの効能で強力な抗酸化作用が発揮されます。そして風やウイルスに強い身体になります。
3.血液がさらさらになる
血管を強くする作用もあり、血液がさらさらになります。血液がさらさらになるとむくみにくくなったり、動脈硬化などの予防になったりします。
にんじんの葉はあく抜きが必要?【まとめ】
・にんじんの葉はアク抜きは必要ない
・にんじん自体が成長していない、緑が鮮やかなにんじんの葉を選ぶと食べやすい
・さっと茹でるとクセが和らぐ
・にんじんの葉の天ぷらやチヂミ、他の野菜と合わせる、マヨネーズやツナと和えると食べやすい
・にんじんの葉のふりかけもおすすめ
・抗酸化作用の強いフラボノイドが豊富でアンチエイジングや免疫力を高めるのよい
ここでご紹介した栄養素は一部なのでまだまだうれしい効能のある栄養素が豊富に含まれています。
和え物やふりかけなど食べやすい方法を見つけてにんじんの葉をぜひ食べてみてください。