玉ねぎの品種のおすすめ!家庭菜園で、種や苗はどのくらい買ったらいい?

血液サラサラ効果があり、食卓で人気な玉ねぎですが、作りやすく、家庭菜園でも人気のお野菜です。

せっかく作るなら、品種にもこだわりたいですよね。

そこで、今回の記事では、数ある品種の中から、厳選した4品種についてご紹介します。

選定の理由は後でお話しますが、今回ご紹介したいおすすめの品種は「OP黄」、「ソニック」、「ケルたま」、「ネオアース」です。

それぞれの品種の特徴についてもご紹介します。

また、玉ねぎの栽培で気になるのが、種や苗を購入する数です。

あまり少なくても不安ですし、多すぎてももったいないですよね。

この記事の後半では、家庭菜園を始める方向けに、「種や苗はどのくらい買ったらいいの?」という疑問にお答えしていきたいと思います!

玉ねぎの品種選びのいろいろ

*玉ねぎ選びの基準
玉ねぎの品種を選びですが、何を基準とするかによって、おすすめの品種も変わってきます。主な基準として、次のようなものが考えられます。

①育てやすく、病気になりにくいもの
②畑でもプランターでも栽培できる
③長く貯蔵できるもの
④せっかくなので、ちょっと変わったもの
⑤味、形、収穫量などが優れているもの  などなど

今回は、これから玉ねぎ栽培を始めてみようと思う方向けに、特に①~③を重視し、④の変わった品種にも触れていきたいと思います。

*覚えておきたいキーワード
玉ねぎには、植え付けから収穫までの期間の長さによる分類があります。

基本的な分類は、「早生(わせ)⇒中生(なかて)⇒晩生(おくて)」で、後になるほど収穫までの期間が長くなります。

ここで押さえておきたいのは、基本的に、早生(わせ)は貯蔵に向いておらず、晩生ほど長期の貯蔵に向いているということです。

「早く成長する=老化も早い」とイメージして頂ければ分かりやすいかと思います!

玉ねぎの品種のおすすめの4品種!

OP黄

タイプ:中生、プランター栽培:可
まずご紹介したいのがOP黄です。

玉ねぎの品種の中では定番中の定番で、家庭栽培用としてもおすすめされることの多い品種です。

特徴としては、病気にとても強く、初めての方でも失敗しにくい玉ねぎとなっています。長く貯蔵も出来る品種です。

ソニック

タイプ:早生、プランター栽培:可
早生タイプの中で人気なのがソニックです。

収穫が早いほど貯蔵しにくい、ということをお話しましたが、早生タイプでありながら、貯蔵性にも優れている、というのがソニックの特徴です。

いわゆる新玉ねぎなので、辛みが少なく、サラダに向いています。

ケルたま

タイプ:晩生、プランター栽培:可
晩生タイプから、変わりダネを二つご紹介します。まずは、ケルたまです。

名前の「ケル」は、「ケルセチン」のケルで、ケルセチンという成分の含有量が高いのが特徴です。

ケルセチンは、血中のコレステロールを下げるなどの効果が知られています。

健康志向の方は、ぜひチャレンジしてみてください!晩生で、貯蔵性もあります。

ネオアース

タイプ:晩生、プランター栽培:可
もう一つご紹介するのが、こちらのネオアースです。

玉ねぎの中でも、形、つやが美しいのが、ネオアースの特徴です。

野菜を自分で育てるだけでも大きな楽しみですが、美しい玉ねぎを目指してみる!というのも、また違った楽しみではないでしょうか?

もちろん、美味しさ、貯蔵性も兼ね備えています。

どのくらい買ったらいい?~種や苗を購入する数の目安~

玉ねぎの種を買おうとすると、3ml入、20ml入など、「体積」で表示されている場合が多いので、戸惑う方もいらっしゃると思います。

また、苗にも一束50株、100株など様々な数で売られています。

ここでは、家庭菜園を始められる方向けに、種や苗を購入する際の数の目安についてご紹介したいと思います!

種を買う場合

玉ねぎは、種から苗を育て、それを畑に植え替えます。

基本的に、苗1つに玉ねぎ1玉が出来ますから、アクシデントが起きないと仮定して、「苗の数=収穫数」となります。

そうです!なんとなく収穫数(=苗の数)をイメージしたら、「そのためには種がいくつ必要か?」を計算すればいいのです!

と、いっても、そんな面倒くさいことをしなくても、次の一覧表をご活用くださいね。

種から苗を育てる場合、途中で間引きをするのと環境的な要因で、苗の数はもともとの種の半数程度になります。

また、市販の種はだいたい表にあるような量で販売されていますが、それ以外の場合には、1mlあたりの数をもとに計算してみてくださいね。

さて、「体積と苗の数の関係は分かった。

でも、自分に合った苗の数が分からない……」と思われる方もいらっしゃると思います。

ご安心ください!その点については、次の項目でご紹介します!

苗を買う場合(または、苗の必要数が知りたい場合)

玉ねぎを栽培する際には、種をまいて苗を育てる方法のほかに、市販の苗を活用するという方法もあります。

どちらの場合でも、「そもそも、苗はいくつ必要なの?」という疑問が湧いてくるかも知れません。

<種を買う場合>のところでお話したように、基本的に「苗1つに玉ねぎ1玉」つまり「苗の数=収穫数」ですから、収穫したい数だけ苗を用意すればいいことになります。

といっても、目安がないと不安ですよね。

そこで目安として、「自分が植えたい面積をイメージする」といいと思います。

<横1m×縦3mの畑なら、多くて苗100株>

というのが基本です。これくらいなら、市民農園やご家庭でも始められそうな気がしませんか?

これでも多いなと感じたり、もともとプランターで栽培する予定の方なら、ここから減らしていったり、10株なら10株と、数を決めて始めて頂ければと思います!

玉ねぎの品種のおすすめは?【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

今回は、家庭菜園で玉ねぎの栽培を始めたい方向けに、おすすめの品種をご紹介してきました。

ちゃんと育てられるか不安、という方は、定番のOP黄から始めて、慣れてきたら、ソニックやケルたま、ネオアースに挑戦してみられるのもいいと思います。

ここで取り上げた4品種は、育てやすさ、病気への強さ、プランターでも栽培できるか、といった点を主な基準として選定したものです。

さらに進んで、「味、形、収穫量などが優れているもの」を選ぶとすれば、おすすめ品種は変わってくるかも知れません。

今回の記事を参考に、ご自分にあった品種を栽培してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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