人参の煮る時間は何分?柔らかく甘く栄養を逃さない方法
人参ってなかなか柔らかくならないですよね。煮物をしても人参だけかために仕上がってしまったりします。
人参の柔らかく煮る時間の目安は20分です。長いなと思いませんか?電子レンジだと2~3分で柔らかくなります。
また、加熱の仕方によって甘さがかわってきます。
年中安く売られていて冷蔵庫にあると彩りなど重宝する野菜で、緑黄色野菜でもあります。
せっかくの栄養を逃さず調理する方法もご紹介します。
人参の煮る時間は?水から茹でて柔らかくなるまで20分が目安
人参は量や切る厚さにもよりますが、柔らかくなるまで20分が目安です。
もちろん薄く切れば早く柔らかくなります。
水の状態でゆっくり煮ると甘みを引き出すことができます。
まずは、煮物ぐらいの柔らかさまで煮る方法をご紹介します。
2.鍋に人参とひたひたになるまで水を入れ、火にかける
3.中火でふつふつする状態を保ちながら20分煮る
4.竹串でかたさを確認し、ザルにあげる
これで1cmぐらいの厚さの輪切りの人参は柔らかく仕上がります。
中火のふつふつとした状態で、じわじわと温度を上げていくことで中心まで均一に火が通ります。
また、水を入れるときに塩を少し入れると、甘みをさらに引き立てることができるのでおすすめです。
また、塩を入れると人参スティックなども何も付けずに美味しく食べることができますよ。
人参の切り方別の煮る時間を一覧にしたので、参考にしてみてください。
いちょう切り(5mm) 5分
短冊切り(5mm) 5分
半月切り(5mm) 6分
角切り(1cm) 8分
輪切り(1cm) 20分
乱切り 20分
人参の煮る時間は電子レンジを使うと2~3分で柔らかく
人参を水から煮ると20分かかりますが、電子レンジだと2~3分で柔らかくすることができます。
電子レンジで加熱すると人参の栄養素が水に溶け出ることがありません。
デメリットとしては、加熱ムラが出やすいのと薄切りの人参は焦げたり水分が抜けすぎたりしてしまうことです。
1.人参を洗い、皮をむき輪切りにする
2.耐熱皿に人参が重ならないように並べる
3.大さじ1の水をふってラップをする
4.600W2~3分加熱する
5.竹串でかたさを確認する
薄切りのいちょう切りなどは、小さめの耐熱皿に入れ短めの加熱時間で様子を見ながら加熱するようにしてください。
人参の栄養を逃さない調理方法
人参の主な栄養素はβカロテン、ビタミンA、カリウム、食物繊維です。
最近の研究でβカロテンが人参を水で煮ているときに、流出していることが分かったそうです。
人参を煮る場合、人参1本丸ごと煮ることでβカロテンが流出しにくいと言われています。
しかし、1本煮るには30~40分かかり加熱してから切るということになり煮物だと味の染みが悪くなりますよね。
離乳食などは丸ごと煮て潰すとよいかもしれませんが、普通の料理ではなるべく大きく切って煮るとよいかもしれませんね。
また、人参は生で食べることもあるかもしれませんが、加熱した方がβカロテンの吸収率はよくなります。
人参はビタミンAも豊富です。βカロテンも体内でビタミンAに変換されるので、人参を食べることでかなりビタミンAを摂ることができます。
ビタミンAは、油との相性がよく、煮るよりも油で炒める方が吸収率はよくなります。
人参を煮てスティックで食べる場合でも、マヨネーズやドレッシングを付けると油と組み合わせることができますね。
人参グラッセはお湯にバターを入れて煮ますが、とても理にかなった調理法です。
このように、人参は大きめに切って加熱をして油と組み合わせると栄養素を効率よく吸収できます。
人参の煮る時間は?【まとめ】
・水の状態から人参を入れてゆっくり火を通すことで、均一火が通り甘みを引き出すことができる
・人参の甘みを引き出す方法として、煮るときに少し塩を入れる
・電子だとレンジだと人参は600W2~3分2~3分で柔らかくすることができる
・人参はβカロテンとビタミンAが豊富
・βカロテンとビタミンAを効率よく吸収するには、油と組み合わせて加熱をするとよい
人参を柔らかくするのは思ったより時間がかかりますが、時間がないときには電子レンジ、甘みを引き出したいときには水から煮るなど状況に合わせて使い分けてみてくださいね。