回鍋肉(ホイコーロー)を作ろうと思ったら、甜麺醤(テンメンジャン)が家にない。
そんな経験は意外と多いのではないでしょうか。
結論から言うと、甜麺醤がなくても回鍋肉は十分おいしく作れます。
ポイントは、甜麺醤が担っている「甘み・コク・味噌感」を、身近な調味料でどう置き換えるかです。
この記事では、テンメンジャンなしでも失敗しにくい回鍋肉の作り方を中心に、味噌・焼肉のたれ・オイスターソースなどを使った現実的な代用レシピを分かりやすく解説します。
「家にあるもので今日すぐ作りたい」という方向けの内容です。

回鍋肉はテンメンジャンなしでも作れる?

結論から言うと、甜麺醤(テンメンジャン)がなくても回鍋肉は成立します。
もちろん、本格的な中華料理店の味を100%再現するのは難しいですが、家庭料理として「回鍋肉らしい味」に仕上げることは十分可能です。
回鍋肉の特徴は、
・豚バラ肉の脂
・キャベツの甘み
・濃厚でやや甘みのある味噌系の味付け
この3点が合わさることにあります。
甜麺醤はこの中で「甘みとコクのある味噌感」を担当しています。
つまり、この役割を別の調味料で補えれば、テンメンジャンがなくても問題ないという考え方になります。
テンメンジャンがないときの基本的な考え方

テンメンジャンなし回鍋肉で重要なのは、単品の代用品を探すことではありません。
味噌・砂糖・醤油などを組み合わせて、役割を分担させることがポイントです。
テンメンジャンが持つ要素を分解すると、
・味噌由来のコク
・ほんのりした甘み
・中華料理らしい濃さ
この3つです。
これを家庭の調味料で再構成すると、「味噌+砂糖(またはみりん)+少量の醤油」という形が、もっとも失敗しにくくなります。

一番おすすめ|味噌+砂糖+醤油で作る回鍋肉

テンメンジャンなしで作るなら、この方法が最も万人向けです。
特別な調味料は不要で、味の方向性も回鍋肉から大きく外れません。
味付けの目安は、味噌をベースにしつつ、砂糖で甘みを足し、醤油は香り付け程度に使います。
例えば2人分なら、
味噌 大さじ1
砂糖 小さじ1〜1.5
醤油 小さじ1/2
これに、にんにく・豆板醤を少量加えると、かなり回鍋肉らしくなります。
調理の流れとしては、先に豚バラ肉をしっかり焼いて脂を出し、その脂でキャベツをさっと炒め、最後に調味料を入れて一気に絡めるのがコツです。
味噌は焦げやすいので、火を弱めてから入れると失敗しにくくなります。
もし味が濃くなりすぎた場合は、酒や少量の水を足すとバランスが取りやすいです。
焼肉のたれで作る簡単回鍋肉【手軽重視】

「とにかく楽に作りたい」という場合は、焼肉のたれを使う方法もあります。
焼肉のたれには、甘み・醤油・にんにくがすでに含まれているため、味付けが一発で決まります。
ただし注意点として、焼肉のたれだけだと「回鍋肉というより野菜炒め」に近づきやすいです。
そのため、
・味噌を少し足す
・豆板醤を加える
このどちらかを行うと、中華感が強くなります。
甘口の焼肉のたれを使う場合は砂糖は不要です。
中辛や辛口の場合は、キャベツの量をやや多めにするとバランスが良くなります。
オイスターソースを使ったコク重視アレンジ
甜麺醤の代用にオイスターソースを使う方法もありますが、これは好みが分かれます。
確かに中華料理らしいコクは出ますが、回鍋肉特有の「甘味噌感」は弱くなります。
そのため、
オイスターソース単体ではなく、
・味噌を少量
・砂糖をほんの少し
この2つを補助的に加えると、回鍋肉寄りの味になります。
「テンメンジャンがないけど、中華っぽい炒め物が食べたい」という場合には向いていますが、「回鍋肉を再現したい」場合は、先ほどの味噌ベースの方がおすすめです。

テンメンジャンなし回鍋肉でよくある失敗

もっとも多い失敗は、甘すぎる・しょっぱすぎるのどちらかです。
これは味噌と砂糖のバランスを一気に入れてしまうことが原因になりがちです。
対策としては、
・調味料は混ぜてから入れる
・一度に全部入れず、少しずつ足す
この2点を意識するだけで失敗はかなり減ります。
また、味がぼやける場合は、にんにくや豆板醤が足りていないケースが多いです。
中華料理らしさは油と香りで決まるため、ここはケチらない方が仕上がりが良くなります。
どうしても「本格的」にしたいなら

何度か作ってみて、「やっぱり何か違う」と感じた場合は、テンメンジャンを買うのも選択肢です。
テンメンジャンは、
・冷蔵保存で長持ちする
・麻婆豆腐、北京ダック風、炒め物など幅広く使える
というメリットがあります。
使用頻度が年に数回でも、1本あると中華料理の再現度は確実に上がります。

まとめ|テンメンジャンがなくても回鍋肉は成立する
回鍋肉はテンメンジャンがないと作れない料理ではありません。
味噌・砂糖・醤油を中心に考えれば、家庭にある調味料だけでも十分おいしく仕上がります。
特に、「味噌+砂糖+醤油」この組み合わせは、失敗しにくく、回鍋肉らしさも出しやすい方法です。
今日はテンメンジャンがない。
でも回鍋肉が食べたい。
そんなときは、ぜひ今回のやり方で試してみてください。
