かぼちゃのわたにカビ?取り除けば食べられるの?対処方法を解説!
かぼちゃを切ったら、わたの部分にカビのようなものが、そんな経験はないでしょうか。
かぼちゃはもともとわたの部分から傷むことが多く、1/2カットや1/4カットできれいに売られているかぼちゃでも、カビのようなものが付着する場合があります。
しかし、かぼちゃに付いている「なにか」がカビのように見えるからといって、そのままゴミ箱行きにしてしまうのは、ちょっと勇気が要りますよね。
実際に、カビのように見えたものが、かぼちゃから出たでん粉であることもあります。
この記事では、カビとでん粉の見分け方をご紹介し、カビだった場合、取り除くことで食べられるようになるのか、そもそも、カビの生えてしまったかぼちゃは食べられる? といった疑問にお答えしていきます!
Contents
かぼちゃに付いたカビとでん粉
包丁を入れても、なかなか切れてくれないあの硬さ。
かぼちゃが頑丈な野菜だとイメージされる方も多いかも知れませんが、実はとても傷みやすい野菜です。
特に、わたの部分から傷みやすく、カビなどが繁殖して他の部分にまで広がってしまうこともあります。
しかし、かぼちゃに生えるカビと、かぼちゃ本来の成分から出来るでん粉はよく似ていて、カビだと思ったものが、実はでん粉だったりします。
「このかぼちゃは食べられる?」と思ったときは、次のポイントを参考に、カビなのか、でん粉なのか、見分けて頂ければと思います。
色で見分ける
かぼちゃに生えるカビは主に4種類で、それぞれ緑カビ、赤カビ、白カビ、黒カビです。その名のとおり、それぞれ色が違います。
それに対して、かぼちゃに付くでん粉の色は白色のみです。
ですから、緑、赤、黒の場合はカビだと思ってください。
詳しくは後ほどご紹介しますが、このうちで緑カビと赤カビ、そして白カビは危険性が高いと言われており、この3つのカビが生えたかぼちゃは、食べないことを強くお勧めします。
かたちで見分ける
カビの色に注目した見分け方をご紹介しましたが、疑問をもたれた方もいらっしゃるでしょう。
でん粉も白、白カビも白。
どうやって見分ければいいの?
ご安心ください。同じ白色でも、その形に注目すれば、きちんと見分けることができます。
まずでん粉ですが、粉っぽいのが特徴です。
それに対して白カビは、繊維のおおい綿のような姿が特徴です。
また、でん粉はかぼちゃの成分が固まったものですから、カットした断面によくあらわれます。
一方、白カビはわたの部分に付着することが多いと言われています。ここで注意したいのが、断面に出来る黒や赤の点々です。
断面にあっても、白くなければ、でん粉ではなく黒カビや赤カビです。
黒カビ以外は、廃棄の一択
かぼちゃに付くカビは主に4つ、それぞれ白カビ、赤カビ、緑カビ、黒カビとご紹介しました。実は黒カビを除いて他の3つは危険性が高いカビだと言われています。
これら3つのカビは、毒性が強いのはもちろん、繁殖力が強いのです。
カビの繁殖力について、押さえておきたいポイントが2つあります。
ふわふわと空中を飛んで、やがて繁殖する場所で芽を出す準備をします。ですから、一見すると何も付いていない部分に、小さな胞子がたくさん付いている可能性があるのです。
このように、危険な3つのカビ(白カビ、赤カビ、緑カビ)を見つけた時は、すでにかぼちゃ全体にカビが回っている可能性があります。
「少しのカビだったから、食べられる?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、少しでもこれらのカビを見つけたら、かぼちゃの丸ごと廃棄を強くお勧めします。
黒カビの付いたかぼちゃは食べられる?
ここまで、白、赤、緑の点々が見られる場合、白い点々がでん粉だと見分けられる場合をのぞいて、食べるのを控えるようにお伝えして来ました。
ここまで読んで疑問に思われた方もいらっしゃるかも知れません。「じゃあ、黒カビの生えてしまったかぼちゃは食べられる?
それとも、食べられない?」ここでは、かぼちゃに付いた黒カビについてご説明します。
黒カビは、他のカビと比べて毒性が弱く、熱にも弱いので、カビの生えた部分とその周辺を取り除くことで「食べられないことはない」というのが結論です。
ただし、危険性がゼロになる訳ではありませんから、積極的に食べることはお勧めしません。どうしても、もったいなくて捨てられない!
という方のみ、以下の方法を参考にしてみてください。
黒カビの付いたかぼちゃを取り沿いて食べる方法
*様子が変なら、ここで食べるのをやめましょう。
(2)わたは完全に取り除く。
(3)実や皮をよく調べ、黒カビが生えているところから、2センチ程度の深さを、包丁やスプーンで取り除く。(根が張っている可能性があるため)
(4)必ず火を通して食べる。
かぼちゃのわたにカビ?【最後に】
いかがでしたでしょうか。ここまで、かぼちゃのカビと、その見分け方や対処方法ついてご紹介してきました。
特に、繁殖力の強いカビに対しては、カビを取り除くだけではダメというケースがあることは、ぜひ覚えて頂ければと思います。
しかし、最も安全な方法は、必要な分だけ、必要な時に買う、ということに尽きるのではないでしょうか。かぼちゃは傷みやすい野菜です。
計画的なお買い物で、ご家庭のフードロスを減らしていきましょう!!