和物や炒め物万能食材ほうれん草。
レシピなどで見かけるほうれん草の1束とは何gかご存知ですか?
実は1束の重さは200gです!その他ほうれん草の単位には株、束、把、本と数えられます。
これからほうれん草の数え方と単位についてご説明します!
ほうれん草の1束とは?数え方を解説
ほうれん草の数え方は植物としてそのまま数える単位と売られている場所・状態で数える単位が変わります。
株
植物としては「株」と数え、ほうれん草は根元から何本も茎葉が伸びますが、その根本からのひとまとまりを1株、2株と数えます。
本
1株から1つ茎葉を外したものを「本」と数えます。
把、束
ほうれん草などの葉物野菜はスーパーなどで1つにまとまって売っているものは「1把(わ)」「1束」と数えます。「把(わ)」とはとる、つかむ、にぎるという意味があり、束ねた物を数える数語です。
山
八百屋さんで平籠に盛られている状態だと「山」と数えます。
袋
スーパーなどで袋に入った状態の物を「袋」と数えます。
その他ほうれん草ではあまり見ませんが、網目ネットで売られているもの「ネット」、パックに入って売られているものは「パック」とまとめられた状態で数えます。
ほうれん草の1束の重さ
ほうれん草は季節や地域、店によっても1束のグラムに違いがありますが、栄養学ではほうれん草1束とは約200gと決まっています。
そしてほうれん草は1株に茎葉が7本付きと5本付きがあります。この株の違いによっても1束分の重さに違いがでます。
7本付きだと約46.5gで、5本付きは約28.6gなので7本付きのほうれん草なら4株、5本付きのほうれん草なら6株入っていれば良いことになります。
茹でると重さは減ります。7本付きを茹でると約41.5gになりました。
ちなみにそばのスーパーで売っているものは1束は10株で約200gでした。
美味しいほうれん草の見分け方
1年中見かけることができる野菜になりましたが、本来旬の時期は11月〜2月になります。
旬とは「最も育成条件が整った環境で育つ時期」なので見るからにしっかりした状態に育ち、味はさることながら栄養価もピークになります。旬の野菜は旬の時期に摂りたいものです。
美味しいほうれん草の見極め3ポイント
・葉がピンとしていて肉厚か
・茎が太い
更に細かいことを言うと、根本から茎葉が密集していて全体的にボリュームがあるもので、葉は中心の葉脈を軸にして左右対称であるものがとても良質で、根本は赤みが強ければ甘みの強い物になるのでよく見て選びましょう。
ほうれん草の栄養素
・鉄分
・ビタミンC、B6、K
・βカロテン
・葉酸
・カリウム
鉄、ビタミンB6、葉酸により貧血防止作用がある。
ただほうれん草の鉄分だけでは吸収率が悪いので、吸収率を高めるためにビタミンC、やビタミンDを含む食材と一緒に摂りましょう。
ビタミンCとβカロテンが抗酸化作用があり、βカロテンは体内でビタミンAに変わります。
ビタミンAは皮膚や髪、目の健康維持につながる栄養素です。
葉酸は赤血球の生産や、代謝に関与しており、細胞の生産や再生を助けることから、妊婦さんや成長期の子供には積極的に摂っていただきたい栄養素のひとつです!
カリウムは摂りすぎた塩分を排出してくれる栄養素の代表ですので、むくみ防止に!
ほうれん草の1束とは?【まとめ】
いかがでしたか。
今回はほうれん草の1束等の単位について解説しました!
・ほうれん草はまとめられている状態が1束で、1束とは約200g前後!
・色鮮やかで葉がピンとして茎が太く、根元が赤いものを選ぶといい!
・栄養価が高い、妊婦成長期におすすめ食材
ほうれん草は煮ても焼いても食べれて、種類によっては生でも食べれるものがあるので何にでも使える万能食材です。
常備菜のひとつとしておいておきたい野菜ですね!