モロヘイヤの副作用とは?期待できる効能と食べ過ぎ注意の毒性を調査
夏野菜には、夏バテしそうな暑さを乗りきる栄養素が豊富なものがたくさんあります。
とくにモロヘイヤはその最たるものといえます。
料理したときにでるあのネバネバにはオクラや納豆と同じネバネバ食品として、体によいイメージをもつ人も多いと思います。
このモロヘイヤですが、実は食べ過ぎには注意しなければいけません。
なんと毒性まで持っていて、副作用まであるのです。
この記事ではモロヘイヤの栄養と効能、そして毒性と副作用についてご紹介します。美味しく食べてほしい野菜ですので、是非ご一読ください。
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モロヘイヤはエジプト原産の野菜
モロヘイヤはどこから来たのかご存知でしょうか?
名前の語源でも、ピンとくる方は少ないと思います。
原産地はエジプトで、なんと紀元前から食べられていたそうです。
その栄養の高さから、エジプトの王も食していたらしく、アラビア語で「王様の野菜」と言う意味があるそうです。
歴史がある野菜なのですが、日本に入ってきたのは1970年代で、意外と最近のようです。
モロヘイヤに毒性のある部分はズバリ‼茎と新芽と種子
モロヘイヤは栄養が豊富な印象がつよい野菜です。
一体どこの、毒性があるのでしょか?
毒性がある箇所はあくまで一部分で、全体に毒性が含まれているわけではありません。その部分は「茎」、「新芽」、「種子」になります。
茎は普通に食べる部分ですので、驚かれた方もいると思います。
実は、スーパーや八百屋などの商店で売られているモロヘイヤには毒性が含まれておりません。
モロヘイヤに毒が含まれる前の状態に収穫するからだそうです。売られているものに関しましてはご安心ください。
反対に家庭菜園などで収穫する際はくれぐれも注意が必要です。
とくに種子には、めまいや吐き気の副作用を起こす危険性もあります。
食べ過ぎによってあらわれるモロヘイヤの副作用に注意
毒性のある部分を除けば、モロヘイヤは栄養素は高く、低カロリーです。
よって健康の為に、たくさん摂取するほうがいいと思われがちです。
しかし食べられる箇所を気を付けても、食べ過ぎにより健康に害を及ぼす可能性があるのです。
モロヘイヤは一日あたりの摂取量は一束、約100グラムが目安と言われており、それ以上食べると、次のような副作用が心配されます。
含まれているシュウ酸を摂り過ぎによる副作用
しゅう酸とは、いわゆるアクのことを指します。
ほうれん草などにも多く含まれておりますが、これを取り過ぎると副作用で尿路結石を起こしやすくなります。
シュウ酸が結晶化し、尿路に石として形成される病気でつよい痛みを伴います。予防でも食事療法が一般的なので、やはり取りすぎには十分注意しましょう。
調理の段階でしっかり下茹でしたり、カルシウムが多い食品と一緒に食べることも効果的です。
含まれる食物繊維の摂り過ぎによる副作用
モロヘイヤは多くの水溶性食物繊維を含んでいます。
本来は糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えたり、便を軟らかくする働きがありるのですが、摂り過ぎるとお腹がゆるくなってしまうのです。
そのため、モロヘイヤを食べ過ぎは軟便や下痢になる原因となりますので注意が必要です。
モロヘイヤがもたらす効能は美容と免疫
食べ過ぎに気をつけなければいけませんが、適量で摂取すると、とても体にいい野菜です。
マグネシウム、カルシウム、カリウム、他にはビタミンAやビタミンCも含まれています。
これの栄養素で得られる効能は、美容効果はもちろん体の免疫力も上げてくれます。
これに加え、食物繊維による効能の整腸作用もあります。この健康的な効能が「王の野菜」言われる所以なのでしょう。
モロヘイヤの副作用【まとめ】
モロヘイヤついては身近な野菜と思っていたけど、知らなかったことも意外とあったのではないでしょうか。
摂り過ぎや食べる部位によって体に害があることと同時に、適量で摂取することでとても素晴らしい効能が得られることがわかりました。
料理としても良く茹でておひたしにすると、ネバネバ感が引き立ってくせになりますし、天ぷらで食べてもとても美味しいです。
上手に活用して、夏バテ解消や美容の向上、健康促進に役立ててみて下さい。