ネギは植えっぱなしでも育つ野菜?初心者向けに家庭菜園の仕方の基礎を解説!

家庭菜園で作物を作ることを趣味にされてる方、最近多いのではないでしょうか?

ホームセンターに行けば苗や肥料、そして道具などが一通り揃っていますし、畑のような土地をシェアするところも身近にあり、気軽に家庭菜園を始めることが出来る環境にあると思われます。

ですが栽培となると話は別です。野菜や果物はいわば生き物ですので、手間ひまかけて接した分だけ美味しく育ちますし、実際に育ててみないと分からない苦労がたくさんあります。

出来上がったものも、味や姿が全く違うことだってあります。苦労するのも栽培の醍醐味でもありますが、できれば楽して収穫したいと思うのも事実です。

種だけ植えっぱなし、あとは勝手に大きくなって収穫を待つだけなんて野菜はあるのでしょうか?

ネギは植えっぱなしにピッタリな野菜!?

ネギ全般は多年草に属します。ちなみに多年草とは数年に渡って枯れず、毎年花を咲かせる植物をいいます。

一言にネギと言いましても、長ネギや玉ねぎなど種類もたくさんあります。

そして、栽培方法もそれぞれ様々で、気をつけなけいけない点も多々あります。

今回は紹介するのは栽培も難しくない、植えっぱなし野菜にピッタリの「葉ネギ」になります。

一見地味な葉ネギも栄養満点で、家庭菜園にピッタリ

葉ねぎは、見た目は長ネギと似ていますが、葉身部いわゆる緑色の葉部分を食べます。

よくお蕎麦やうどんに使われているのが、それです。

ミネラル、カロテン、ビタミンが多く含まれていて、栄養価にも優れています。

とくにネギを刻んだときに分泌される硫化アリルが、整胃腸、便秘などに効果的といわれています。

高温と低温には強い一方、多湿には若干弱い面がありますが、元肥のみで十分に育てられます。

また、病害虫に強いので初心者向けの簡単野菜です。

畑でも、プランターでも育てられるため、環境に合わせて栽培が出来る事も魅力です。

時期に合わせて品種を選べば1年を通じて、栽培しできます。

簡単といっても、最初の準備、土づくりはとっても大事

土づくり

どんなに簡単でも、最初の下準備は大事です。

畑などで地植えする場合は、植え付けの2週間以上前に苦土石灰を施してよく耕し、1週間前には1平方メートルあたり2~3kgの堆肥と、100g程度の緩効性肥料を混ぜ込んでください。

プランターで育てる場合は、幅65cm程度のものを用意し、野菜用の園芸培養土を入れるだけです。

種まき

地植えは、幅40cmぐらいの畝を立てて、直接すじまきしましょう。

プランターの場合は、まき溝を10~15cm間隔で2列作ってまくことができます。

地植えは雨などもあり、基本水やりの必要は無いですが、プランターの場合は注意してください。発芽するまでは土を乾かさないようして管理してください。

プランター底から水が漏れ出るくらいたっぷりと与えたほうがよく育ちます。

収穫

約2ヶ月ほどで収穫時期を迎えます。

草丈が30~40cmぐらいなら、株元を3cm残して切り取りましょう。

切った場所からまた新しく生えてくるので、繰り返し収穫できます。

根元から抜き取ってしまうと、もう生えてこなくなるので注意してください。

育てば何回でも収穫は可能、けれども注意も必要

葉ネギは収穫適期を逃すとトウ立ちして味や風味が一気に落ちてしまいますので注意しましょう。

またねぎ坊主、いわゆる花芽が出た時はすぐに摘み取らなければ、葉ねぎ自体の育ちが悪くなる原因になるので気をつけて下さい。

収穫後に追肥を行うと、また立派な葉が生えてきますので、試してみましょう。

ネギは植えっぱなしで育つ?【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

葉ネギは日持ちが悪いので収穫後は風味と食味がどんどん落ちてしまいます。

必要な分だけ切り取って収穫すれば長く楽しむことが出来ます。

このように比較的に栽培が簡単で、何度も収穫できる野菜は他にもニラや三つ葉があります。育て方も似てますので参考にしてみて下さい。

なお同じ場所に植えっぱなしにしていると連作障害により株が弱ってしまう恐れがありますので、植えっぱなしのデメリットも認識しましょう。

今後は更に家庭菜園での収穫の喜びを味わっていただき、難しい作物にも楽しんで挑戦してみて下さい。

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